覚えて損なし「護身術」! 女性でもできる! 早速習いに行ってみた【新世界を嗜む】
「護身術」を身に着けて強くなりたい! そう考える女性が増えているようです。初心者でも簡単にできる技を身に着けてみると意外と楽しい? というわけで今回は、女性でも簡単にできる護身術を学びに行きました。記事の最後では、護身術を習うにあたっておすすめの武道・格闘技もご紹介しています!
今回お話を聞きに行ったのは、武術研究科の長野峻也(ながの・しゅんや)さん。
人気番組『マツコの知らない世界』にも出演した、護身術のスペシャリスト。「今こそ、女性が護身術を身に着けるとき!」と熱く語る長野さん。その理由は、治安の悪化にあるのだとか。
さらに長野さんは、痴漢被害に遭いやすい女性には、特徴があるといいます。
■もし危険な目に遭ったら? 身の回りの物で身を防ぐ護身術
護身術は難しいものでもなく、ポイントを押さえれば、力のない女性でも十分に打撃を与えられるそうです。
「もっとも警戒すべきなのは、刃物など武器を持った者に襲われることです。もしこのような事態に陥ったら、素手で立ち向かうのではなく、身近な物を武器にすることをおすすめします。身近なものを手当たり次第に投げ付ける。それだけでも効果的です」と話してくれました。
実際に、女性の持ち物で役に立つものを教えてもらいました。筆者も挑戦です!
護身術の極意その1.ハンドバッグを投げつけたり、盾にする
ナイフで襲われたら、バッグを盾にしましょう。投げつけるのも十分な攻撃になります。
エイッ!
というわけで、
えいやっ!
と、遠慮しつつも急所を狙う練習。急所は股間の他に、目元や喉元にもあるそうです。急所を狙うのは勇気がいりますが、危機的状況ですから、気合を入れて打撃を与えましょう。
護身術の極意その2.傘の先を相手に向けて距離を取るべし
続いて役に立つものは傘。剣道のように振りかぶってしまえば、胴がガラ空きになり不利に。そうではなく、傘の先を相手のお腹の先に向けるだけで、相手は近づくことはできません。
また、刃物をもって近づいてきた場合、刃物を持った手首の甲側を傘で押さえつければ、相手の腕が動かなくなります。
赤い矢印の方向に力をかけます。
護身術の極意その3.相手が近づいてきたら、肘で相手の顎を突き上げる
何も武器がないというときは、手を使うのが効果的。手のひらで顔面を叩いて、そのまま指を曲げて、目をひっかくだけでも相手の戦闘意欲をそぐことができます。
凶悪な相手に襲われて危ないときは、肘を鋭角に曲げて、相手の顎を下から突き上げてください。肘の打撃法はタイの「ムエタイ」や中国の「八極拳」などで多用される最強の必殺技です。
そりゃっ!
筆者、この辺からワクワクと楽しくなってきました。
護身術の極意その4.肘で相手の肋骨を突く
女性の肘は小さく鋭いので、大きな武器になります。顎ではなく、肋骨に打撃を与えるのもいいでしょう。狙うところは骨と骨の間。肘を刺すイメージで、打撃を与えましょう。
エイシャーッ!
我ながら、気迫があふれてきました(笑)。
護身術の極意その5.二段攻撃! ナイフを払って、手の甲で顔を打つ
続いては応用編。向かってくるナイフを手で払い、その後打撃を与えるという二段攻撃です。
ナイフで向かってきた相手の手首を、外側から添えるように手を持ってきます(※このとき、左右が逆にならないように注意!)
そのままパシッと手を払いのけます。軽い力でOKです。
払いのけた手の甲で、そのまま相手の顔面を打ちます。
見事に決まった!
長野さんを相手に、ノリノリの筆者。かなり強くなったような気がします! 護身術って楽しい!