2019年、“お金と一緒に成長する私”になる
お金に愛される女になるためには、お金の仕組みや制度を知っておくことが大切です。本連載「お金に愛される女のルール」では、独身女性が知っておきたいお金の話を余すところなくお伝えします。第17回は、2019年を「お金と一緒に成長する年」にするための2つのポイントをご紹介します。
みなさん、あけましておめでとうございます。
2019年の目標は決まりましたか?
今年は新元号の制定や消費税の引き上げなど、大きな変化の年になりそうです。
貯金の仕方やお金の使い方を見直して、新しい習慣を取り入れていきたいですね。
今回は、2019年を「お金と一緒に成長する年」にするための2つのポイントをご紹介します!
1. 自己投資を始めてみる
お金と共に成長する1つめのポイントは、スキルアップや趣味のための自己投資です。
なぜ自己投資が大切なのでしょうか。その理由は3つです。
「自分のお給料を増やす」という選択肢を持つため
「仕事を頑張っても、どうせお給料は増えない……」
そんな悲しいイメージはありますが、だからといって努力をせずにこのまま10年20年を過ごすのはもったいない!
今の仕事に必要なスキルをさらに磨いたり、趣味や特技をレベルアップしたりすることで、数年先の収入アップが見込めます。
たとえば、パソコンや英語など基礎的なスキルを高めることで仕事の幅が広がるかもしれません。
ネイルやヨガなどの趣味をそのまま極めていけば、将来ネイリストやヨガインストラクターとして活躍できる可能性もあります。
副業や兼業が一般的になってきた世の中で、仕事につながるスキルを複数持つことは大きなアドバンテージになりますよ。
世の中の変化に対応していくため
「自分の仕事は、AIに代替されてしまう可能性があるから不安だ」
そう思っている人もいるかもしれません。
ですが、ちゃんとスキルアップのための投資をしていれば、それほど不安なことではないのです。
技術が発達して仕事の内容が移り変わるというのは、今の時代に限ったことではありません。
たとえば、明治〜昭和に活躍した電話交換手の仕事は、今ではほとんどが機械に替わっています。(私の前の職場には電話交換手用の部屋が残っていて、倉庫として使われていました)
それでも、自分自身が必要なスキルを身につけたり、たゆまず勉強を続けたりしてきた人は、きちんと他の職種に移ることができるのです。
自身のライフスタイルの変化に備えるため
これから、子どもが生まれたり、両親の介護をしたりする可能性もあります。
自分のためにお金と時間を注ぎ込める期間は、そんなに長くはありません。
行動に制約が生まれたときでも働き方や暮らし方に多様な選択肢を持てるよう、今のうちに自己投資をして自分の価値を高めておくことが必要なのです。
新しい年を迎えたこのタイミングで自分の市場価値を見直し、少しでもいいので自己投資を始めてみませんか?
2.「つみたてNISA」で手軽に資産運用
お金と共に成長するには、お金にも働いてもらいましょう。
そこでおすすめなのが、「つみたてNISA(ニーサ)」です。
つみたてNISAとは、資産形成をはじめたい人を応援する投資信託の制度。
投資で得られた利益が非課税になるのが最大のポイントで、銀行や証券会社で申し込むことができます。
<つみたてNISAとは>
・投資信託が少額からはじめられる
・運用の結果出た利益に税金がかからない
・年間40万円分、非課税で投資できる
・非課税期間は投資を開始した年から20年間
・運用の対象になる投資信託は、手数料が低いなどあらかじめ法律上の条件をクリアしたもの
毎月3,000円や5,000円といった少額からできて、一度手続きをすると解約するまで続くので、忙しい人にぴったりの資産運用法です。
貯金に+αで、お金にも働いてもらいましょう!
■亥年の相場格言は「固まる」。将来に向けた種まきを
投資の世界では、「アノマリー」と呼ばれる理論的に証明できない格言のようなものがあります。
その中でも干支別に相場格言があり、亥年は「固まる」。
一般的には値動きが小さいことなどをいいますが、これを私たちの生活に置き換えてみましょう。
2019年は、これから先を「固める年」。
大きく成長できるよう、将来に向けて種まきを開始する時期です。
お金と一緒に成長するには、お給料を増やすための努力をするだけでなく、お金自身にも増えてもらう必要があります。
両方できればベストですが、自分に合う方法を見つけてより良くお金と付き合っていきたいですね!