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「恋は盲目」と感じるときあるある

他人のことは「よくやるよね」と斜めに見ているくせに、自分が当事者になると、どっぷり自分の世界に浸ってしまう……。あぁ、恋ってなんって滑稽なのかしら! 「恋は盲目」と感じるときあるある。

「恋は盲目」と感じるときあるある

■わたしの彼氏は俳優似

フツメン、なんなら中の下くらいの人でも、
世界でもトップクラスのイケメンに見える。

私には、自分の彼氏がディーン・フジオカみたいに見えるけど、
誰もそうはいわないので、たぶん私だけなんだと思う。

■周囲の声が雑音にしか聞こえない

とんでもないダメ男のことを好きになったとき、
友達からの心からの「やめときな」が、
意地悪にしか聞こえず、あとになってありがた〜い助言だったと気づく。

■究極バイアス

好きになった人のものはなんでもきれいに見えて、
額にかいた汗とかも、「聖水か」ってくらい貴いものに見える。

■世界中の誰よりきっと……

ごく普通の恋で、それほどでもない相手だとしても、
自分たちが世界の中心にでもいるような気になる。

■そう長くも続かない

いいところばかり目について、どうしたって悪いところでも
魅力や個性とみなす、魔法のような思考回路が生まれる。

口臭とか加齢臭とかさえ、もみ消してしまうほどのパワーがあって、
魔法が解けたときの衝撃がとにかく半端ない。

鈴木一禾

ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。

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