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「福豆を年の数だけ」をもういちど【あの日あの味 #1】

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忘れられない味、と聞いて頭に浮かぶのはどんな味ですか? 「あの日あの味」は、フードコーディネーターの音仲紗良さんが、いつか食べた“あの味”をエピソードと共に紹介する連載コラムです。今回は、子どもの頃、ちょっとした楽しみだった「節分の福豆」と、そのアレンジレシピをご紹介。

「福豆を年の数だけ」をもういちど【あの日あの味 #1】

幼いころ、「年の数だけ豆を食べる」という節分の風習は、豆まきと同じくらい楽しみな行事のひとつだった。

福豆をおいしいと思った記憶はないが、香ばしくポリポリとした食感が好きだった。年に一度だけだからか、“特別な味”として記憶に残っている。

年が小さければ当然ながら食べられる豆の数は少なく、あっという間に楽しい時間は終わってしまう。
だからあのころ、2歳、4歳上の姉たちが羨ましかった。      

年を重ねるごとに食べられる豆の数はひとつ増え、大人に近づいているような気がしてうれしくて、食べ終えると、来年の節分が待ち遠しくなった。

でも姉が中学生になると、イベントの日を家族全員で過ごす習慣は少しずつ薄れていった。
節分の豆まきも、「ささやかな楽しみ」も、自然と我が家から消えてしまった。


何歳まで我が家に節分の文化があったのかは思い出せないけれど、もしかしたら、12歳ごろになると気づいてしまうのかもしれない。
味付けのない福豆は、10粒食べれば十分だということに……。

■来年の節分が楽しみになる 福豆アレンジレシピ

今回節分の思い出を書くにあたって、久しぶりにシンプルな「福豆」を買ってみた。
けれど齢31のいま、年の数だけ豆を食べようと思っても途中で飽きてしまい、まるで苦行のようで食べるのがつらかった。

やはりこうした行事は、家族団らんだからこそ楽しいのかもしれない。
ひとりでは1袋の福豆を食べきる前に飽きて、大量に余ってしまった。


そこで今回、余りがちな福豆を飽きずにおいしく食べきるアレンジレシピを考えてみた。

その名も「カカオフレーバー&カレーフレーバー福豆」

小腹を満たすおやつとして、お酒のおつまみとして。
ヘルシーで罪悪感少なめのスナックだ。

とても簡単で、食べたいときに5分ほどでパパっと作れる。

カカオフレーバー福豆

材料
福豆:50g
きび砂糖(お好みの砂糖でOK。我が家はミネラル豊富なきび砂糖を使用):大さじ4
水:大さじ1
カカオパウダー:大さじ1

作り方
1.きび砂糖、水を鍋に入れ中火にかける。
2.ふつふつとして粘り気が出てきたら弱火にし、福豆、カカオパウダーを入れてへらですばやく混ぜ続ける。
3.さらさらしてきたら火を止め、器に移して冷ます。

カカオの香りとやさしい甘さで、手が止まらなくなるおいしさ。

カレーフレーバー福豆

材料
福豆:50g
ホワイトチョコレート:40g(板チョコ1枚)
カレー粉:小さじ1と1/2
塩:小さじ1/4

作り方
1.ホワイトチョコレートを手で割りボウルに入れて、湯せんで溶かす。
2.1にカレー粉、塩を入れてよく混ぜてから福豆を加え、全体に絡むようによく混ぜる。
3.バットにクッキングシートを敷き、2を豆が重ならないように入れて冷やし固める。

カレーにホワイトチョコレート!? と思うかもしれないけれど、カレーの隠し味にチョコレートが使われるように、実は意外と相性がいい。
あまじょっぱいマイルドな味で、大人も子どもも楽しめる。


これなら、飽きずに年の数だけ食べきれる。
もう一粒食べたくなって、あの頃のように来年の節分が待ち遠しくなった。

みなさんにも節分の思い出、ありますか?
久しく節分らしいことをしていないという方も、今年は豆まきをしたり福豆を食べたりしてみませんか。

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音仲 紗良

フードコーディネーター、ライター。株式会社ぽかぽかてーぶる代表取締役

出版社でおもに食と美容の雑誌ページの企画編集を担当したのち、独立。多数メディアで執筆しながら、メニュー開発や店舗プロデュース、PR等幅広く活動中。2016年12月に立ち上げたナッツ専門店「nuts tokyo」は、オープンか...

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