春色服、買ったはいいけど着なくなる……を防ぐコツ
おしゃれな人5名に「明日のコーデ」を紹介してもらう企画【明日これ着よう!】。2月25日〜3月1日までのテーマは「大人の春色投入コーデ」。5人5通りのコーデをお届けします。“月曜日担当”の輪湖もなみさんには火曜日のコーデを見せてもらいます。
春になると雑誌もお店も春らしい色であふれ、「気分の上がるきれい色〜」なんて言葉につられ、パステルピンクやラベンダー色のニットなどを買いたくなります。
でも、そうした言葉に乗せられて春色服を買い、3〜4月に数日着ただけであとは1年中クローゼットに死蔵……。
そんな失敗を私は何度繰り返したことでしょう。さすがに経験を積んだ今は、自分のクローゼットに加えたい色とそうでない色を、慎重に見極めるようになりました。
私のクローゼットのベースカラーは「黒、白、グレー、ベージュ」、そしてアクセントカラーが「赤」。スパイス的に少量投入するのが、「彩度の高いオレンジ、イエロー、グリーン」などです。
そのため、春に向けて自分のクローゼットを整理しつつ、春に投入する服は同じ色の素材違いがメインです。
赤のバックサテンのスカートは、冬のセールで買っておいたもの。冬にはブラックに合わせ、夏はベージュや白と合わせることが多くなります。
同じ服でも、ベースカラーを変えることで、十分その季節らしいスタイリングにすることができます。
派手な色や柄は、主にボトムスで取り入れるのもマイルール。顔映りをさほど気にせず服を選べるし、長身のためボトムスにインパクトがあった方が着映えがするからです(反対に小柄さんは、ポイントを上半身に持ってきた方が、バランスが良くなる場合があります)。
自分の軸色を決めておくと便利だと思う理由はいくつかあります。
手持ちの服とコーディネートしやすくなること、クローゼットの死蔵品が少なくなり、無駄な買い物をしなくて済むこと。そしてもうひとつの理由は、バッグや靴などの小物にも思い切った色を選べることです。
赤のスカートをオフィス用に着るなら、ベージュのパンプスで同系色にまとめますが、もう少しモードに着たいフリーランスの私の場合、靴にも赤のタビブーツ。あえて赤のトーン違いで「はずし感」を楽しみます。
ニット:AP STUDIO
スカート、靴:メゾン・マルジェラ
トレンチコート:ドゥーズイーエムクラス