そばのきれいな食べ方【大人のマナー特集】
昼間から徳利を傾けながら、そば屋で日本酒を飲むのには憧れますよね。いかにも粋な光景ですが、そばがシンプルな料理だけにその作法が気になるところ。今回は『イラストでよくわかる きれいな食べ方』のご協力のもと、そばの食べ方から、食後のそば湯まで、そばのきれいな食べ方とマナーについてご紹介します。

せいろに盛られたそばを、つゆと薬味でシンプルにいただく「そば」。
今回の記事をきっかけに、大人のマナーのひとつとしてそばの食べ方をマスターしてみましょう。
■そばのきれいな食べ方
1、まずは日本酒を冷で

夕方にふらりとそば屋を訪れたら、まず冷酒をオーダーするのが”そば通”の基本です。
昼間から、徳利を傾けながら、そば屋で日本酒を飲むというのは正しいそばの楽しみ方です。
2、つまみを食べる順番 - 板わさから天ぷらへ

つまみは、板わさ(蒲鉾を薄く切り、ワサビと醤油を添えたもの)、たまご焼き、鴨スモーク、天ぷら盛り合わせなどが定番です。
さっぱりするものから、油っぽいものという順番で召し上がってください。
3、まずは薬味を入れずに食べる

締めに「もり」か「ざる」を注文します。
「もりそば」と「ざるそば」は同じようで微妙に違います。「もり」より、「ざる」の方が格上で、「ざる」には刻みのりがかかっているのが特徴です。
一口目はつゆだけで食べてみましょう。つゆの味でその店全体の味がわかるといいます(そば湯用に薬味を少しだけ残しておきましょう) 。
4、下半分くらいをさっとつゆへ

その後、わさび、ネギ、などの薬味をお好みで入れて食べてください。
濃いつゆの場合は、一口大のそばの下半分くらいをつけて食べます。すするときには、音をたてても問題ありません。
途中から噛み切らずに一気にすすりましょう。
5、シメはそば湯でさっぱりと

そばの風味は、時間が経つとすぐに変わります。 そばは、のびてしまうと風味も食感も台無し。だいたい5分を目安に一気に食べるのが礼儀とされています。
5分程度で豪快に食べましょう。
食べ終わったら、そば湯をつゆの器へ注ぎます。味はお好みで調整してくださいね(店の方につゆを頼めば、つゆは足してもらえます)。
■そばのきれいな食べ方を知って、大人のマナーを身につける
そばがとてもシンプルであるがゆえに、細かい作法まで気にしていなかった方かたも多いのではないでしょうか。
そばのきれいな食べ方を知って、そばを楽しむ際の参考にしてみてくださいね。
そばのきれいな食べ方を知って、大事な席で恥ずかしい思いをしないようにしましょう。そば以外にも、きれいな食べ方が『イラストでよくわかる きれいな食べ方』に掲載されています。
協力/『イラストでよくわかる きれいな食べ方』(彩図社、ミニマル+BLOCK BUSTE)
■『イラストでよくわかる きれいな食べ方』書籍情報

「イラストでよくわかる きれいな食べ方」
著者:ミニマル+BLOCK BUSTER
発行:彩図社
単行本:128ページ
発売日:2012/7/26
価格:680円+税
[公式サイト] http://www.saiz.co.jp/saizhtml/bookhtml/4-88392-877-4.html
著者 ミニマルさんプロフィール
「食」「カルチャー」から「マナー」「教育」まで、さまざまなテーマのコンテンツ制作を行っている編集プロダクション。
著者 BLOCKBUSTERさんプロフィール
デザイナー、イラストレーター、ライター、フォトグラファーなどで構成されたクリエイターチーム。書籍や雑誌記事、ウェブコンテンツの制作をてがけている。後藤亮平がイラスト、下元陽が執筆を担当。
※情報は刊行時の内容です。
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。