「この人と恋愛は無理」と思われるLINE実例。こんなやりとり避けてほしい!
「これをやっちゃうと、相手が一気に離れていく」。そんなLINE事例をご紹介します。まだ付き合っていない相手との恋を実らせたい方は、こんなLINEにご注意を!
これまで数回、LINEのやりとりの難しさについてお伝えしてしてきました。そのたびにいろいろなご感想をいただき、「想像以上にLINEで悩んでいる方がいらっしゃる」と知りました。
私の経営する結婚相談所でも、LINEトラブルが原因で交際終了になるケースが少なくありません。結婚相談所で知り合った男女のLINEは、まだ恋が始まっていない関係のコミュニケーションツールになります。ちょっとした行き違いで破局になってしまうので、より一層の注意が必要です。
そこで、今回は「こんなLINEを送ったから交際終了になってしまった」という事例をご紹介します。結婚相談所を利用していなくても、「これから恋が始まりそう……」という方はお読みいただき、同じ失敗をしないでほしいと思います。
■身体的特徴を褒めるLINE
このLINEを受け取った人からのコメント
「相手がこんな風に自分を見ていたんだ、と思うと少し気持ちが悪いです。ブロックしたいくらいです」
こうすれば良かった
こちらが恋愛感情を持っていない相手から、自分の身体に関心があるようなLINEが来ると、嫌悪感を抱く人は多いです。当然ですよね。それが誉め言葉であったとしてもです。ここをご存知ない方は多いです。
また、女性は、8割の男性がほんのり苦手な傾向があります。逆に男性は、8割の女性がざっくり好きですね。結婚相談所を経営していて、たくさんの男女と接するなかで実感したことです。人の容姿を話題にするより、性格などの内面に興味を持ったことを話題にした方が良かったですね。
■知性が感じられないLINE
このLINEを受け取った人からのコメント
「社会人なのに言葉を知らない人だな、と感じます。これ以外にも言い間違いが多かったり、まとまりがない文章を送ってきたりします。仕事に支障はないのかな? と不思議です」
こうすれば良かった
結婚を希望している女性に「どんな男性と結婚したいですか?」とお聞きすると、ほとんどの人から同じフレーズが返ってきます。それは、「私よりちょっと上の人と結婚したい」です。
もっと具体的に言うと、年齢、学歴、年収、身長……すべてにおいて、自分よりちょっと上の男性であってほしいということです。また、「尊敬できる人がいい」という回答も多いです。将来のパートナーになるかもしれない相手とのLINEは、そこから知性や教養も感じたいということです。これは一朝一夕では身につかないので、日頃からの努力が必要になります。
■相手にすべて任せきりなLINE
このLINEを受け取った人からのコメント
「自分の意見を全然言ってくれないので、本当は何が好きなのか、何がしたいのかわかりません。毎回これだと疲れそうです」
こうすれば良かった
すべて相手任せですね。これでは任された側の負担が大きすぎます。
あなた任せの理由を女性にヒアリングしたところ、「彼がご馳走してくれるかもしれないので、わたしがお店を指定するのはどうかと思って……」ということでした。このLINEを送っている人の気遣いもわかりますが、ふたりのデートだということを忘れないようにしましょう。相手も忙しい中、デートプランを考えているのです。
あなたももっと積極的にかかわりましょう。相手の金銭的な負担が大きくて申し訳ないと思うのならば、「割り勘にしませんか」と提案しても良いですね。
■愚痴、不満……ネガティブな内容ばかりのLINE
このLINEを受け取った人からのコメント
「LINEの内容がネガティブだし感情的。読むと僕まで暗い気持ちになってしまいます」
こうすれば良かった
愚痴、不平、不満、泣き言……。言いたくなる気持ちはわかりますが、交際初期でこんなにネガティブな感情をダダ洩れさせてはいけません。読んだ相手まで落ち込んだ気分にさせてしまいます。これから始まる交際が明るくて楽しくなりそうな予感がまったくしません。人は「あなたといると楽しそう」と思う相手と一緒にいたいのです。
交際が順調なカップルに聞くと、「相手からくるLINEが楽しみだ」と言います。あなたもそんなLINEを送りましょう。明るい言葉を選んでいると、あなたの気持ちも上がってきますよ。
■頼りなさを感じさせるLINE
このLINEを受け取った人からのコメント
「モタモタ、オロオロしているので、頼りなさを感じます」
こうすれば良かった
結婚相談所でさまざまな人たちを見ていての経験ですが、女性が「交際を終了したい」と思うのは、相手が「頼りにならない」「リードしてくれない」と感じたときです。
この事例では、この女性が「満席になる人気店だから、予約したほうがいいです」と伝えているのに行動せず、前日になってようやく動いてみたら断られました……というパターンでした。
せめて、リカバリーは女性に頼らず、自分で別案を提示するくらいの行動力を見せた方が良かったですね。
お互いのことをまだ理解できていない交際初期のLINEのやりとりは、「この人はこういう性格かな」と想像したり、「付き合ったらこんな風になりそうだな」と判断したりする情報にもなります。
見た目の第一印象に気をつけるように、LINEの第一文言も気を抜かず、交際を深めていきたいですね。
Text/忽那里美