自分たちはバレていないと思っても、思わぬきっかけで不倫中であることを周囲に気づかれる場合があります。相手に意識が向いていると、どうしても言動に不自然さが出てしまうものですが、実際に周りの人たちはどんな瞬間に不倫を確信したのでしょうか。実際のエピソードをご紹介します。
既婚男性が不倫を止めようと思う3つの瞬間 2/2
2.独身女性のメンタルが不安定になって
・「あまり恋愛慣れしていない子がいて、不倫相手ならおとなしいし良いかなと思ったけど、実際は関係が始まると情緒不安定なところが爆発して大変だった。
『私に魅力がないから奥さんと離婚しないんでしょ』っていつも言われるし、こっちも『いつでも独身の男を好きになってもいいんだよ』と言っても『無理』と泣くばかり。
会っても彼女をなだめることに時間を取られてセックスできない日も多くなって、手に負えなくなった。
長期の出張が入ったことにしてフェードアウトを狙ったけど、しばらくは電話やLINEがすごくて大変だった。家を教えなくて良かったなと今でも思う」(30歳/営業)
・「相手の女性にも遠距離恋愛中の彼氏がいて、人肌恋しいときに会ってセックスするような関係でした。
でも、いつからか『彼氏よりあなたのほうがいい』と言い出して。『不倫だし、ダメだよ』と何度言っても彼氏と別れるの一点張りで、そのうち会社の帰りを待ち伏せされるようになりました。
さすがに怖くなり、連絡はすべて拒否して帰宅のルートも変えました。それっきり彼女とは会っていません」(32歳/配送)
周りにバレずに関係を続けていくためには、相手の女性を信頼できることがまず重要な条件になります。
最初は大丈夫と思っても、不倫のように公にできない関係は、心が休まるより悩む時間のほうが多いことも事実。思い詰めてしまうと精神的に不安定になる女性もいるでしょう。
既婚男性が恐れるのは、相手の女性がおかしな行動を取る心配があるときです。家に乗り込まれたりストーカーのように付きまとわれたりすると、不倫がバレるだけでなく女性を追い込んだ人間として自分が責めを負うことになります。
こういう状態になると上手く別れることも難しくなり、最後は後味の悪い終わりになることがほとんどです。
3.相手の女性にほかの男性の影が見えたとき
・「不倫相手の女性に実は二股をかけられていたことを知って別れました。
自分の知らない間に独身の男性と付き合いが始まっていたのも驚いたけど、平気で二股なんてできるのもショックでした。
そう言うと『お互いさまでしょ』と言われ、何も返せず……。
結局、不倫だと相手の女性を縛れないってことですよね」(35歳/公務員)
・「3年付き合っている不倫相手が婚活を始めたと言ってきた。
最初はあてつけかなと思ったけど、結構本気で相手を探していることがわかり、面白くなくなって別れました。
彼氏ができたら捨てられるのは俺のほうでしょ」(31歳/教員)
したたかな女性の中には、不倫しながらまともに付き合える男性も探す、という人もいます。
要は「キープ」のように扱われることが嫌で別れを考えるパターンですが、確かに「お互いさま」ですよね。独身女性を責めることはできません。
もともと男性は独占欲の強い生き物です。不倫であっても相手がほかの男性に気を取られるなんてことは、男としてのプライドが許しません。「捨てられる前にこちらから捨てる」ことで、少しでも立場を守りたいと思う男性もいます。
不倫なら、相手の気持ちが離れても追いかけることは難しいのが現実です。独身の女性ならまともな相手を探そうとするのはむしろまともなことなのですが、その姿を見て関係を終わらせようと思うのは、当然ともいえますね。
■不倫相手に本気になっても、幸せは遠のく
どんなに既婚男性のことが好きでも、自分との関係をまともに扱ってくれないなら、独身女性だって別れを考えるでしょう。
結局、不倫である限りはいつまでも結婚はできず、自分はいわば「日陰の存在」。続けてもメリットは少ないことがほとんどです。
それが嫌だからと既婚男性に愛情をぶつけても、それが重荷と感じれば男性は離れていきます。不倫相手より優先するものが既婚男性にはあり、関係がつまずけばそちらを守ろうと思うからです。
不倫相手に本気になっても、自分が願う幸せには届かないこと、逆に捨てられる可能性が高くなることを、忘れてはいけません。
そんな痛みで苦しむより、不倫のような報われない関係は自ら切り捨てる勇気があれば、次はもっと幸せな恋愛ができることも、覚えておいてくださいね。
自分は遊びのつもりだったのに、不倫相手のほうが本気になってしまった。勝手に離婚なんかされても困るし、どうしよう……。既婚者がのぼせ上がると暴走しやすく、独身女性のほうは一方的に表舞台に引っ張り出される危険性もあります。そんな事態になったら、何とかして彼から一度距離を取る方法を考えましょう。