話題の「FinTech」、私たちの生活をどう便利にする?
複数の銀行口座やクレジットカードなどを一元で管理できる便利な家計簿アプリ、少額で分散投資ができる資産運用アプリ、手数料無料での決済やお金の送金サービス……気づかないうちに使っている方も多い「FinTech」サービスは、今後ますます身近なものになってくるでしょう。今回は簡単に概要をお伝えしていきます。
最近耳にする機会が増えた「FinTech(フィンテック)」。日本でも2015年頃からFinTechがじわじわと広がり始めていました。
今回は「まだあまり聞き慣れない」という方に向けて、FinTechとは一体どんなもので、私たちの生活にどんな関わりがあるのかお伝えします。
■FinTechとは何か
FinTechは、Finance(金融)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語です。
FinTechに限らず「〇〇Tech」という言葉はいろいろとあり、例えばEdTechは教育(Education)とTechnology。他にも農業のAgriTech、保険のInsurTechなどもあります。
テクノロジーといっても、例えば銀行のオンライン口座やATMのような既存の金融機関がIT技術を使ったサービスを提供してもFinTechとは言いません。あくまでIT企業が提供する金融サービスを指します。
スマートフォンやクラウドの急速な普及により広がっている新しい分野なので、あまりピンと来ないかもしれません。
テクノロジーと金融が融合することによって、既存の金融機関では実現できなかった領域での新しいサービスの提供、ユーザー目線で見てより使いやすいサービスを安く利用できるようになるなど、金融がこれまで以上に身近になってきています。
■FinTechのサービスには例えばどんなものがある?
ではFinTechがあると、どんな便利なことが起こるのでしょうか?
一言で「金融」と言っても幅が広いように、FinTech分野も多岐に渡ります。代表的なサービスでは決済・送金や家計簿アプリ、ロボアドと言われる資産運用サービス、今話題のクラウドファンディングなどがあります。
送金や決済の分野で一例を挙げると、これまでは海外送金の際には銀行を経由して高額な手数料が必要で、日数も数日~数週間かかる場合もありました。
これがビットコインなどの仮想通貨の登場により、10円以下の手数料に抑えられ、一瞬で送金が完了するなど、利便性が飛躍的に向上しています。
もう少し日常生活に近くて、女性にもおすすめなのが「家計簿アプリ」サービスです。すでに使っている方も多いかもしれません。
日々の買い物のレシートをスマホで撮影するだけで、支出管理ができるサービスもあり、無料で使えるものが大半です。
その他にも、クレジットカードで決済した端数で貯金や投資をするサービス、1000円という少額から株式投資ができるアプリサービスもあり、これまで以上に資産形成が身近なものになってきているように感じます。
次回は「お金を育てる」に焦点を当てて、クラウドファンディングについてお伝えします。
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