不倫の付き合い、いけないとわかっていてもなかなかやめられない。「やめどき」がわからなくて苦しむ女性は多いですが、それは既婚の彼に依存しているから。周りが見えなくなると、どんどん自分だけが取り残されていきます。実際に不倫をやめた女性は、自分の時間を大切にするために依存を断ち切りました。
不倫をやめたくなる瞬間は、自分を大切にしたいと思ったときに訪れます。依存を断ち切る方法をご紹介します。
自分は遊びのつもりだったのに、不倫相手のほうが本気になってしまった。勝手に離婚なんかされても困るし、どうしよう……。既婚者がのぼせ上がると暴走しやすく、独身女性のほうは一方的に表舞台に引っ張り出される危険性もあります。そんな事態になったら、何とかして彼から一度距離を取る方法を考えましょう。
「同じ会社の上司と付き合っています。
最初からあっちが私に興味を持ってくれて、個人的な用事でLINEしたいからと、ID交換をお願いされてから仲良くなりました。
仕事のことやプライベートなネタなど話していくうちに、彼の家庭は仮面夫婦でセックスレスが何年も続いていること、もう奥さんを愛していないことなど伝えられ、私が慰めるようなおかしな関係に。
ある夜、会社の飲み会のときにふたりで二次会やろうと誘われ、そのままホテルに行ってしまいました。
相手は結婚しているし、私も彼氏がいないからセフレみたいな感じでいいかと思っていたのですが、どんどん彼のほうがのめり込んできて、仕事中もLINEでメッセージを送ってきたりとちょっと面倒な雰囲気に……。
週に2回もホテルに誘われるようになって、さすがにまずいと距離を置こうとしました。
すると、私が離れていくのを察したのか彼がいきなり『嫁とは離婚するから正式に付き合ってくれ!』と言い出してびっくり。
私にはそんな気がないし、勝手に離婚の理由なんかにされたらたまったもんじゃない。
正直に付き合う気がないことを言ったけど、彼に『逃げないでくれ』とすがられ、同じ会社でしかも上司なので冷たい態度を取ることもできずに困っています。
何とか彼の目を覚ます方法はありませんか?」(32歳/受付)
目を覚ましてほしいなら、別れるしかありません。
会社の上司であることを言い訳にずるずると付き合っていると、本当に離婚されてしまいます。
そうなってから別れようと言っても、「責任を取れ」と詰め寄られたら、今より面倒なことになるのは目に見えていますよね。
肉体関係を結んだのは自己責任です。
彼が本気になってしまったのは相手の問題ですが、最後まで毅然とした態度を取ることが、今の彼女にできる最善の方法。
離婚する前に冷静になってもらうには、一度離れることを受け入れてもらう必要があります。
もしお互いに本当に好きなのであれば、既婚者の彼のほうから離婚して一緒になる提案をされたら、一も二もなく受け入れるでしょう。
不倫という窮屈な関係から抜け出すには、相手が独身になることが条件です。
ですが、この男性の場合、彼女の存在は本当に好きというより現実逃避の手段でしかないように思います。
彼女が離れようとしていることに気がついて、慌てて離婚を持ち出した。そうすれば、彼女は戻ってくれるだろうという下心があるからです。
本当に好きなら、相手が距離を置こうとするタイミングでこんな「切り札」は出しません。
離れたがっている彼女の意思を確認すること、その上で別離を受け入れること。
彼女に交際を申し込むなら、「離婚した後」が正解ですよね。
不倫する多くの既婚男性が、「妻とは別れるから」を独身女性を引き止める手段にします。
その気がないにも関わらず、ただ関係を続けるためだけの言い訳です。
この男性の場合は、仮面夫婦でいることに疲れているのかもしれません。彼女と出会い、肉体関係を持ったことで、男としての自分を取り戻した気でいることも考えられます。
「離婚するから」は男性にとって本気の言葉である可能性はありますが、それでも、男性にとってだけ都合の良い道です。
本当に彼女のことを考えるなら、まず気持ちを確かめます。
引き止めるのではなく、自分から心を開いてお互いの想いを確認しあうこと。
それを抜きにして一方的に関係を進めようとするのは、決して誠意のある言動とはいえません。
彼女は、彼に離婚しても付き合う気はない、とはっきり伝えました。
そのとき、彼の言葉は
「逃げないでくれ。落ち着いたら君の気持ちも変わるから」
だったそうです。
……逃げないでくれ、というフレーズに違和感を覚えませんか?
