【チケプレあり】映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』トークイベント付き一般先行試写会にご招待!
戦後ドイツで革命を叫び、世界中を攪乱し「芸術」を変えた伝説のアーティストのドキュメンタリー『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』が3月2日(土)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開されます。こちらのトークイベント付き一般先行試写会に5組10名をご招待します。
■あらすじ
白黒テレビに映し出される討論番組で、フェルトの帽子を被ったひとりの芸術家が苛立ち、叫ぶ。「今は民主主義がない、だから俺は挑発する!」
彼の名前はヨーゼフ・ボイス。初期フルクサスにも参加し、“脂”や“フェルト”を使った彫刻やパフォーマンス、観客との対話を作品とするボイスの創造(アート)は美術館を飛び出し、誰もが社会の形成のプロセスに加わるべきだと私たちに訴えます。
既存の芸術が持つ概念を拡張するその思想は、世界中に大きな議論とセンセーションを巻き起こし、「社会を彫刻する」という、貨幣経済や権力に管理された社会を創造性によって作り直そうという試みは、バンクシーを始めとする現在のアーティストにも脈々と受け継がれています。
本作は膨大な数の資料映像と、新たに撮影された関係者へのインタビュー映像で創られた、ボイスの芸術と知られざる”傷”を見つめるドキュメンタリー映画です。
■最期まで社会を挑発し、 革命を叫び続けた伝説の芸術家
ヨーゼフ・ボイスは、戦後ドイツで、「芸術概念の拡張」による革命を叫んだ芸術家です。
腕に抱いた死んだ野ウサギを絵画に触れさせ、その説明を行う「死んだうさぎに絵を説明する方法」(1965年)、アメリカ先住民の聖なる動物“コヨーテ”と共にNYのギャラリーに籠り1週間暮らす「私はアメリカが好き、アメリカも私が好き」(1974年)など、そのセンセーショナルなパフォーマンスや、テレビの討論番組で繰り広げた評論家たちとの挑発的な議論から、異端のアーティスト、トリックスター扱いをされました。
ボイスは自ら「芸術概念の拡張」を体現しました。1971年、教授を務めるデュッセルドルフ芸術アカデミーにて、「基本的人権に反する入学許可数の制限は、公平に解決するべき」と、学生らともにアカデミー事務局を占拠。1979年には、エコロジー運動、反原発・反核運動、学生運動、フェミニズム運動を背景に結成された政党「緑の党」に参加しました。
このようなボイスの試みは、現実社会に積極的に関わり人々との対話などを通して社会変革をもたらそうとする「ソーシャリー・エンゲージド・アート」の登場など、現在も美術界に影響を与え続けています。
映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』トークイベント付き一般先行試写会に5組10名をご招待します!
◆映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』
■ 日時:2019年2月28日(木)19:15開場 / 19:30開映(上映時間107分)
■ 会場:アップリンク渋谷(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F)
■ プレゼント人数:5組10名様
監督:アンドレス・ファイエル
出演:ヨーゼフ・ボイス/キャロライン・ティズダル/レア・トンゲス・ストリンガリス/フランツ・ヨーゼフ・ヴァン・デル・グリンテン/ヨハネス・シュトゥットゲン/クラウス・シュテーク
字幕翻訳:渋谷哲也
配給・宣伝:アップリンク
(2017年/ドイツ/107分/ドイツ語、英語/DCP/16:9/5.1ch/原題:Beuys)
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