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「春メイクは質感で勝負!」【藤原美智子 連載】

エフォートレス・シックのトレンドにあわせて、「軽やかさ」や「抜け感」を重視したメイクを身につけましょう。

「春メイクは質感で勝負!」【藤原美智子 連載】

春夏のファッションの計画は、もう立てましたか?今シーズンは様々なトレンドが混在していて、どんな感じにしようかと迷っている人も多いのではないかしら。でも全体的な流れとしては肩の力が抜けていて、こなれたオシャレな感じに見える。つまり‘エフォートレス・シック’に向かっているよう。そこから浮かんでくるキーワードは「軽やかさ」や「抜け感」。これはメイクの傾向にも言えるかもしれませんね。つまり素肌っぽく、作り込んでいないようなメイクが‘今’っぽいということです。

もちろん、ただ薄くすればいいということではありません。ファッションと同じように手間をかけているけれど、そうは見えないというのが大事。さて、このようなメークで重要になるのが肌作りです。とは言っても、商品選びさえ間違えなければ大丈夫。選ぶポイントは下地もファンデーションもコンシーラーも、ツヤ感と透明感のあるものを選ぶこと。そしてポイントメイクの質感も、しっとりタイプを選ぶということです。

まず下地にはツヤ感と美容液効果、日焼け止め効果があるタイプのものを選びましょう。ファンデーションはツルンとした肌に見えるような質感のリキッドかクリームタイプを。目の下を明るくするためのハイライターは、パールが含まれていないリキッドのしっとりタイプがお薦め。頬骨の高い位置(Cゾーン)には、微細なパールでツヤのような光効果があるハイライターを。このようにツヤ感とツルン感と、明るさと光の立体感を肌に加えたら、仕上げのお粉はアイメイクの滲み防止のためにまつ毛際、そして小鼻の辺りにだけに乗せるようにして、なるべく少量使いにすること。

アイメイクは透明感があってシットリとした質感のタイプを選んで、指でサッサッと塗るぐらい。そしてリキッドやジェルペンシルのアイライナーで目元を引き締めます。でも、あまり太くしたり跳ね上げたりしないでナチュラルに。色は黒か、ネイビーも新鮮。マスカラはボリュームよりもロングタイプを使って、繊細な印象の目元に仕上げましょう。

眉毛も技巧的すぎず、あくまでも地の眉毛のように描くことが大事。太い芯の眉ペンシルで描くと、自然な印象に仕上がりますよ。また少しだけ油分のあるタイプを選ぶと、自然なツヤ感が出てナチュラルさが際立ちます。
チークは頬の内側にフンワリと塗って、自然な肌の赤みのように。唇はマット系でもツヤ系の口紅でもグロスでもいいけれど、唇のラインを強調しないで自然な感じに仕上げて。

このように今春は‘色’や‘線’をあまり強調せず、ナチュラル・グロウな質感を大事にしてメークをしてみてください。きっと、軽やかで新鮮な自分を味わえるはず!

藤原 美智子

ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティーページ、広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、TV出演等で幅広く活躍している。 近著「美しい朝で人生を変える」(幻冬舎) 他、著書多数。

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