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スキンケア順番完全ガイド:肌タイプ別おすすめ手順と効果的な方法

朝と夜のスキンケア手順を肌タイプ別に解説します。スキンケアの効果を最大化するには正しい順番で行うことが大切です。クレンジングから美容液まで、各ステップの重要性と選び方のポイントを紹介します。これを機会に、自分に合ったスキンケアルーティンを見つけてください。

スキンケア順番完全ガイド:肌タイプ別おすすめ手順と効果的な方法

スキンケアとは?

スキンケア

スキンケアとは、肌の健康を維持するために行うケアのことです。基本的には【1.洗浄】【2.保湿】のふたつの方法で構成され、過剰な皮脂や乾燥を対策します。

スキンケアは医療行為ではないため、シミやシワなどのトラブルを完全に綺麗にする力はありませんが、自分の肌に合ったケアをすることでトラブルが起きにくい環境に整えることはある程度できるといえるでしょう。そして、自分の肌に合ったケアをするために“正しい手順”を知ることが大切です。

スキンケアコスメのそれぞれの目的

スキンケアに使われるコスメの種類はさまざまですが、コスメによってそれぞれ目的が異なります。肌の状態や肌質に合わせて、ご自身に必要なスキンケアアイテムを取り入れましょう。つまり、自分に必要ないコスメを手順に入れる必要はありません

ここからは、主なスキンケアコスメの目的をご紹介するので、スキンケアの手順について見る前に、あなたには何のコスメが必要なのかチェックしてみてください。

・クレンジング
【目的】洗顔では落とせないメイク汚れ、皮脂、汗、ホコリなどを落として肌を清潔にする。
【こんな人におすすめ】メイクをする人

・洗顔料
【目的】皮脂や汗、ホコリなど肌に付着した汚れを落とし清潔にする。
【こんな人におすすめ】すべての人(補足:乾燥が気になる場合は、1日に1回ぬるま湯洗顔にしてもOK)

・拭き取り化粧水
【目的】洗顔やクレンジング後、肌に残ったメイク汚れや古い角質、油分を落とす。ブースターとして使われることも。
【こんな人におすすめ】肌のごわつきや、繰り返しできるニキビに悩んでいる方に特におすすめ

・導入液(ブースター)
【目的】スキンケアの一番最初に使うことで、化粧水の浸透感をアップさせる。
【こんな人におすすめ】角質が厚く、肌がゴワゴワして化粧水が浸透しにくい、化粧水をつけても肌がすぐ乾燥する、年齢とともに化粧水の入りが悪い気がする方

・化粧水
【目的】水分を与えて、なめらかな肌を目指す
【こんな人におすすめ】化粧水を使いたい方、商品の香りや使用感を楽しみたい方

・パック
【目的】塗ったあと、乾燥させてはがす「ピールオフパック」と一般的な「シートパック」の2種類に大きく分かれる。ピールオフパックは乾燥・角質除去などさまざまな目的の商品があり、シートパックは化粧水、美容液の代用としての役割がある。
【こんな人におすすめ】化粧水・美容液の代わりにパックを使いたい方、肌悩みにアプローチしたケアがしたい方

・美容液
【目的】乾燥向け、ニキビ向け、シミ対策向けなど、さまざまな肌悩み・肌質に合わせ、訴求成分を多く配合しているアイテムのため、目的は商品によって異なる。
【こんな人におすすめ】肌に関して、特に悩んでいることがある方

・乳液
【目的】肌に水分と油分をバランスよく与える
【こんな人におすすめ】クリームよりさっぱりしたコスメでスキンケアを終わらせたい方

・クリーム
【目的】乳液より油分の比率が高く、肌の水分や化粧水の蒸発を防ぐ
【こんな人におすすめ】オールインワンクリームなどは、スキンケアを1工程で済ませたい方にもおすすめ。

・アイクリーム
【目的】頬よりも皮膚が薄く乾燥しやすい目元を保湿する
【こんな人におすすめ】目元の乾燥が気になる、目元のシワを防ぎたい方

ただし、コスメを多く使って手順を増やすことは、肌へ触れる機会を増やす(=肌へ刺激を与える)ことになるため、一般的に推奨されていることではありません。「自分に必要なものだけを見極める」ことを意識して、できるだけシンプルなスキンケアを目指しましょう!

