賢いお金の考え方を身につけて、人生を変えよう
みなさんは、お金を賢く使っている自信ありますか? 年末から新年にかけて家計簿特集をやっている本屋さんをよく見かけます。「今年こそは、ムダなお金を使わない! 上手に貯金する!」と意気込んでいる人が多いのでしょう。そういった方は、まず賢いお金の使い方を身につけてみませんか。
■お金、賢く使えてますか
お金と上手に付き合うには、家計簿でお金を管理する前に、まずはお金の使い方を身につけることが大切です。いくら家計簿をつけても、上手に賢くお金が使えていなければ、家計簿も長続きしません。
また、家計簿をつけない派の人も、お金の使い方を知っているだけで、貯まる自分になれるのです。今回は、賢くお金を使うふたつの考え方をお伝えします。
考え方その1.その買い物、必要ですか、欲しいのですか
賢くお金を使う考え方のひとつ目は「必要なものと欲しいものを分けて考える習慣を身につける」です。
例えば、毎日の飲食代や、家賃や光熱費などは生きていくうえでかかせない“必要なもの”です。一方、ご褒美のスイーツや、ブランドの時計やカバンなどは、欲望や欲求に関わるもの、今の生活をさらに良くしてくれるために“欲しいもの”です。
必要なものしか買わなければ、必然的にお金は貯まっていきますが、それでは生活に彩りがないと感じる人もいるでしょう。しかし、欲しいものだけ買い続けることは、欲求を満たしているようで「買わなきゃよかった」という後悔に繋がりやすくなってしまいます。こういった状態が続いてしまうと、いつまでたっても将来のお金を準備することはできません。
買い物をするときには「必要か、欲しいものか」を考えましょう。
欲しいものであれば、自分の欲求を満たす買い物であるという認識を持ち、買うべきかを立ち止まって考えてみてくださいね。
考え方その2.合理的な意思決定をする
賢いお金の考え方、ふたつ目は“合理的な意思決定をする”です。
私たちは「突発的に買い物をしてしまう」「計画通りに貯金ができない」などのような、非合理的な判断をしてしまいがちです。
「非合理的な意思決定」をひとつでも「合理的な意思決定」に変えていければ、賢くお金を使えるようになります。
どうやって合理的に考えるの?
合理的に意思決定を行う代表的な方法として、起こり得るすべての可能性を考え、その上で一番最適な選択肢を見つけようとする方法があります。
たとえば、「10万円以上するトレンチコートが欲しい」という問題について意思決定をする場合を考えてみましょう。
まず、トレンチを買う問題についていくつかの解決策が考えられます。
「今すぐに購入する」
「同じような雰囲気の安めのトレンチを買う」
「お金を貯めてから買う」
「我慢して買うのをやめる」
などです。
この4つが選択肢として考えられるのであれば、次にそれぞれの選択肢のメリットとデメリットを考えていきます。
今すぐトレンチを買えば、春になるとすぐに着ることができてテンション高く過ごせるメリットがあります。しかし、10万円以上するトレンチを買ってしまえば、しばらくは買い物も我慢しなければならなかったり、貯金が減ってしまったりするというデメリットがあります。
我慢して買うのをやめれば、別の欲しいものが買えるお金が貯まるかもしれませんが、トレンチが欲しいという欲求は消えずに残るかもしれません。
このように、どの選択肢を選んでもメリット・デメリットが生じてしまいます。
しかし、メリット・デメリットをはっきりさせた上で意思決定をすると「合理的な意思決定」ができ、賢くお金を使うことができます。
大事なのは、そのアイテムを購入する前に、いくつかの選択肢を自分の中で用意すること。それだけでも、狭くなった視野が広がり、合理的な判断への第一歩となるはずです。
■賢いお金の使い方を身につけよう
生活をしていると、衝動買いをしたり、値段も見ずに買い物をしたり、欲しいものは色違いで買ったりと散財してしまいたいこともありますよね。
すべての買い物に、シビアに向き合うのはむずかしいかもしれません。
だけど、10個ある買い物のうち、たった1個でも立ち止まって考えることができれば、確実にお金の使い方は変わります。
賢いお金の使い方を身につけてみてくださいね。
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