既婚男性が不倫を止めようと思う3つの瞬間
公にできない不倫の恋は、独身者同士の恋愛に比べると、どうしても不安定な付き合いになります。特に男性が既婚者の場合は、独身女性の気持ちに関係なく「終わらせようかな」と思う瞬間が訪れるものです。一度心が離れると、再び戻ることは考えにくいのが不倫。実際にどんな瞬間に既婚男性は不倫を止めようと思うのか、ご紹介します。
■独身女性の変化を受け止められなくなるとき
最初は、既婚男性との秘密の関係に興奮し、お互い愛情を持って抱き合っていた。
人に言えない不倫の恋は、罪悪感の分だけ気持ちが盛り上がりやすく、スリルを共有することでふたりの結びつきも強くなります。
もう終わりにしなくちゃ、と思ってもなかなか縁を切れないのは、そこに性欲以外の愛情があるとき。
何とも思わない人間とは何度も抱き合えませんよね。「カラダだけ」と割り切っていても、気づけばセックス以外でも相手とのつながりに愛着を持ってしまうと、別れがたくなるのは男女同じです。
ですが、本気になればなるほど、単純なスリルを味わうだけでは済まなくなるのが不倫です。
相手をもっと独占したい、堂々と付き合いたい、ちゃんと周りに認められる関係になりたい。そんな欲が生まれると、相手が既婚者という事実を呪い、なんとかしたいと思い始めます。
そして、相手の女性に変化があると、既婚男性のほうも「まずいな」と感じ、関係のバランスが崩れ始めます。
既婚男性が「この不倫をもう終わらせようかな」と思うのは、ズバリ相手の独身女性の変化を受け止められなくなって、という場合が多いのが現実です。
家庭で何か問題が起こっても、解決しながら関係も続けたい、一時的に距離を置いてもまた機会を見つけて関係を復活させたいと思うものですが、相手の女性の変化だけは、既婚男性もお手上げです。
それは、関係がバレると失うものが多いから。会社での居場所がなくなったり、妻から離婚を迫られたりと、大きなダメージを負うことがわかっているので、そんなリスクのある相手に対しては「切る」という選択肢が生まれるのです。
実際に、既婚男性はどんな瞬間に不倫を止めようと思うのでしょうか。
1.離婚を迫られたとき
・「不倫相手の女性と別れた原因は、離婚を求められたから。
彼女のことは好きだったけど、妻と別れてまで関係を続ける気はありませんでした。最初からそう言って始めた関係だったのに、やはり人の気持ちはわからないというか……。
『絶対離婚してなんて言わないから』と彼女に泣かれて関係を持ったのが間違いでした。最後まで思い詰めていましたね。
もちろん、悪いのは自分です。責任が持てないのに不倫なんてしたのが馬鹿でした」(36歳/サービス)
・「『いつまでこうしているの?』と彼女に責められて別れました。『私ももういい年齢だし、いい加減結婚を考えたい』と言われて、じゃあ別れるしかないね、と。
彼女のほうは自分を選んでくれないことにショックを受けたみたいでしたが、離婚ってそんな簡単じゃないですよ。子どももいるし、妻に何て言って離婚してもらえば良いのか。
妻とは10年一緒にいるけど、不倫相手の女性とは2年くらい。正直、家庭を捨ててまで彼女を選ぶ気にはなれませんでした」(34歳/営業)
不倫は、そもそも結婚を前提にした付き合いではありません。むしろ、結婚から遠ざかる恋愛です。
最初は割り切って始めた関係だったのに、気がつけば本当に既婚男性を好きになってしまった。そうなると、縛られるのは独身女性のほう。
相手に離婚してもらうという大きなハードルがあって、まずそれを乗り越える必要がありますが、既婚男性にとって、「不倫相手のために離婚する」のはよほど相手の女性を愛しているか、もしくは夫婦関係が破綻していないとできないくらい、大きな決断です。
人の道に外れた恋で妻と子どもを傷つけるなんてことは、男として簡単に決められるものではないのです。
そんな困難に立ち向かうよりは、独身女性と別れようと思うのが、ずるい男心でもあります。
既婚男性に本気になっても、思いをぶつければ終わりを告げられるだけ、という結末は多く見られます。