昭和生まれが「懐かしい」と感じるJポップ9選
歌は世につれ世は歌につれ。懐かしいメロディや、サウンドを耳にするだけで、当時のいろいろな思い出が蘇ってくるものです。今回はとくにJポップにスポットを当てました。
■松田聖子、中森明菜、小泉今日子
聖子派、明菜派、キョンキョン派に別れてた。
三者三様の魅力があって、今聴き返してみても、曲の質、歌唱力ともに悪くない。
というか、グっとくる……。
■アイドル四天王
聖子ちゃんらの次世代のアイドルとして登場。
南野陽子、中山美穂、工藤静香、浅香唯さんら4人は、中でもひときわ売れていて、テレビで見る機会も多かった。
■チェッカーズ
アイドルとしてヒットを連発。
80年代当時、クラスの誰もが彼らのファンでした。
藤井フミヤさんの真似をして、前髪をひとすじだけ垂らすスタイルも流行しました。
■C-C-B
『Romanticが止まらない』が懐かしい。
中山美穂さん主演ドラマのテーマソングだったので、今でもこの曲を聴くと、初々しい彼女の姿を思い出してしまう。
ブルーやグリーン、赤やイエローなど、カラフルな髪色が特徴だった。
少しでも近づこうと、チョークで髪に色をつけるという荒技を編み出す子もいた。
■BOØWY
斬新なビジュアルでバンドブームの火付け役に。
クラスの男子たちがみんな聴いてた。
バンドのロゴは、3文字目がストロークを付けた「O」。
それがなぜかめちゃめちゃカッコよく思えた。
ノートにいろいろな書体でレタリングするのが流行った。
■ビーイング系
B'z、ZARD、WANDS、T-BOLAN、DEEN、大黒摩季……。
90年代はじめ頃は、どこもかしこもビーイング系のサウンドで溢れていました。
■一連のTKサウンド
t.r.f、安室奈美恵、朋ちゃん、globe、dos……。
90年代の記憶を思い出すと、背景には必ずTKサウンドが流れている。
■渋谷系
ピチカート、オリジナルラブ、オザケン、コーネリアス、スチャダラ、カヒミカリィ。
ギターポップやエレクトロポップなど、かわいい感じの音楽からオルタナ系、ラップまで。
当時の主流というよりは、一部のおしゃれな人たちが好んで聴いているイメージがあった。
■ヴィジュアル系
X JAPAN、LUNA SEA、GLAY、L'Arc〜en〜Ciel、黒夢……。
それぞれ似ているようで、ファンからすると全然違ってて、棲み分けがきっちりできていた。
でも、対立するとかではなく、お互いをきちんとリスペクトしていた。
ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。