いま、空前の「失敗」ブームが来ていると感じる。『しくじり先生』(テレビ朝日)は深夜枠からゴールデンタイムに大躍進。「私、失敗しないので」の名台詞で有名な『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(同)も、次回スペシャルでは「私、失敗しないので」で始まるという。
1週間の自由と解放・歩いて暮らすポートランド
2015年6月27日〜7月2日、4泊6日でポートランドに向かいました。
1週間の自由と解放・歩いて暮らすポートランド
「ポートランドって神戸?」
「それはポートアイランドですから!」(笑)
ポートランドに行くというと、たいていこんな反応がかえってきます。
昨年2014年10月から3ヶ月間開講された「DRESS自立塾」で出会った私たち(輪湖、藤瀬、加藤)。自立塾の講義に登壇してくださった、カフェ・カンパニー株式会社の楠本修二郎氏が課題として読むようにとすすめてくれた本「TRUE PORTLAND」(BRIDGE LAB)が、今回の旅のきっかけとなりました。
アメリカ、オレゴン州ポートランドは、カルフォルニア州の少し北に位置し、香川県高松市と同じくらいの広さで、人口約60万人の小さな街です。
雑誌「KINFOLK」や、1杯1杯丁寧に入れる「サードウェーブコーヒー」などのカフェブームのルーツといえば、少し身近に感じる人も多いのではないでしょうか。ポートランドは1980年代から、家賃が安く住みやすい土地を求めてアーティストや若き起業家が数多く流入し続けており、今でも毎週400人が移住する「全米ナンバーワンの住みやすい都市」と言われているそうです。本を通して、クリエイティブで開放的なポートランドの魅力を知った私たちは、自分たちの目でそれを確かめてみたくてたまらなくなり、自立塾塾長の安藤美冬さんと共に、2015年6月27日〜7月2日、4泊6日の旅に出ることにしました。
ところがいざ旅の下調べをしてみると、日本にはポートランドに関する情報がほとんどありません。検索しても、ポートランド関連書籍はわずか数冊。今、日本に入ってきている“ポートランド的なもの“は、トリックスチェアや荒削りのリメイク・ビンテージ家具、多肉植物など、どちらかというと男性のフィルターを通して商業的に輸入されたもののように感じました。
開き直って、事前になんの予定も立てず運を天に任せて5日間を過ごすことにした私たち。ポートランドで出会ったのは、健康的で豊かな食文化、最先端で個性的なアートカルチャー、開放的で幸せそうに暮らす人々。洗練されつつ都会のストレスを感じない、女性が肩の力を抜いて心から楽しめる街の魅力でした。
1週間の自由と解放が味わえる街、ポートランド。世代も職業も違う私たちが体験したポートランドを、DRESSなみなさんにたっぷりとお伝えします。
(今回、品揃えが豊富で現地のサポートが手厚いHIS渋谷支店の三浦様に旅計画のサポートをしていただきました。格安航空券で有名なHIS様、アメリカには8拠点もあるそうです。この場を借りてお礼申し上げます。)
Photo,Text/Monami Wako
▼バックナンバー
ポートランド旅行記 #1
「作詞家がポートランドに刺激と興奮を求めてみた」
ポートランド旅行記 #2
「偏愛に気づく街」
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