スキンケアの正しい順番とは?

さっそく、ここからは「スキンケアの正しい順番」についてご紹介します。そもそも、朝と夜ではスキンケアの目的が異なることを理解しましょう。目的が異なるため、使用するコスメや手順が変わることもあります。

朝のスキンケア→睡眠中に分泌された皮脂を落とす、睡眠中に乾燥した肌を保湿する、日中の紫外線を対策する、メイクノリのいい肌に整える
夜のスキンケア→日中の汚れを落とす、紫外線や花粉など外的ダメージをケアする、睡眠中の新陳代謝に備える

「スタンダードなやり方」と「敏感肌向けのやり方」の2パターンに分けて順番を解説するので、チェックしたい方を読んでみてくださいね。

【基本】スキンケアの手順

スキンケア

ここからは、基本的なスキンケアの手順と「朝」と「夜」のやり方に分けてご紹介します。

朝のスキンケア

朝のスキンケアのポイントは、メイクがヨレにくくなるように肌のベースを整えること。“塗りっぱなし”にせず、しっかりなじませ、最後に余分な油分は取り除くことでメイクヨレを対策することができます。

1.洗顔

睡眠中の汗や皮脂、肌についた汚れを洗顔で洗い流します。肌は、ゴシゴシこすらず洗いましょう。

肌表面の温度と同じ32〜34度のぬるま湯で洗うと、過度な乾燥を防ぐことができます。乾燥がひどい場合は、朝だけぬるま湯だけで洗顔するのもおすすめです。

2.拭き取り化粧水や導入液(ブースター)

好みによって、化粧水の前に拭き取り化粧水や導入液を使います。両方使う場合は、拭き取り化粧水→導入液の順番で使いましょう。拭き取り化粧水はコットンで顔をやさしく拭き取るように使います。導入液は、手かコットンで顔全体に広げてなじませましょう。

3.化粧水

手かコットンを使って、化粧水を塗ります。頬・アゴ・額・鼻というように、部位ごとにムラのないよう塗りましょう。1度にたっぷり塗らず、少量ずつ塗るのもなじみをよくするポイントです。

ハンドプレスやタッピング(馴染むまでやさしく肌を叩く方法)を行う手間を毎回行うことで、化粧水が入り込みなめらかな肌を目指すことができます。

4.美容液

美容液は、「全顔に使うタイプ」と「悩みがある部分だけに塗るタイプ」があるので、使用方法を確認してその通りに使ってください。ただし、特に油分が多いタイプの美容液の場合は、塗りムラができてメイクノリに響くケースもあります。ムラにならないようにしっかりなじませましょう。

5.乳液かクリーム

乳液かクリームを、ムラにならないように塗ります。普通肌、乾燥肌の方は顔全体に、混合肌の方は乾燥が気になるところを中心に塗ってください。

また、乳液やクリームを塗ってからすぐにメイクを始めないのが、メイクヨレを防ぐポイント。スキンケア化粧品がなじみきってからメイクを始めることで、油分によるメイク崩れを防ぐことができます。時間がないときは、少しだけ時間をおいてから余分な油分をティッシュで軽くオフしてから次の工程に進みましょう。

6.日焼け止め

紫外線ダメージを防ぐために、UV機能がついた日焼け止めを塗ります。部屋の中にいても、窓があれば紫外線は降り注ぐので日焼け止めを塗りましょう。化粧下地を塗るときと同じように、ムラにならないよう塗ってください。

また、UVカット機能は時間が経つと弱まります。日中は2〜3時間おきに塗り直すのがベストです。

夜のスキンケア

夜(就寝前)のスキンケアは、朝よりもじっくり時間をかけてできるケースが多いでしょう。また、夜の保湿が足りないと、睡眠中の乾燥の原因に。洗浄が足りない、または化粧品で油分をつけすぎると、ニキビの原因になります。しっかり汚れを落として、自分の肌にとって“ちょうどいい塩梅”で保湿することが重要です。

