復縁までの期間はどれくらい? 必要な“冷却期間”をケース別に検証
別れた恋人を忘れられず、よりを戻したい……と考えたことはありますか? すぐに連絡を取って会いたくなりますが、復縁するためには、いったん恋人と物理的にも精神的にも距離をとる「冷却期間」が必要です。今回は、復縁するための冷却期間について考えます。
別れた彼とよりを戻したい。復縁したい相手と再び関係を結ぶための冷却期間は、どれくらい必要なのでしょうか? すぐに会いたくても、相手の気持ちが同じかはわからない。長く空きすぎたら、心が離れてしまうどころか、別の恋人が現れるかもしれない……。
別れた人と復縁するための冷却期間はどれくらい必要なのでしょうか。
■復縁の冷却期間、どれくらい必要?
復縁するためには恋人と離れ、ひとりでじっくり考える「冷却期間」が必要です。でもどのくらいの期間が必要なのでしょうか。ケース別にご紹介します。
自分がフラれた場合
自分がフラれた場合、冷却期間をどれくらい置くかは難しいところです。どんな理由があったにせよ、相手の気持ちが離れてしまったことは変えようのない事実。いくらこちらが胸を焦がしても、相手がどう思っているかはわかりません。
最も悩ましいのは、相手に新たな恋人ができてしまう場合です。復縁できる可能性はかなり低いと覚悟を決めつつ、2週間から、遅くとも1カ月くらいの間に、よりを戻したいという気持ちを伝えるべきかもしれません。
自分がフッた場合
自分がフッた場合は、自分に主導権があると考えて良いでしょう。でも、別れの原因が彼にあるとき、すぐに関係を修復しようとすると、別れの原因となった根本的な問題を解決できず、また同じ問題で別れを繰り返してしまう可能性があります。ここはグッとこらえて、まずは相手の気持ちを見極めることから始めましょう。
鍵や小物など、渡していたものの所在などを遠回しに聞いて、まだ彼がこちらに気があるかを確認するのもいいかもしれません。まだ好意があるようだったら、3カ月月くらいじっくり時間をおいて関係を詰めてゆくほうが、うまくいくことが多いようです。
喧嘩してそのまま別れた場合
喧嘩してそのまま別れた場合は、まずは喧嘩の原因と、どちらが悪かったかをしっかりと見極めることが大切です。自分が悪い場合は、すぐに謝ること。彼が悪い場合は、自分が彼の何に対して怒っているのか、自身の感情を客観的に見据えつつ、決してこちらが下手に出ることがないように注意しましょう。
冷却期間は状況にもよりますが、怒りによって相手の気持ちが別の人へいかないくらいの適度な期間が良いようです。自分が悪い場合は、1週間から2週間。相手が悪い場合でも、1カ月以内には喧嘩の原因をはっきりさせ、復縁したいのなら早めにその意志を伝えるようにしましょう。
自然消滅の場合
遠距離恋愛や仕事の忙しさが原因で、気がついたら会う頻度が減っていった……という自然消滅の場合。離れてみて初めて相手の存在の大切さに気付くということも多いものです。
自然消滅してしまった場合、難しいのは、相手の気持ちの変化をどう推し量るか。このケースは冷却期間をどれくらい置くかでははなく、自然消滅していた期間そのものが冷却期間だった、と考えるようにしましょう。まだ彼のことが好きだと思ったらすぐに連絡をとり、自分の気持ちを伝えたほうが良いでしょう。
何度も別れを繰り返している場合
実は、別れと復縁を繰り返しているカップルは少なくないようです。そういったカップルにおいては、喧嘩別れしている期間が「冷却期間」と言えるかもしれませんね。好きだからこそ喧嘩して別れを繰り返すふたりは、仲良しと言えなくもないですが「どうせまた仲直りするし……」と、安心していると、冷却期間どころか凍結時間が長すぎて、二度と雪解けが起こらない場合も。
いつものように時間が解決するのを待っていると、思いもよらない別れが待っているかも知れません。こうしたカップルは「冷却期間」を置かず、むしろすぐによりを戻すことを心がけたほうが良さそうです。
■冷却期間を置くメリット、デメリット
復縁をするために必要な冷却期間ですが、それが時に復縁を絶望的にするときも。冷却期間を置くメリット、デメリットを紹介します。
冷却期間を置くメリットは、お互いの存在の大きさや、自分の気持を確かめることができる点です。一定の冷却期間を置くことで、本当に大切なことが見えてくるもの。それが半年、一年、ときには数年かかることもあります。
デメリットは、冷却期間中に自分や相手の気持ちが変わったり、ズルズル時が流れるのを待っているうちに復縁する機会を逃してしまうこと。時間が解決することもあれば、時間がとどめを刺してしまうこともあります。
最も大切なのは、自分の気持に正直になることではないでしょうか。彼と再びよりを戻したいと考えるならば、「冷却期間」は自分の気持に正直になる期間と考え、相手の気持ちを過剰に忖度したり、不安や嫉妬に身を焦がさないようにしましょう。
