1. DRESS [ドレス]トップ
  2. ファッション
  3. 秋冬の白は「真っ白じゃない白」がなじみます

秋冬の白は「真っ白じゃない白」がなじみます

おしゃれな人5名に「明日のコーデ」を紹介してもらう企画【明日これ着よう!】。11月26日〜11月30日までのテーマは「秋の白パンツコーデ」。5人5通りのコーデをお届けします。“月曜日担当”の輪湖もなみさんには火曜日のコーデを見せてもらいます。

秋冬の白は「真っ白じゃない白」がなじみます

黒やグレーなどどうしても暗い色の服が多くなる秋冬。スタイリングに白をうまく取り入れたいものですね。

私は今秋はじめに、このウィムガゼットの硫化染めベイカーパンツを見つけて、大活躍させています。

このパンツのいいところは「真っ白」ではないこと。

硫化染めとは、コットンの染料によく用いられる硫化染料(サルファー染めともいいます)を用いた色加工のことです。

私たちが一番よく目にするのは、ブラックジーンズの加工です。アタリ(経年変化に見える部分)が、ちょっとグレイっぽく見えますよね。そのおかげで新品の真っ黒なデニムが、長年穿き込んだものに見えるわけです。

その染料を用いた加工が施されているため、このコットンのベイカーパンツは少しグレーがかって見えるのです。

蛍光灯のように青みを帯びた真っ白な服は、どちらかというと明るく強い光の春夏向き。秋冬の白は寒々しく見えないように、ほんのり黄みがかったはちみつ色や、オフホワイト、または少しグレイの入ったくすんだ白などが、他の服となじみやすく温かみが出ます。

写真のスタイリングでは、「真っ白でない白」が入ったチェックのストールを重ねて、冬のほっこりコーデにしてみました。

ベイカーパンツ:ウィムガゼット
タートルセーター:ドロワー
ストール:ZARA

輪湖 もなみ

ワードローブコンサルタント/リメイクデザイナー 大手アパレルで16年間ブランド管理や店頭指導などに携わる。長年培ったノウハウを個人のクローゼットに応用し、毎日着る服がないと悩み断捨離を繰り返す人を救うため、クローゼットコン...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article