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あなたは全部食べられる? 東南アジアで出会った「臭い」フルーツ3選

臭い果物、あなたは食べられますか? 11月末に2週間ほどカンボジアへ旅行に行ってきました。滞在したカンポットの街は、街の中心に「ドリアン像」が鎮座するほどの、最高級ドリアンの産地。今回は、強烈な匂いを持つ「果物の王様」ドリアンに加え、東南アジアでぜひトライしたい「臭う果物」を3つご紹介します。

あなたは全部食べられる? 東南アジアで出会った「臭い」フルーツ3選

■東南アジアでトライしたい珍しい&臭い果物

東南アジア フルーツ ドリアン パパイヤ ドラゴンフルーツ バナナ

タイにベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポールなど、東南アジアは、今人気の旅行先。常夏のこれらの国には、美味しいトロピカルフルーツがたくさんあります。

例えば、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、ドラゴンフルーツ(ピタヤ)、マンゴスチン、ランブータン、シュガーアップル、ライチー、リュウガンなどは、誰もが喜ぶ果物ではないでしょうか。

けれども今回ご紹介したいのは、現地ではポピュラーながら、馴染みのない人の間では好き嫌いの分かれる独特の匂いを放つ果物です。

臭い果物1.ヘビのような皮を持つスネークフルーツ

臭い果物の代表格、スネークフルーツ

まずひとつ目は、アンコールワット遺跡群で知られるシェムリアップで出会った「サラカヤシ」。ヘビのような殻に包まれた見た目から、「スネークフルーツ」とも呼ばれています。

初めて見た、果物屋の店先に積まれたこの不思議な姿のフルーツ、試さずにはいられません!

クメール語ができないので、ジェスチャーだけで1ドル(約110円)分購入。ビニール袋にずっしり20個くらいの分量になりました。

スネークフルーツ 中身 カンボジア

硬いけれど薄い皮をパリパリっとむくと、独特な匂いと共に薄い黄色の果肉が出てきます。味は甘さが強く酸っぱさもあって、意外と瑞々しく爽やかです。

私は美味しいと思ったのですが、一緒にトライした3人中ひとりは「美味しい」、他のふたりは「臭っ! 全部食べられない」と言っていました。 やはり好き嫌いが分かれるようです。

ちなみに、この匂いは一般的にも「油っぽい」「おならみたい」「生ゴミみたい」などと散々な形容がされています。

臭い果物2.世界最大の果実、ジャックフルーツ

臭い果物 ジャックフルーツ 世界最大

続いては、世界最大の果実と言われる巨大なジャックフルーツ。ブラジルでも頻繁に見かけましたが、重さ30キロにもなる巨大な果物がいくつも木にぶら下がっている姿は圧巻です。

カンボジアでもポピュラーなようで、あちこちの果物屋に並んでいました。大きいためか、中身だけの販売も一般的なようです。

ジャックフルーツを切ると、白〜黄色の5センチほどの房状の果肉がびっしり並んでいて、中にひとつずつ種が入っていて、それぞれ個別に取り出せます。

バナナの花とジャックフルーツ

バナナの花、バナナの後ろに並ぶのがジャックフルーツ

果物屋でジロジロと見ていると、店先でおばちゃんが試食させてくれました。ビニール袋をとると、一斉に飛び立つハエと独特の匂い!

その匂いは、「合成香料たっぷりのバブルガム」「汗の臭い」「ドリアンのマイルド版」などとも呼ばれているそう。

味は、水分や酸味がなく凝縮された独特の甘さ。私は甘党ではないのでそれほど惹かれないのですが、臭う果物の中では比較的食べやすく、一緒に試食した友人も「美味しい」と言っていました。

生食以外にも、スーパーでフリーズドライやチップスになったお菓子を見かけます。

ちなみにジャックフルーツには、硬いものと柔らかいものがあり、今回食べたのは柔らかい方。硬いものは、触ってもツルツルしていて、キュッとした歯ごたえで、薬品っぽさが強調されている気がします。

東 リカ

フリーライター。アメリカで出会ったブラジル人の夫と、リオデジャネイロ、レシフェ、東京、サンパウロを経て、2014年末よりポートランドへ移住。現在は、フリーライターとして現地情報を日本メディアに提供。得意分野は、カルチャー、ラ...

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