1.クレンジング

メイクをしている場合は、必ずクレンジングを使ってメイクを落としましょう。ウォータープルーフなど落ちにくいメイクをしている場合は、ポイントリムーバーを使ってしっかりメイクを落とします。アイメイク・リップのメイク残りは色素沈着の原因に、ファンデーションなどのメイク残りや毛穴詰まりやニキビの原因になるので気をつけてください。

W洗顔不要のクレンジングの場合は、洗顔をせず次の工程に進みましょう。

2.洗顔

朝と同じく、32〜34度のぬるま湯を使って顔を洗いましょう。朝はぬるま湯洗顔の乾燥肌の方も、夜は洗浄力の穏やかなアイテムで日中の汚れを落とすことをおすすめします。

3.化粧水

朝と同じように、手かコットンを使って化粧水を塗りましょう。ハンドプレスやタッピングも忘れずに。

4.美容液

化粧品の使用方法の通りに美容液を塗ります。朝のスキンケアと違うのは、メイクヨレを防がなくていいところ。肌悩みが気になる部分を中心にケアしてください。

5.乳液かクリーム

化粧水、または美容液の後に乳液かクリームを塗って完了です。

【敏感肌向け】スキンケアの手順

スキンケア 化粧水

肌が荒れがちな敏感肌の方は、可能かなぎり手順をシンプルにするのがおすすめです。肌への摩擦を減らしたい方は、基本のケアはオールインワンクリーム1つで終わらせるのもおすすめ。工程が少ないからといって、肌のケアが十分にできなくなるということはありません。

重要なポイントは、化粧水は使わないか、導入型乳液の後に使うこと。化粧水は、敏感な肌には刺激になることがあるためです。クリーム1つだけ、乳液先行型専用の乳液と化粧水、さらっとした乳液とクリームだけ、などあなたの肌に合う手順があるはずなので、これからご紹介する順番をベースにあなたに合う順番を探してくださいね。

また、敏感な肌には刺激になるケースがある酵素洗顔やパック、スクラブ洗顔など刺激が強いアイテムは使用を避けるのがベターです。

朝のスキンケア

スタンダードな方法を同じく、敏感肌さんの場合もメイクヨレを考慮してムラのないようにスキンケアをするのがポイントです。肌を刺激しないよう、壊れ物を触るイメージでやさしく化粧品を塗りましょう。

コットンも、人によっては刺激になることも。どうしても使うなら、綿やシルクでできた質のいいコットンを選んでください。

1.洗顔

睡眠中に顔についた汚れや皮脂を洗顔料で洗い流しましょう。乾燥がかなりひどいタイプの敏感肌さんは、ぬるま湯で済ませるのもおすすめです。

2.先行乳液

化粧水の前に、先行型専用の乳液を塗ります。ムラにならないよう、部分ごとに塗りましょう。

3.化粧水

乳液を塗ったあと、化粧水を塗ります。ハンドプレスかタッピングでしっかりなじませましょう。強く叩きすぎると刺激になるので、やさしく浸透させるイメージで行ってください。肌への刺激を極力減らしたいという方は、化粧水は使わなくても問題ありません。

4.美容液

気になる肌悩みがある場合は、美容液を取り入れてもOK。まずはゆらぎがちな肌を整えたい、肌荒れを落ち着かせたいというときは、無理に使わなくても問題ありません。

5.クリーム

乾燥が気になるときは、クリームで水分の蒸発を防ぎましょう。混合肌の方は、皮脂の分泌が気にある部分は控えめに塗ります。

6.日焼け止め

コスメがなじむまで待って、最後に日焼け止めを塗れば完了です! スキンケアの油分はメイクヨレの原因になるため、気になる部分があればティッシュオフしてからメイクを始めましょう。

