2018年、愛される女になる秘訣は「カオナシ」卒業にある

2018年、愛される女になる秘訣は「カオナシ」卒業にある

合コンも、ネット婚活も、お見合いも全然うまくいかない。自分はそれなりに可愛いし、年齢より若く見えるし、性格も悪くない。でもなぜか素敵な人に選ばれない。一体なぜなのか。


■女性の99%は「カオナシ」状態になっている

私が40年生きた人生の中で一番衝撃を受けた映画は『千と千尋の神隠し』。中でも「カオナシ」は忘れられないキャラクターだ。

カオナシは、自分では「あ」とか「う」とかしか言葉を発さない。しかし相手の欲望を駆り立てるものを差し出す力がある。欲した相手をゴクンと呑み込んでしまう。実は、差し出したものは、本物ではない。土でつくった偽物なのだ。


この「カオナシ」というキャラクターを見たとき、「まるでわたしたち人間の闇を照らしているようだな」と思った。


Webや雑誌で「愛されコーデ」「モテ」「イケてる」という言葉がこれでもかというぐらい、まきちらかされている。私たちは、それらの言葉に飛びつく。飛びつかざるを得ない。

なぜか。

愛されたいし、認められたいからだ。


世間で流行・人気とされているファッションやメイク、立ちふるまい……。
「カオナシ」の取り入れ方は、ファッション好き、おしゃれ好きでやっている人のやり方とはぜんぜん違う。好きでやっている人は、自分の好きをただ「表現した」結果。自分自身の一部になっている。

しかし、愛されなきゃ、モテなきゃ、男性受けしなきゃとやっている人のそれらの表現は、本当の自分自身の一部にはなりがたい。

自分自身の一部ではないから、自分の個性にはならない。

個性ではないものを積み重ねていくとどうなるのか。

自分自身の本当の思いを忘れ、個性を表現できなくなっていく。こうして、街には美しい「カオナシ」があふれかえってしまうのだ。

■2018年、愛されたいならまず「声」を取り戻そう

では、失った顔をどうやって取り戻したらいいのか。

今まで積み重ねてきたファッションやメイクを否定したらいいのか。

いや、ちがう。

もう一度カオナシを思い出してほしい。彼が相手の欲望を駆り立ててまで最初に何を手に入れたものに注目してほしい。それは、「声」である。彼はイケメンになることでもなく、おしゃれになることでもなく、「声」を欲しがったのだ。


なぜ声を欲しがったのか?

ここからは私個人の予想でしかないが、彼は”自分の本当の心”を、地上に発したくなったのではないかと思う。

「私はこんな風に考えていて、こういうことが好きで、こういうことをするのが楽しい」と伝えたかったのではないだろうか。しかし、カオナシは他人の声に頼ってしまった。

他人の声に頼ってしまうことで、本当の自分を出すことができず、相手の心を欲望で駆り立てて呑み込むしかできなかった悲劇的な存在。

これは他人事ではない。私たちはただ愛されること、モテることを目的に(嫌われないようにも同様)演じたり、着飾ったりしてしまうと、結局それは他人の声で生きていることと同じになってしまう。


2017年、きっとたくさん傷ついてきた人がいると思う。
傷つくきっかけになるのはだいたい「声」を発したときだ。だから、カオナシのようになって、他人の姿になることで自分の身を守ってきた人もたくさんいるだろう。

そうしておけば、誰にも嫌われないかもしれない。でも、あなたのカオは決して相手にはっきりと見えない。そういう存在になれば、相手の心は動かせない。

だからこそ、「声」を取り戻さなければいけないのだ。

■自分が大事にしていること、相手に大事にしてもらいたいことを書き出してみよう

ショッピングに行く前に、福袋を買う前に、親に会う前に、今からやってほしいことがある。それは、自分が大事にしていること、これから大事にしていきたいことを書き出してみることだ。

箇条書きでも、殴り書きでもいい。ノートに書いても、スマホに書いても、パソコンに書いてもいい。とにかく自分の心を表現しやすいツールで書き出してみる。

なるべく人に言うのが、はばかれるぐらい恥ずかしいことを書いたほうがいい。恥ずかしければ恥ずかしいほどそれは自分の心に近づくから。殴り書きの中でも「カオナシ」になる必要はない。

そしてそれを2018年、時々見返してほしい。

出会う人にどうしたら愛されるのかを考える前に、「この人は私の大事にしていることを理解し、大事にしてくれる人なのか」を問うこと。2018年はそうやって過ごしてほしい。

きっと、来年は素敵な人に出会えるはずだから。

この記事のライター

婚活アドバイザー。自ら経営する結婚相談所で7年で200組以上のカップルを成婚へと導く。

「となりの婚活女子は今日も迷走中」(かんき出版) 「糟糠の妻はなぜ捨てられるのか」(プレジデント社)

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