だらしないままでOK! ダイエットにもおすすめできる簡単&美味しい食べ物たち
レシピを毎回見て自分で料理を作っているけれど、おしゃれなものを作るのはそろそろハードルが高い……とDRESS会員さんからのお声をいただきました。そこで今回は、スープジャーや大拉皮(だーらーぴー)など、ダイエットにもおすすめできる、簡単に作れて美味しい食べ物を一藤さんに紹介していただきました。
「ステイホームのムードが長期化していく中で、そろそろ料理を作るのしんどくなってきたそんな方のために簡単にできて美味しいレシピを紹介するのはどうでしょう?」
と、今月のお題と称して担当編集K氏からメールが送られてきた。ははあ、さては料理研究家様宛てに出すメールを間違えてオタクに送って来ましたな?K氏もなかなかおっちょこちょいですなあ、さてツイステワッペン集めに戻りますかっと……と思っていたら本気(ガチ)らしい。どういうこと……。
突然ですが、わたくしこのステイホーム期間中袋麺にどはまりしまして、ズルズルズルズルとすすっていたら体重が3㎏増えました。貫禄が出たのか周囲から必要以上にソーシャルディスタンスを取られる始末。覇王色の覇気でも出てるのかしら。
さすがにこれではいかん! と袋麺を封印し、食生活を見直したところなんとか体重を元に戻すことができた。そのときに使っていた食材や調理器具が
・1食にかかる手間が少なく簡単にでき
・お腹にたまり自然に間食も控えられ
・美味しい!!!
ものだったので、今回は「手間をかけずに満足ご飯!」と称して、3つの商品を紹介していこうと思う。
■THERMOS「スープジャー」で不要なコンビニグルメを防ぐ
家で作業しているとき、わざわざその作業を止めて自分のご飯作るのって面倒じゃないですか。ひとりだとなおさら面倒で、ついつい袋を開けてすぐ食べられるパンやカップ麺に頼りがちになる(美味しいんだけどね)。私はファミマのくるみパンが特に好きだ。
でも毎日続くと飽きてしまうのも事実。
そんなときに便利なのがこちらのスープジャーだ。
このスープジャーを使えば、放置しておくだけで簡単に美味しいお粥が作れてしまうのである。ありがたい。
作り方は簡単。まず、本体に沸騰したてのお湯を注ぎ2~3分放置。
本体が十分温まったらお湯を捨て、そこに生米を大さじ2程度入れ適当に味付けをし、お湯を注ぐ。私は味付けが面倒なのでスープの素を放り込む。
3時間ほど放置すれば、あっつあつのお粥の出来上がりだ。朝適当に仕込んでおけば、昼には完璧なお粥が食べられる寸法である。
ちなみにこのお粥、一緒に放り込むスープの素を変えるだけで味変できるので毎日飽きることなく食べ続けることができる。個人的におすすめなのが、トマトスープの素で作るトマトリゾットだ。食べる直前にチーズを加えるとほぼ店の味になる。もはや自宅がサイゼリヤ。うまい。
洗い物もこのスープジャーとスプーンだけで済むので楽ちん。
「前日の夜に仕込んでおけば朝からお粥が食べられるよ!」という意見もあったので早速実践。ただ、さすがに7~8時間ほど放置してしまうとぬるくなってしまっていた。また、これから梅雨の季節に入り食中毒にも気を配りたいところなので、できたものは早めに食べきった法が無難だろう。
■大拉皮(だーらーぴー)は2、3本でもお腹いっぱいに
「大拉皮」は、簡単にいうと長さ30㎝・幅2㎝・厚さ1㎜の「おばけ春雨」である。
透明の定規のような見た目で食べ物とは思えないたたずまいだ。
この大拉皮のおすすめポイントは、
・ほぼ無味なのでどんな味付けにもぴったりあうこと
・噛みごたえがあり、少量で満腹になること
・主食にもデザートにも調理可能なこと
である。
使い方は春雨と同じように茹でるだけ。