夜のスキンケア

夜も、自分の肌に合わせてできるだけシンプルなスキンケアを心がけましょう。

1.クレンジング

メイクをしている場合は、クレンジングでメイクを落とします。肌をこする機会を減らすために、できればW洗顔不要のアイテムがおすすめです。

2.洗顔

メイクをしなかった日、W洗顔が必要なクレンジングを使ったときは洗顔をします。強く肌をこすらないように、手の力を抜いて顔に触れてください。

3.先行乳液

先行型乳液を、手かコットンで塗りましょう。

4.化粧水

先行乳液後、化粧水を塗ります。乳液、化粧水ともにハンドプレスorタッピングでなじませる一手間を忘れずに! 強く肌を触らないよう意識してくださいね。

5.美容液

肌悩みがある場合は美容液を。目元や口元など、部分的に使う場合は力が入らない薬指を使って塗ってみましょう。

6.クリーム

乾燥が気になるときだけ、クリームを使いましょう。朝と同様に、混合肌の方はテカリがちな部分は控えめに塗ってください。

基礎化粧品の選び方

スキンケアの手順

肌の健康を保つためには、正しい手順でスキンケアすることはもちろん、自分の肌状態・肌質に合った適切な化粧品を使うことがとても大切!

また、季節などの環境や、女性の場合はホルモンバランスによって、皮脂の分泌が増えたり乾燥しやすくなったり、日によって肌の調子が変わります。その日の肌の状態や肌質によって、いくつかのクレンジングを使い分けるのもおすすめです。

クレンジングの選び方

スキンケアの手順次第で美しい肌に

クレンジングは主に7つのタイプがあり、「肌質」と「メイクの濃さ」を考慮して選びます。

オイルクレンジング

洗浄力が強いため、ウォータープルーフタイプなど落ちにくいメイクをする方に。洗浄力強めなので、乾燥肌さんは注意が必要なアイテム。一方で、余計な皮脂が多い脂性肌さんにはおすすめです。

「刺激が強いから」と避けられがちなタイプですが、洗浄力の弱いタイプでメイク汚れが残ってしまえば、それこそトラブルの原因になります。肌への刺激が気になる方は、植物性のやさしいオイルが主成分のアイテムを選ぶといいでしょう。

バームクレンジング

バームタイプは、オイルクレンジングと同様に洗浄力が強めのアイテムです。毛穴汚れが気になる方にも人気のタイプ。「洗浄力が強いアイテムがいいけど、オイルは使いたくない」という方におすすめです。

クリームクレンジング

オイル、バームの次に洗浄力が強いアイテム。普通肌〜乾燥肌の方で、程よい洗浄力を求める方におすすめです。

ミルククレンジング

こっくりした使用感が特徴的なクレンジング。洗浄力弱めなので、ここからは脂性肌さんには向きません。

ジェルクレンジング

ジェルタイプのクレンジングは、油分が多い「油系ジェル」と水分が多い「水系ジェル」の2種類に分けられます。油系ジェルのほうが洗浄力が強く、界面活性剤の割合も多い傾向にあるのが特徴です。

「オイルフリー」の表示がある場合、成分表の一番上の成分が「水」か「界面活性剤」の場合は水系ジェル。成分表の一番上の成分が「油性成分」の場合は油系ジェルです。

肌の上で温かくなるホットジェルなどユニークな使用感のものもあるので、テクスチャーが好みの方におすすめ。

ローションクレンジング

ローションタイプのクレンジグは、ナチュラルメイク派の方、界面活性剤が少なめのクレンジングを選びたい方におすすめ。石けんで落とせるミネラルファンデーションやパウダーだけの方は、ローションタイプの洗浄力で十分。

拭き取りタイプのクレンジング

不織布にクレンジングが染み込んだタイプ、コットンに染み込ませて使うタイプがこれに当たります。アルコールが多く配合されているケースが多く、肌をこするので敏感肌の方や肌トラブルがある方には不向きです。