■冷却期間を過ぎたらまずすべきこと
冷却期間を経て「よし、今だ」というタイミングが来たら、どんな行動に出ればいいのでしょうか。6つご紹介します。
1.メールやLINEで連絡する
冷却期間が過ぎたら、まずは彼に連絡することが何よりすべきことです。メールやLINEは最も有効な連絡手段。「おひさしぶりです」「元気ですか?」「こないだはごめんなさい」と、短く、素直な文章で、まずは相手の反応を待つのが得策。
いきなり長文のメールを書いたり、長々とLINEで自分の思いをつづることは、相手が自身の気持ちを整理する余裕をうばってしまうことになりかねませんよね。
いっときの感情でブロックされていたり、迷惑メール指定されていることもありますから、返事がない場合は冷静に、SMSなど別の連絡手段で、まずはメッセージが届いているかどうかを確かめましょう。くれぐれも、やりすぎないように注意してください。
2.電話する
メールやLINEでうまく気持ちを伝えられない場合は、電話をかけてみましょう。どんなに通信手段が進化しても、言葉に勝るコミュニケーションツールはなかなかありません。「声が聞きたくて」と、メールやLINEと同様、素直に自分の気持を伝えることが吉。
仮に相手が悪い場合でも、まずは自分がもう怒っていないこと、許す気持ちがあることを伝え、売り言葉に買い言葉にならないようにしましょう。
3.約束して直接会う
メールやLINE、電話では、気持ちを伝えられないどころか、再び喧嘩になったり、素直になれない態度にイライラして、状況を悪化させてしまうこともあります。
そんなときは会って話すと、謙虚に、まっすぐに相手と向き合えるかも。メールやLINE、電話は待ち合わせの用件のみとし、自分の気持や復縁したいという思いは直接会ってから伝えると決めるだけで、自身の覚悟も固まるでしょう。
4.相手のSNSを見てみる
LINEをしたい、会いたい……。そう思ったとき、行動に出る前に、確認しておきたいことがあります。それは相手のSNS。InstagramやFacebookを頻繁に更新している相手なら、近況を知るツールとして有効活用することができます。また、お互いが相互フォローなら「インスタ見たけど、転職したの?」「最近実家帰ってたんだね~投稿見たよ!」など、連絡するときのネタもSNSから仕入れることもできます。逆に投稿を見て「今じゃないな……」と思ったときはもう少し連絡は待ってみたほうがいいかもしれません。
5.アポなしで会いにいく
仮に相手に会う気がないか、そういう雰囲気が想定される場合は、連絡せずにいきなり会いにいくのも効果的なことがあります。それだけで気持ちが伝わりますし、不意を打たれることにより相手の本音が見えてくることも。
会ったら「ちょっと話せない?」とか「お茶、飲まない?」といった一言から始めて、深刻な雰囲気を出さないように。いきなり相手の部屋に入ったりするのはNGです。周囲に人がいる喫茶店などに移動し、相手が感情的になったり、ただ身体だけを求めてくることがないような環境作りをすることも大切です。
ただ、この行動が吉と出ないケースも多々ありますので、相手の性格を見極めて慎重に判断したほうがよさそうです。
6.毎日LINEをしてみる
一歩間違えればストーカーになってしまう行動ですが、自分の気持ちを行動を通して伝えることは、いつの時代も大切なことです。相手が嫌がることをするのは論外ですが、よりをもどしたい、復縁したいという気持ちを伝えるためには、言葉だけではなく、行動で示す必要があるのです。(とはいえ、まったく相手から返信がない場合はそれ以上連絡するのは避けましょう)
追いかけられているうちに次第に相手の気持ちが変わってゆくことも多いのですが、追いかけたあと、あえて短い冷却期間を意図的につくることも有効。
「あれ? 急に連絡がなくなった」と彼が不安になって連絡してきたら、一気に距離を詰めましょう。
■復縁の冷却期間、どう過ごす?
復縁するために必要な冷却期間は、「これ」と決まったものはありません。重要なことは、相手の気持ちが別の人に向いてしまう前に行動すること。そして、自分自身の気持ちを見つめ直すことに集中し、ただ時間がすぎるに任せることは避けるべき、ということかもしれません。
「冷却」というからには、雪解けを前提に。ただ気持ちが冷めてゆくだけの「冷却期間」は、のちのち自分自身を何倍、何十倍も苦しめることになりかねません。
どんな環境でも、相手のことが好きだったら素直にその気持ちを受け入れて、どう行動すべきか、冷静に判断することが大切になりそうです。
恋愛ライター。LINE記事を得意とし、自立した女性へ向けた恋愛記事を多数執筆。