雨の季節を快適に過ごすファッションのコツ
蒸し暑く、長雨が続く日本の梅雨。日々の洋服選びも適当になりがち。でも、梅雨の時期も、ちょっとの工夫で快適に楽しく過ごせる。そんなファッションアイテム選びのコツを考えてみた。
■雨の日のファッション選びは、ボトムスと靴がポイント
今日の天気は雨。そんな日の朝、私の洋服選びは必ずボトムス選びから始まる。
雨に濡れた道路を歩いて泥水がはねたり、混んだ電車の中で他人の傘が触れたりして、下半身は間違いなく汚れやすい。
よって、汚れが目立ちにくく、家で洗える素材か、短い丈のボトムスを選択する。
・紺色か黒のひざ丈のスカート
・紺色か黒のクロップドパンツ
このあたりが雨の日に最適なボトムスだ。
逆に絶対選んではいけないのは
・白いパンツ
・明るい色の長いフレアスカート
など。
雨の日のファッション選び。次に重要なのはもちろん、靴。
長靴をはけば一番快適なのはわかっているが、1日中外を歩くわけでもなく、都会の舗装された道や地下道を歩くことも多い私に、そこまでの重装備は不要。
そもそも、一年で数回しか履かないと思われる長靴は、下駄箱の中でかさばりすぎる。
仕事で初対面の人に合う予定がある日はさらに厄介。長靴を履いて名刺交換は避けたいもの(笑)。
もちろんサンダルもダメ。スニーカーは汚れると洗うのが大変。もちろん大事にしている革素材やスエードのパンプスも履けない。
そこで、最近少しずつ買い揃えているのが、パテント素材のフラットシューズ。
泥汚れがついてもふき取りやすい、水が染み込みにくいなど、雨の日に履きやすいアイテムだ。
濡れてしまっても、替えのインナーソックスを持っていくことで、オフィスでも手軽に快適な足元に。ひざ下ストッキングに履き替えれば、堂々とオフィス仕様になる。
きちんとした格好が求められるビジネスの場でも、これなら浮かない。
雨の日はもちろん、晴れた日でもおしゃれに履けるフラットシューズ。グレーの方は裏に滑り止めがついていて、濡れた道も安心して歩ける優れもの。蒸れにくいのもフラットシューズの特徴。
■傘は折り畳みで晴雨兼用が便利
私は折り畳み傘を「秋冬用」と「春夏用」で分けて2種類所持している。
春夏用は「晴雨兼用」の傘。
梅雨の季節。午前中は強い雨が降っていたかと思えば、午後はカラッと晴れ上がり、紫外線が気になる……という日が多いもの。そんなとき、この晴雨兼用の紫外線カット傘はとても重宝する。
・裏側に遮光性99%の加工が施してあり、強い日差しを遮ってくれるもの。
・かなりの強い雨でも雨傘としての機能をきちんと果たすもの。
・とにかく軽く、畳むとコンパクトになるもの。
という3つの基準をクリアするものを選んでいる。
梅雨の季節で最も憂鬱なのは、実は雨の日のヘアスタイル。
朝どんなにドライヤーやアイロンで整えても、湿気ですぐに台なしに。
雨の日はやはりまとめ髪が便利。
私のようにショートボブにしても、ハーフアップにし、華やかなクリップでまとめれば、きちんと感や華やかさも出て、まさかボサボサ髪だとはばれない。
顔周りに髪がはりつくこともなく快適。
髪が長めの人こそ、自分自身はもちろん周りの人にも配慮し、雨の日は髪をまとめてしまうのがおすすめ。爽やかで清潔感のある人になること間違いなしだ。
左:愛用している晴雨兼用の傘。遮光性が高く、この傘の下にいると、炎天下を歩いていても涼しく感じるほど。もちろん美肌にも良くない紫外線をシャットアウト!
右:各色少しずつ揃えているバンスクリップ。髪形が決まらないときにサッとクリップで挟めば、「きちんと手間がかかっている人」「後ろ姿がエレガントな人」になれる。
■チェーン付きやストラップ付のバッグは雨の日に便利
傘を開いたり、閉じたり。濡れた部分を拭いたり。雨の日は両手が使えると便利。よってバッグも肩掛けできるもの、という基準で選ぶ。長いチェーンがついていたり、ストラップ付のものは斜め掛けしたり。両手がフリーになりいい感じ。
水たまりの泥水がはねても家で気軽に手洗いできるシフォン素材の短めスカート。
これに明るい色のニット、斜め掛けできる小ぶりのバッグ。パテント素材のフラットシューズ。まとめ髪が私の雨の日の定番コーデ。
湿度の高い日でも、サラッと肌触りが気持ちいいサッカー生地の盛り袖のブラウス。泥はねの被害を避けるために短めひざ丈のタイトスカート、パテント素材のフラットシューズ、傘が差しやすいチェーン付きバッグ。機能性を考えつつ、雨の日でもおしゃれ心を失わないで出かけよう!