肌への摩擦が強くかかりやすいタイプなので、毎日使うのではなく、疲れて洗面台にいく元気がないときなど“どうしても”のときに使うのがおすすめです。

洗顔料の選び方

洗顔料も、クレンジングと同じくさまざまなタイプがあります。その日の肌状態や肌質に合わせて選んでみましょう。

スキンケア 手順

敏感肌さんは配合成分と洗浄力がやさしいものを選ぶ

敏感肌さんは、肌へのやさしさを重視して選びましょう。弱酸性、肌荒れ防止成分*1が配合されたもの、植物由来のアミノ酸系洗浄成分*2をベースとしたものがおすすめです。

人によっては肌荒れの原因になることもある刺激の強い成分(アルコール[エタノール]、合成着色料、香料、シリコン、パラベンなどの防腐剤、鉱物油など)はフリーのものを積極的に選ぶといいでしょう。「無添加」などの表記だけを見ず、具体的に何の成分が無添加なのか確認するのがポイントです。

*1 アラントイン、グリチルリチン酸2Kなど
*2 ココアンホ酢酸Na、ココイルグルタミン酸Na、コカミドプロピルベタインなど




乾燥肌さんは保湿成分を要チェック!

乾燥肌さんは、保湿成分が多く配合された洗顔フォームがおすすめ。成分表の上の方に保湿成分が書かれているものを選びましょう。「セラミド」配合の洗顔料もおすすめ。また、弱酸性の洗顔料は洗浄力が穏やかなので、乾燥肌・敏感肌さん向きです。




脂性肌(オイリー肌)は弱アルカリ性を目安に

しっかり皮脂を落としたい脂性肌さんには、弱アルカリ性の「石鹸」や「カリ石鹸」が主成分の洗顔料がおすすめです。成分表の上の方に上記の成分が書かれていれば、高配合されている目安になります。

ただし、「皮脂が多いため脂性肌だと思っていたら、乾燥肌だった」というケースも稀にあるので注意。ひどく乾燥すると、肌が油分を補おうと皮脂の分泌を増やすためです。その場合は、乾燥肌向けの洗顔料で乾燥を防ぎましょう。




混合肌は洗浄力しっかりめのアイテムで洗顔

混合肌は、部分的に皮脂の分泌量が目立つ部分がある肌のことです。基本的には、洗浄力の強い石けんや洗顔フォームでしっかり汚れを落としましょう。洗顔後、化粧水・乳液の段階で、油分と水分のバランスを整えます。




ニキビ肌には抗炎症成分や殺菌成分配合の洗顔を

ニキビ肌の場合は、ニキビ向けの抗炎症成分や殺菌成分が配合されたものを選ぶといいでしょう。さらに、ニキビの原因に合わせて選ぶことでニキビ対策に繋がります。乾燥で皮脂の分泌量が多くニキビ肌の場合は、保湿成分が多く刺激が弱いものがおすすめ。オイリー肌(脂性肌)でニキビ肌の場合は、石けんやジェルタイプのしっかり皮脂が落ちるタイプがおすすめです。

また、「ノンコメドジェニックテスト済」の表記がある商品を積極的に選ぶといいでしょう。ノンコメドジェニックテストとは、ニキビの原因となるコメドが誘発しにくい製品かどうかの試験をされているという意味です(絶対にニキビができないことを証明するものではありません)。

化粧水の選び方

化粧水も、洗顔料と同様に肌質に合わせて選びましょう。また、使用してみてピリピリ感やベタつき、赤みなど刺激を感じるときは使用を中止してくださいね。

乾燥肌は保湿成分の含有量に注目

乾燥肌は、保湿力重視で選びましょう。好みによって、こっくり感のあるテクスチャーのものを選ぶのもおすすめです。「セラミド」「ヒアルロン酸」など保湿成分が配合されていることも重要ですが、パッケージ裏の成分表をみて、どの位置に保湿成分が書かれているか見てみてください。化粧品の場合、上の方に書かれているほど多く配合されている傾向にあります。

ひどく乾燥している場合は、肌のバリア機能が低下しており荒れやすくなっているケースも多いため肌にやさしい仕様のアイテムを選ぶのがベストです。




敏感肌は「肌へのやさしさ」と「セラミド」重視で

敏感肌さんは肌のバリア機能が低下しているため、添加物が少ない敏感肌向けの化粧品を選びましょう。洗顔料と同様に刺激の強い成分、肌が荒れがちな美白有効成分も避けるのがベターです。また、とことん刺激を避けるなら化粧水を使わなくても問題ありません。




