燃え上がる禁断の恋……のはずが一気に気持ちが冷めた瞬間
DRESS会員のみなさまからいただいた「忘れられない恋」をテーマにしたお話をまとめてみました。今回取り上げるのは「禁断の恋」。いけないとわかりつつも関係を終わらせることができない人もいる一方で、何気ない瞬間に気持ちが冷めたりすることも。編集部がセレクトした3つのエピソードをご紹介します。
■エピソード1:いろいろな初めてを教えてくれた人(たかさん/パート・アルバイト)
ダブル不倫をしました。
結婚したら一生、妻や母として生きなくてはならないのか? 人を好きになることは自然なことなのに……。
現実的に、経済的に自立していない女性にとって、簡単に離婚してやり直すことは難しく、子どもがいればさらに難しいと何度も考えました。
結局、諦めて生きていくか子どもが巣立ったらと考えているうちにフラれてしまいましたが……。
結果的に成就はできなかったので、もしかしたら遊ばれていたかもしれないけれど、いろいろな初めてを教えてくれた理想の人でした。
■エピソード2:大学時代の彼と20年ぶりの再会(さくらさん/会社員)
大学時代に大好きだった人がいました。
彼は体育会系クラブに所属していてとーっても素敵でした。顔もスタイルも全てが私の理想でした。つき合っていたような? 違うような関係が1年ほど続きました。しかし、片想いの辛さから私が海外留学することをきっかけに自分からピリオドを打ちました。
それから20年ほど経ってFacebookで彼を見つけたんです! 思い切ってメッセージを送ってみたのですが、返信がないので、私のことはもうすっかり記憶にもないのかな……。とやや落ち込んでいました。
それから1カ月くらい経って、私が地方に出張していたときの夜に彼から返事が! 何度も目を疑いました。「もちろん覚えてるよ! 懐かしいね! 元気?」あの頃よりも親しみのある感じでした。そして20年以上ぶりに彼と再会することに。
待ち合わせ場所は都内の彼のオススメのお洒落なレストランでした。互いに変わっていたらどうしよう! などドキドキしていましたが、再会したときは彼は少しだけふっくらした感じはありましたが、変わらず素敵でした。
その後、私たちは以前よりも濃密な関係になり、何度か会いましたが、彼が私に「会いたい、会いたい」と言ってきた瞬間になんか一気に覚めてしまいました。彼には奥さんも子どももいました。それを知っていて私も会っていたのですが……。
あの頃は追いかけても追いかけても手に入らなかったからほしかったんだ(笑)。そんな気持ちになり、私からなんとなく返信せずに終わりました。
唯一、再会したいと思う彼との素敵な思い出も消えてしまいました。過去のキラキラ切ない思い出はそのままの方がよかったのかなぁ……。なんて! 結果的になんかちょっと寂しい思い出となってしまいました。
■エピソード3:大人の男性の魅力に、つい......。(まーりんさん/パート・フリーランス)
一つひとつの恋愛全てが大切な思い出ですが、残念な意味で忘れられないエピソードがあります。
OLをしていた頃、長期の出張で馴染みのない土地へ行ったことがありました。仕事への情熱や不安、新鮮な出会いにワクワクしやりがいを感じていた、そんなときに仕事を通して出会ってしまった、家庭のある大人の男性。
まだ若かった私は、当時のリアルな彼氏にはない大人の魅力に、まんまとやられてしまっていました。
ほどよく酔った食事のあとにタクシーで滞在先のホテルまで送ってもらう車中のこと。
指輪を外した彼が、言ったひとこと。「今はこれ、いらないね……。」その直後に私が見たのは、カーブで揺れた瞬間に手から落ちた指輪を必死に探す彼(笑)。
酔いも恋心も秒で消えた、今でも忘れられないエピソードです。のめりこむ前でよかった!
■「禁断の恋」はちょっぴり苦い思い出?
「あの人今ごろ、何しているのだろう?」ふと思い出すことってありませんか? 人それぞれ、さまざまな恋愛の形がありますが、「禁断の恋」はいろいろなリスクも伴うこともあり、やや苦い思い出として残っている人が多いようです。
ときにはみなさんも、心の奥にしまってある過去の恋愛をゆっくり振り返ってみませんか?
※ この記事は2020年4月25日に公開したものを加筆修正して再掲載したものです。