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もうすぐ「アラサーの向こう側」へ行く私たちへ

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便利な言葉「アラサー」。 20代終盤と変わらないような気分で過ごしてきたけれど、じきに34歳の誕生日を迎えたら、もうアラサーとは言えなさそう。「今」も「未来」ものびやかに過ごすために、アラフォーが見えてくる30代半ばを、女性として、人間としてどう過ごしたいか、どんなことを考えておきたいか。思いを巡らせました。

もうすぐ「アラサーの向こう側」へ行く私たちへ

ふとカレンダーを見て気づく。

「あ、もうあと1カ月か」

暑さが少しやわらぐ9月に、私は34歳になる。

これまでの数年間は、自分の年齢を「アラサー」という便利な言葉でとらえていればよくて、30代に入ってもなんとなく20代終盤と同じくくりのような感覚で過ごしてきた。

でも次は34歳。アラサーと言うにはもう違和感がある、まごうことなき30代半ばだ。

年齢で自分の行動や考え方を縛りすぎるのはナンセンスだけど、事実として年齢を重ねて、肉体的にも社会的にも確実に自分は変わっていく。アラサーじゃなくなって、来年には30代後半に突入する自分が、年齢に合わせてのびやかに過ごすために今考えておきたいことって、何だろう?

■ファッションとヘアメイク、今の自分に本当に似合ってる?

ファッションとヘアメイクが、20代の頃のまま、止まってないだろうか。

以前、「女性は自分が一番良かった頃のヘアメイクを変えられない人が多い」という話を聞いてドキッとした。

たしかに、一度気に入ると「私はこういうのが似合うから」と思って、ヘアメイクをなかなか変えられないことってある。若くてモテた頃のヘアメイクが自分を一番綺麗に見せてくれてるんじゃないか、っていう気持ちも結構わかる。

でも5年、10年経ってトレンドも変わったし、何より自分の外見が変わった。社会的な立場も変わる。いつまでも同じファッション、ヘアメイクじゃチグハグな印象になってしまう。

しかも、私だけかもしれないが、いつも洗顔やメイクでなんとなく鏡を見ているときって、すでに頭の中にある「自分の顔」を見ていて、実物をちゃんと見られていないことが多い気がする(自分が写った写真を見て、たまに良くも悪くも「私、こんな顔だっけ」と思う)。

自分の今の顔を客観的に見るって、できていない人が案外多いんじゃないか。

顔も時代も変わっているのに、古いままのメイク。たとえば眉が細すぎる、アイラインが太すぎる、まつエクがわざとらしい……。30代前半にありがちなパターンにハマってないか、今の自分の顔に合っているかを冷静に見たい。

ファッションは、全身映る鏡で、自分の外見を初めて見るような気持ちで客観的に観察する。手持ちの服を着て、全身を引きで見ると、「あれ、もうこのビジュー付きカーディガン似合わない」とか「意外とVネックが似合うようになってきた」とか、いろいろな発見がある。

あとは自分の立場に合っているか。職場で年次が上がって部下もできると、あまりにも可愛らしい装いはそぐわないこともありそう。もちろん職種や職場の雰囲気にもよるけれど、TPOに対応できるワードローブを揃えたい。

■ダイエットより、骨と筋肉を強くする

私は放っておくとすぐ太る体質なので、体重の増加には敏感で、「また太った、ダイエットしなきゃ……」と年がら年中言っているのだけれど、最近その考えも少し変わってきている。

というのも、高齢の祖母が数年前に歩行が困難になり、その頃から認知症が急激に進んだのを見たから。やっぱり足腰を丈夫に保って、自分の脚で歩けるって大切だ。

今から老後のためになんて早すぎると思う人もいるかもしれないが、女性の30代は、ホルモンの関係で骨を丈夫にするチャンスらしい。

ただ体重を気にして食事量を減らすより、栄養を摂って、運動して、一生ものの骨と筋肉を鍛えたい。運動すればカロリーも消費するし、筋肉量が増えれば基礎代謝量もアップするから、結局美容にも良いはずだ。

■医療保険への加入を検討する

保険によっては加入時の年齢が高いほど保険料が上がったり、病歴によっては加入できなかったりする場合もあるので、なるべく若くて健康なうちに考えたい。

公的な健康保険に加入していれば民間の医療保険は必要ないようにも思えても、先進医療を受けたい場合や個室に入院したいときの差額ベッド代など、健康保険適用外の出費が高額になる可能性もある。

いざというとき、自分や家族の経済的負担を気にしないで治療を受けるには、民間の医療保険にも加入しておいた方が安心なのではと思う。

■子ども、どうする?

女性が年齢と向き合ううえで避けて通れないのが、妊娠と出産の問題。

高齢初産とされる35歳を過ぎると、卵子の老化によって妊娠の可能性はぐっと下がるし、妊娠・出産に伴う母子へのリスクは高まる。

もちろん40歳を過ぎて出産する人もたくさんいるので、「今産まないともう産めない」ということでは全然ないが、もしはっきりと子どもを望む場合、30代中盤ならば早く妊活に取り組んだほうがいいんだろう。

私の場合はここ何年間も夫と話し合って、子どもはいない夫婦として生きていこうと決めているけれど、それでもいざ高齢初産の年齢が近づくと、「本当にいいんだよね?」と自問自答することもあるのが正直なところだ。

子どもはいてもいなくても、きっとそれぞれ良いこともあれば悩みもある。産んだ方が良い、という世間の圧力に押される必要なんてない。

ただただシンプルに、自分の人生として子どもが欲しいか欲しくないかを一度立ち止まってよく考えてみる、欲しいならそれに向かって動く、そんな年齢にまさに今なっている。

どちらを選んでも、あの頃じっくり考えたな、と実感できるだけで、後悔がぐっと減るだろうから。

■変化を受け止めつつ、今と未来を満喫したい

年齢を重ねると、健康面で衰えを感じたり、似合っていたものが似合わなくなったり、憂鬱なこともある。

でも、年をとりたくない、と年齢から目を背けるよりも、その時々の自分と向き合って柔軟に対応したほうが、また新しい魅力を発することができる気がしている。

もうすぐアラサーじゃなくなる私、同世代の女性たちへ。

「アラサーの向こう側」を楽しく賢く満喫しよう。

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吉原 由梨

ライター、コラムニスト。1984年生まれ。東大法学部卒。外資系IT企業勤務、教授秘書職を経て、現在は執筆活動をしながら夫と二人暮らし。 好きなものは週末のワイン、夢中になれる本とドラマ、ふなっしー。マッサージともふもふのガ...

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