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憧れの人を思いつくままに挙げてみる

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この人のこういう部分が素敵、自分もそうなりたい。女性の生き方や働き方が多様化している昨今、特定のひとりに憧れるというより、いろいろな人の「一部分」「ひとつの側面」に憧れる方が多いのでは。Drまあやさんもそのひとりです。自身が憧れる女性像について綴っていただきました。

憧れの人を思いつくままに挙げてみる

皆さんには「憧れの女性像」はありますか?

あったとしても、女性の生き方、働き方が多様化している現代、「この人!」という特定の人物ひとりを挙げるのは難しい、と感じる方が多いのではないでしょうか。私もそうです。

また、私の場合、憧れる女性像としては基本、自分と対角にいる女性だと思います。

たとえば、私が尊敬の念を抱くポイントとして……

・綺麗でスタイルが良く、そのスタイルを維持している人
・一本芯の通った性格、自分の意見を素直に言える人
・自分を貫き通し、責任を持って仕事ができる人
・きちんと行動できる人
・きちんと怒れる人
・感情的になるような状況でも、客観視できて冷静に対応できる人
・天然キャラで、自分に正直に自由に生きている人
・無償で人のために生きられる人(ボランティア、家族の介護、病気の看病なども含めて)
・一芸に秀でている人
・努力を惜しまない人、コツコツ努力できる人

綺麗な女性は単純に憧れるし、さらにスタイルの良い女性は、もともとのスペックの良さに羨ましい上、それを維持するために努力をしていて、生まれ持った素質をキープしていながら、年齢を重ねても美を追求しているのはなかなか真似できないです。

最近のモデルさんたちはカラダを鍛えている方々が多く、菜々緒さんや森星さんのプロポーションを見ていると、同性ながらうっとりしてしまいます。

メディア露出が多いトレーナーAYAさんのストイックさ・自己管理能力の高さに、カラフルデブの私は、彼女の前には恥ずかしくて出られません。

生き方で羨ましいのが、たとえばマツコ・デラックスさん。自分を貫いて、常識や世間の目などを意識しすぎず、客観性と主観性のバランスが取れているからこそのコメント力を存分に発揮して、自分の居場所を見つけて活躍されている姿は羨ましいですね。

レディー・ガガやマドンナのように、「これが私よ!」と生き様を含めて、パフォーマンスを全世界に見せつけ、さまざまなトラブルも自分流に解決していくところには、さすが世界的なスターだ! と納得させられてしまいます。

日本でも、安室奈美恵さんや宇多田ヒカルさん、椎名林檎さんのようなアーティストも、いろいろな過去を背負いながらも多くを語らず、最大限のパフォーマンスを発揮し、感動を与えてくれます。

写真家のヨシダナギさんのように、自分の興味や憧れを追求して仕事をしている人には、どうやっても叶わないなぁ、と思います。写真展や『クレイジージャーニー』(TBS系)を観ていると、自分の好奇心の向くままに、恐れず突き進む姿に、自分が小さい世界で小さいことに悩んでいることが恥ずかしくなってきます。

ファッションの世界でいうと、やはり川久保玲さんのように世界で活躍できるデザイナーに憧れます。今デザイナーを目指している人々にとって、神様みたいな存在でしょう。

脳外科医の世界では、加藤庸子先生でしょうか。女医さんが少ない脳外科の世界で、教授まで登りつめた女性はなかなかいません。

一緒にお仕事をしたことはないですが、いろいろとお話を伺うと、朝早くから回診され、手術をこなし、学会活動も世界を回って講演されており、日本の女性脳外科医の頂点に立っていらっしゃいます。

さらに、容姿端麗、頭脳明晰で結婚して家庭を持ち、女性としての幸せも手に入れている三浦瑠璃さんが、テレビの討論で堂々とふんだんな知識と自分の意見を述べるさまは勇ましく、カッコいいです。

テレビなどのメディアで見かける著名人に惹かれることが多いのですが、実際に会ってお付き合いをしてみないとわからない部分はあるかなぁとは思います。

自分の哲学や生き方に沿って、ブレずに仕事ができる、都度相手に自分の考えをきちんと伝える、冷静沈着にやるべき仕事をきちんとこなす、そして、周囲で何か問題が起きた場合において、怒るべきところはきちんと怒って指導でき、みんなを「正しい」方向へ引率できるリーダーにも羨望の眼差しです。

特に、「怒る」というのは、できるようで難しいものです。かなりエネルギーがいるし、周囲に誤解されたりして、自分で損を買って出るようなところがありますからね。

やるべきことを把握し、目標に向かって「誘惑に負けずに」仕事をし、結果を出していく! なんていうのを間近で見ていたら、憧れますよね。

■利益や損得に関係なく働ける人

何気ない日常の中で、大きな代償もない、ボランティアで人のために働くことができる方々というのもすごいですよね。

災害時の救援のお手伝い、施設や病院の中のお手伝い、小学校の通学路の安全を守る、自然を守るために環境整備を行う、など、困っている人々のために利益関係なく働くことを惜しまない人たちには頭が上がりません。

まだまだ自分の中にはそのような心の余裕がないせいか、人生において足りない部分だと思うのです。さらには、外来で時々感心させられることでいうと、家族の介護を行っているお母さんたち。

義父母、実父母の介護を行って、さらには障害のあるお子さんの面倒も見ている、なんていうすごい人もいます。はたして、自分にそんなことができるか? と考えたときに、すぐに根を上げてしまう気がします。

私は、介護が必要な診療科の医師なので、そのような患者さんをたくさん診ているからこそ、家族だからあたりまえ、と簡単には言えない現実があることを知っています。自分の人生を果たして、家族のために捧げることができるでしょうか。

■努力も才能のうち

改めて今回のテーマを考えてみると、どんなに才能があっても、結果を出すためにはそれなりの継続的な努力が必要だろうし、かといって努力は簡単に継続できません。

努力も才能のうち……でしょうか。才能を持って努力もできて、結果を残せる人たちが羨ましいなぁ、と思うと同時に、ふっと我に返ったときに無力感とか自分の不甲斐なさに打ちひしがれて、落ち込んでしまうことも多々あります。

努力してもどうあがいてもその人たちに届かない、という。こんなときは、一旦現実に返って、自分のすべきことをこなすことに集中! と、切り替えるしかないですね(泣)。

これから先、コミュニケーションが得意とは言い難い私の課題は、年老いてきたせいもあり、新しい出会いが少なくなってきて、独りで過ごす時間が増えてきたこと。

世の中、いろいろな人たちがいて、まだまだ刺激的な人々がいるはずなので、「年老いた」などと言っていないで、もう少し勇気を振り絞って、さまざまな分野で活躍している方々にお会いして、お話をお伺いし、自分にできることを取り入れ、仕事やプライベートを充実させ、人生の糧にしていきたいのです。

そして、いつか私も尊敬される人物になりたいものです。

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Drまあや

脳外科医兼デザイナー/1975年東京生まれ・岩手県北上市育ち 岩手医科大学医学部卒業後、慶應義塾大学脳神経外科医局入局。2010年ロンドンのCentral Saint Martins に留学し、デザインの勉強する。帰国後、...

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