影響力を持つ女性リーダーに欠かせない9つのこと
女性スタッフや女性起業家たちを率いるリーダーとして活動してきた長谷川エレナ朋美さん。長年の経験から導き出した、女性リーダーに欠かせない「在り方」を綴っていただきました。
こんにちは、長谷川エレナ朋美です。
私は22歳でビューティーサロンを起業し、女性スタッフを抱えたり、女性起業家を率いる社団法人の代表を務めたり、その他数々の女性のコミュニティをこれまで運営してきました。
でも、最初から上手くいったわけではなく、たくさんの失敗も経験しました。そこから学んだことが数多くあります。
以下に、女性コミュニティのリーダーとしての立場や活動の中で学んだことの気づきや、私なりに考えた、女性リーダーに必要なことをまとめてみました。
1.チームのコーチとなりファシリテーターとなる
コーチとは、潜在しているものを引き出し導く者。ファシリテーターとは、メンバー全員の意見を聞き、取りまとめ、仕切る者。女性リーダーにはこのどちらの要素も必要。
自分の意見で人を導くのではなく、チーム全体の意見を聴き、そこから答えを導く。
しかし、全員の意見を通すことはできないので、全員の意見を聴いた上で、判断や決断を下すのはリーダーの役目。
2.常に自分の意見を持つ
どんな小さな物事に対しても、自分なりの意見や見解を常に持つこと。何事に対しても意見を持つと軸ができる。
軸がない人に人はついていかない。ただ、その意見はまず持つだけでいい。
人に押しつけたり、意見を曲げたりしない、ということではない。意見を聞かれたときにだけ、いつでも答えられるようにしておけばいい。
意見を持つということは、選択力や決断力も磨かれる。
3.多角的な視点を持つ
常に物事の裏側を見る癖をつける。自分が正しいと思うことは、人にとっては間違いであることもある。
常に自分や世の中の正しさを疑おう。それは素直でないのではなく、客観視をするということ。
物事をさまざまな視点から見られるようになると、世界が広がる。
4.リスクヘッジを常に考える
物事がうまくいっているときも、常にリスクを忘れない。足元を固めながら大きなことに挑戦していこう。物事を選択するとき、A案だけでなく、常にB案、C案も考える。
リスクを考えることは、最悪を予想して不安になるのではなく、最悪を予想していつでも準備すること。
ピンチを迎えたとき、いかに冷静な判断ができるかがリーダーの力量。
5.在り方と行動で示す
リーダーとは多くを語らずとも、その在り方や行動で大切なことを示していこう。
人は言葉よりも行動を信じる。
自分の信念を持ち、その信念の通りに生き、自分の背中を人に見せていくと、人は勝手に後に続くものだから。
6.ヴィジョンを語り、人を巻き込む
リーダーであるなら、ヴィジョンを語れる存在であろう。常にヴィジョンを描き、それをチームに共有する。共有するスキルもリーダーの力量。
いかに多くの人を自分のヴィジョンに巻き込むか、いかにヴィジョンの共感者を増やすかで仕事のスケールは変わる。
チーム全体が共通のヴィジョンを描けたとき、チームは一丸となり、夢の実現は加速する。
そのとき、チームの力は足し算ではなく、掛け算になる。
7.常に余裕がある
リーダーに余裕がないと、チームは崩れてしまう。
その余裕とは、気持ちの余裕、エネルギーの余裕、時間的な余裕、金銭的な余裕……すべて。
他のものを受け入れる器が整っていないとすぐに溢れてしまう。
まずは、器を余裕のある状態に整えること。大きく、しっかりとした器を用意しよう。
8.常に飛び抜ける
足元を固め、軸を持つことができたなら、大きくジャンプすることができる。軸があれば大きくなれる。
逆にジャンプしなければ、いつまで経ってもチームに違う景色を見せてあげることはできず、チームはマンネリ化してしまう。
「木を見て森を見ず」という言葉があるように、リーダーは目の前の小さなことに囚われてはいけない。常に飛び抜け、大きな世界をみることで、それをチームに還元するのだ。
9.セルフマネジメントをし続ける
これまで挙げたことすべての要素をセルフマネジメントし続けること。
リーダーは時に孤独であり、誰にも指図されないが、誰にも指摘をしてもらえず、気づくと独りよがりになっていることがある。
自分を客観視し、自分を律することを、いかに地道に継続できるかが大切。
ここに挙げたことは、必ずしも私が100%できていることではありません。
し
かし、常に意識し、ブレてもまたこの軸に立ち戻り、自分を律している項目です。
最後に大好きな言葉を紹介します。
リーダーの仕事は
他の人の力を最大限に引き出すことだ。
自分自身が最高の人間になることではない。
by ロバート・キヨサキ
心は常に謙虚に、初心を忘れず、
でも、行動は突き抜けていたいと思います。