ただ、サイズが大きいので茹でる前に一度水でふやかすとよい。20分程度水にでふやかしていると、全体的に白っぽくなる。その状態になってから火にかけると早く茹で上がるのでガス代の節約にもなっていいだろう。
茹で上がった大拉皮はむっちむちである。”むちむち”ではなく”むっちむち”だ。
噛みごたえはハリボーと比肩する。食べるためによーーーく噛むので、2~3本でもお腹が一杯になってくる。
豆板醤入りの味噌を使って中華風に仕上げてから、ハムなどの具材と炒めてもべらぼうにうまいし、パスタソースをかけるだけでも「強靭なフェットチーネ」といった食べ応えで◎
個人的におすすめなのがローソンで売っているホルモン鍋に茹でた大拉皮を入れる食べ方なのだけれど、食べすぎるかつ飲みすぎる危険性が大いにあったので今はちょっと封印した。えらいこっちゃである。
またこの大拉皮自体は無味なので、茹でたものに黒蜜ときな粉をかけると立派なむっちむちデザートになる。
寒天などとは違ってカロリーはあるが、なにせ噛みごたえが半端なく2本ほどもぐもぐむちむち食べるだけでしっかりお腹にたまるので暴食の恐れが低くなるのがいい。
「麺類といえばラーメンにパスタにうどん……、ちょっと飽きてきたかも……」といった方に変わった触感の大拉皮おすすめです。
■BASE FOOD(ベースフード)で一日に必要な栄養素を補完
「お粥も大拉皮も美味しそうだけれど、栄養も気にしたい……」といった方におすすめなのがこちらのBASE FOOD。
1食あたりに1日に必要な栄養素の1/3がすべて含まれている完全食である。
現在はおそらくオンライン販売のみ。
ラインナップは
・ベースブレッド(プレーン・チョコ)
・ベースパスタ(フェットチーネ・アジアン)
の4種類。
私が購入したのはベースブレッドのプレーンと、ベースパスタのアジアンだ。
ベースパスタ
まずこちらのベースパスタ。
これ1袋で1日に必要な栄養素の1/3が取れてしまう。食物由来のタンパク質も29.9g取れる。このパスタ便利すぎでは……?
パスタ自体はスーパーで売っているような生麺の焼きそばのような雰囲気。調理方法は鍋で1分茹でると書かれてあるが、麺が柔らかいので茹でる時間は短めに加減してもよいかもしれない。普通のパスタを茹でるときのように塩は入れなくてもよいそうだ。
茹で上がったパスタを今回はナポリタンにしてみた。
麺がやや柔らかく、パスタというよりも和蕎麦のような食感なので和風の味付けにも合いそう。麺が少しかたまりやすいように感じるが許容範囲内。むしろこれできちんと栄養が取れるのだから万々歳である。
ベースブレッド
次はベースブレッド。
パンの方は2個で1食分の計算のようだ。計算上では、下の写真のようなベースブレッド2個の食事を3食すれば、1日分の推奨栄養摂取量はカバーできてしまう。見た目がただの黒っぽいパンなのでベースパスタのときよりも衝撃が大きい。なんだかSFっぽいな……。
パンそのものは、雑穀が混ぜ込んである滋味深い味。噛めば噛むほど味が出る系だ。チアシードが多く練りこまれているのかプチプチとした食感がしっかりあって1個でも十分食べ応えがある。食べる前に500wで50秒ほど加熱すると焼き立てのようにホコホコになり、より美味しく食べられるのでおすすめだ。
素朴な味わいのパンを生かしてオープンサンドのようにしても美味しい。
ただ私は朝からオープンサンドを作る気力がないので基本これ(プロテイン&パン)だ。栄養素がバランスよく取れるためか、お腹が空きにくく間食も自然に減っていった。これも体重減少に一役買ったのだろう。
パンふたつ、パスタ1皿だけでも十分に栄養が取れてしまうので、「今日はちょっともうご飯作る気力ないよ……」といったときに役に立つこと間違いなしのBASE FOOD。
食生活の乱れが気になるけれど、具体的にどこから改善すればわからない方にもぜひ試していただきたい一品だ。