高級日本茶「黄金みどり」の取り扱いも。伊藤園「和の茶」はお茶と向き合える場所
伊藤園と言えば……、「お〜いお茶」。そんな風に思われている方も多いのでは? 実は、「茶十徳」というお茶の専門店を1977年から運営している伊藤園は、9月に三越日本橋で日本茶のみを取り扱う専門店「日本橋 和の茶 伊藤園」をオープン。温かい飲み物が恋しくなるこの季節、自分好みのお茶を探してみては?
お家でほっとひととき、カフェでの息抜きに、あなたの隣にあるのは、お茶? コーヒー? 今回は、その”ひととき”を充実させる日本茶の世界を少しだけご紹介。日本茶を始め、茶器、和スイーツ、さらには日本茶カフェまで揃える、「日本橋 和の茶 伊藤園」を取材しました。
■近年見直されている日本茶、その理由は健康性
お話をお伺いしたのは、お茶のプロフェッショナルである、ティーテイスターの神宮さん。近年、神宮さんはまずお茶、特に日本茶が見直されていると語ります。
消費者がヘルシー志向になっている今、健康性は誰しも気になるトピックスとなっています。カテキン、カフェイン、アミノ酸、ビタミン他、様々な成分が含まれ、体に良いことで一般的に知られる日本茶は、伊藤園はもちろん、各地のお茶農家がSNSでの情報発信を行うなどして、日本茶の良さが改めて世の中に浸透しつつあるようです。
■シングルオリジンで生産者の思いを伝える
健康性もそうですが、同様に気になるのは安全性。「和の茶」で扱う茶葉はすべてシングルオリジン。シングルオリジンとは、単一産地、単一品種、単一農家のことで、合組(ブレンド)ではない、生産者の思い、表現したかったお茶を純粋に味わうことができます。単一農家なので、安全性はもちろん、品質の高さも特徴的。
一番人気は高級日本茶「黄金みどり」
品質の高いシングルオリジンのお茶の中でも特に人気なのは、「黄金みどり」。初めてテイスティングをする方はその味に驚き、感動するそう。非常に珍しい品種で、静岡県は葵区、諸子沢で、30年ほど前突然変異によって生まれたもの。年間50kgしか獲れず、価格も100gで10800円(税込)と高め。そういったお話が聞けるのもティーテイスターがいる「和の茶」ならでは。
■お茶を飲む空間へのこだわりも多様化
お茶が飲まれる理由として、健康性の他に、単純に美味しい、ということもありますが、飲む時間や環境を大切にする方も増えてきました、と語る神宮さん。何で飲むか、にこだわる方には、茶器の充実がおすすめ。なんとお茶の釉薬で、天然のお茶の色が出ている急須の取り扱いも。
お茶に合う、嬉しいスイーツも充実
お茶がすべて国産シングルオリジンの「和の茶」は、スイーツもすべて国産。生地はもちろん、クリームに使われるバターまで徹底的に国産にこだわっています。神宮さん一押しは「和の茶ロール 濃茶」(税込:3240円)。濃茶の濃厚な香り、味は、濃いめに入れたお茶とぜひ。特におすすめのお茶は、紅茶のような味わいの「本山べにふうき(不発酵)」(税込:702円/50g)だそう。
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