脂性肌は拭き取り化粧水との併用がおすすめ

保湿しすぎると肌トラブルの原因になる脂性肌さんは、さっぱりテクスチャーの化粧水を選びましょう。洗顔後に拭き取り化粧水を取り入れるのもおすすめ。ただし、インナードライの場合は乾燥肌と同様しっかり保湿しましょう。




混合肌は肌にやさしいアイテムを選んで

余分な皮脂を落とすためにしっかり洗浄力のある洗顔料を使っている場合は、化粧水・乳液の段階で十分に保湿しましょう。ホルモンバランスの乱れが混合肌の原因となっているケースもあるため、肌のやさしい処方の化粧水がおすすめです。




ニキビ肌は肌タイプに応じて

ニキビ肌の方は、脂性肌・乾燥肌など肌タイプに応じたケアで油分と水分のバランスを整えながら、ニキビのケアをしていきましょう。ニキビのケアに関しては、「ノンコメドジェニックテスト済み」のもので、「ビタミンC誘導体」や「グリチルリチン酸ジカリウム」配合のアイテムがおすすめ。ニキビ肌向けの拭き取り化粧水と併用してもいいでしょう。

また、ニキビが改善しにくい、頻繁にできるという場合は皮膚科で医師に相談するのがおすすめです。

乳液の選び方

乳液は基本的に、乾燥肌さんはしっとり、脂性肌さんはさっぱりという具合で肌タイプに合わせて相性のいい使用感のものを選ぶといいでしょう。

敏感肌さんはスキンケアの最初に化粧水を使うと刺激になるケースがあるため、化粧水の前に使える先行型の乳液がおすすめ。

また、乳液にはUVカット機能がある「UV乳液」や「化粧下地タイプ」のものもあります。メイク時間を時短したい方におすすめです。

美容液の選び方

美容液は、肌悩みがある方が使うアイテム。美容液は悩みに応じた訴求成分を中心に配合されたアイテムなので、悩みに適したアイテムを探しましょう。

シミ・そばかすを防ぎたい

シミ・そばかすを防ぎたい方には、美白*有効成分が配合された、いわゆる「美白美容液」がおすすめです。代表的な美白*有効成分は、トラネキサム酸、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、4MSK、ハイドロキノンなど。これらの有効成分が配合された「医薬部外品」の美容液がおすすめです。

*「メラニン」にアプローチすることでシミやそばかすを防ぐ




ニキビ・ニキビ跡が気になる

ニキビやニキビ跡が気になる方には、ビタミンC誘導体配合の美容液が人気です。さらに、炎症を防ぐために「アラントイン」「グリチルリチン酸2K」などの抗炎症成分が配合されているものを選ぶといいでしょう。




アンチエイジングがしたい

「肌のハリが気になる」「年齢とともに元気がなくなってきた」「たるみを予防したい」という方は、アンチエイジング*が目的の美容液を選びましょう。ビタミンC誘導体、コラーゲン、レチノール、フラーレンなどが人気の成分です。また、年齢により肌は乾燥しやすくなるため、保湿力が高いものを選びましょう。

*年齢に応じたケア

スキンケア順序の極意をおさえて美肌を目指そう

スキンケアの順番に気をつけることは、肌の健康と美しさを保つ上で重要です。

朝と夜で目的が異なり、それぞれに適した手順があります。

・朝は主に保護が目的で、洗顔、化粧水、美容液、乳液、日焼け止めの順が基本です。
・夜は回復が目的で、クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液、クリームの順で行ってください。

製品は水分の多いものから少ないものへ、油分の少ないものから多いものへと使用します。

肌を健やかに保つためには、正しい順番でケアして、それぞれの製品の効果を最大限に引き出すことが大切です。

Text:増村ゆかり(@ykr_menty

※こちらは2020年11月10日に公開した記事内のリンク切れなどを修正したうえで再掲載したものです。

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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