彼の中で、彼女の「付き合えない」は「事態に驚いて腰が引けている」と変換されています。
本当は俺のことが好きなのに、離婚という言葉にビビって逃げ出そうとしている。そんな解釈なのですね。
これが彼女を悩ませているものです。
まったく恋愛感情がないわけではないけど、独身になった彼と付き合うことを考えると、そこまで好きではない。
それが本音だけど、「はっきり伝えるとショックだろうし、会社で仕事もやりにくくなるし」と、余計な不安が付きまといます。
社内不倫の場合は、気持ちがすれ違うとこんな面倒があります。しがらみがあるので簡単には関係を切れないのですね。
誘われると無下に断ることはできないし、会えばセックスもしてしまう。そして「待っていてくれ」と説得される。
関係を続けてしまうことで、彼のほうは期待を持ち続けるし、彼女のほうはストレスが溜まる一方です。
彼女がしなければいけないのは、まず彼に冷静になる時間を持ってもらうこと。一度本当に離れて、彼に今の関係について彼女がいないところで考えてもらう必要があります。
ですが、彼にそのまま伝えても、受け入れてもらえる可能性は低いでしょう。
彼女が単に戸惑っているだけと思っている彼にとって、離れることはそのまま別れを迎える危険があります。
上手く彼から離れるなら、
「あなたとの将来を考えたいから、私に時間をちょうだい」
と伝えることです。
あくまで前向きに距離を置きたいのだとわかれば、彼のほうも簡単に嫌だとは言えなくなります。
とにかく一緒に過ごす時間を減らすこと。
目の前に彼女がいなければ、彼は嫌でも現実と向き合うしかありません。彼女が側にいなければ、逃げる先がないのです。
現実に戻ればまた妻との関係に苦しんで彼女を求めるかもしれませんが、距離を置くことを受け入れてもらった以上は、「まだ会う自信がない」などと断ることもできます。
そうやって少しずつ連絡する頻度を減らし、会社でも毅然とした態度で接しましょう。
仕事を理由に呼び出されたときも、「まだ考えたいから」という気持ちを伝えます。
彼女が誘いに乗らないことで、彼のほうは熱が冷めていきます。
もともと短時間でのぼせ上がるような気持ちは、相手の態度によってしぼむのも早く、本当は離婚なんて大袈裟なことは考えていなかった自分に気がつくかもしれません。
彼女が本当は離れたがっていると思っても、また引き止める情熱があるかどうか。多くは、既婚のまま独身女性を追いかける勇気は持てずに手を引っ込めることがほとんどです。
社内不倫のようにこじれると厄介な関係でも、選んだのは自分です。
中途半端に投げ出すと、相手の暴走が悪化するだけでなく、関係を周りにバラされる恐れもあり、こじれたときこそ慎重に動くことを忘れてはいけません。
話し合いが難しい相手でも、まずは気持ちを受け止める姿勢を見せましょう。
離れることを受け入れてもらうには、相手の気持ちに添った言葉が重要です。
その上で、「やっぱり将来は考えられない」と冷静に伝えることができれば、相手も目が覚める可能性があります。
不倫は最後まで自分で責任を持って動くこと。
自分を救うには、それしか方法はないと心得ましょう。
不倫の付き合い、いけないとわかっていてもなかなかやめられない。「やめどき」がわからなくて苦しむ女性は多いですが、それは既婚の彼に依存しているから。周りが見えなくなると、どんどん自分だけが取り残されていきます。実際に不倫をやめた女性は、自分の時間を大切にするために依存を断ち切りました。
不倫をやめたくなる瞬間は、自分を大切にしたいと思ったときに訪れます。依存を断ち切る方法をご紹介します。