レシピ付き。心も体も温まる! 人気ホットカクテル「ホット・トディ」3選
季節の変わり目、体調を崩しやすい人も多いのではないでしょうか。こんな時期、体の芯から温まり、ホッとリラックスできる代表的なカクテルが「ホット・トディ」。定番レシピはもちろん、新しいバリエーションも合わせて、3つご紹介します。
■風邪の特効薬としても知られる「ホット・トディ」
ホット・トディとは、蒸留酒に砂糖やはちみつ、レモンを加えてお湯で割った簡単で美味しいホットカクテルのこと。イギリスやスコットランドでは、風邪の特効薬としても知られています。
風邪気味のときはもちろん、なんだかギスギスした気持ちのときも、はちみつとレモンの効いた温かなカクテルを飲めば、きっと気持ち良く眠れるはず。
ベースとなる蒸留酒にウィスキーを使ったものが大定番ですが、その他のバリエーションも数多く考案されています。今回は3つのレシピをご紹介します。
■お手軽で簡単! ホット・トディ基本のレシピ
まずは、基本のレシピをご紹介します。
【材料】
• ウィスキー、ブランデー、もしくはラム酒:大さじ3
• はちみつ:大さじ1
• レモン汁:大さじ1(1/4個分)
• お湯:1カップ
カップにはちみつ、お酒、レモン、お湯の順に入れ、かき混ぜればできあがり。
カップをお湯で温めるひと手間をかけると、よりおいしく仕上がります。
ウィスキー、ブランデー、ラム酒はどれもホット・トディにぴったりの蒸留酒。普段は蒸留酒にあまり縁がないという方でも、はちみつはもちろん、お湯を加えることで香りが立ち、ぐっと飲みやすくなります。アルコール度数も6度程度でそれほど強くありません。
ぜひ寒い夜に試してみてください。
■華やかなスパイスが香る「アクアヴィット・ホット・トディ」のレシピ
続いては、ポートランドの蒸留所「ハウス・スピリッツ・ディスティラリー」で教えてもらったアクアヴィットを使ったホット・トディ。
アクアヴィットは、「命の水」を語源にもつジャガイモが原料の蒸留酒。キャラウェイ、フェンネル、スターアニスなど香草の風味がついています。そのままで飲むにはかなりクセも度数も強いお酒ですが、ホット・トディにすると、驚くくらい美味しく仕上がるんです。
【材料】
• アクアヴィット:大さじ4
• はちみつ:大さじ1
• レモン汁:大さじ1(1/4個分)
• お湯:1/2カップ
recipe/Brooke Arthur
「ハウス・スピリッツ・ディスティラリー」では、オレゴンワインの樽で1年間熟成させたアクアビット「Gamle Krogstad Aquavit」を使用しています。蒸留所で働くケリーさんは、カクテルを作りながら「心地よくなる冬のフレイバー」だと話してくれましたが、スターアニスとキャラウェイの香りがホリデーシーズンを思わせる、華やかで温かな気持ちになるカクテルです。
■お腹の底から温まる。「カモミール・ホットトディ」のレシピ
最後にご紹介するのは、最近注目されているカモミール・ホット・トディ。ポートランドのバーテンダーが考案したレシピは、下記のようなもの。
【材料】
• ジンビーム・ホワイトラベル・バーボン:大さじ3
• カモミールリキュール:大さじ1.5
• はちみつシロップ:大さじ0.5
• レモン汁:大さじ1.3(約1/4個分)
• ラベンダービターズ:数滴
• お湯:1カップ
recipe/Jacob Grier
カモミールとラベンダーの香りに優しく包まれ、飲みやすく、お腹の底から温まります。ナイトキャップ(眠るためのお酒)にすれば、ちょっと贅沢な気持ちで眠りにつけそうです。ただ、こちらは材料を揃えるところから、少しハードルが高いかもしれません。
材料が揃わない場合は、カモミールティを使ったバージョンがおすすめ。定番レシピのお湯をカモミールティに変えて、お好みで生姜、スターアニス、クローブ、シナモンスティックなどを使って香りづけをします。もちろんスパイスは入れなくてもOK。
耐熱グラスを使えば、見た目も素敵な冬のドリンクの完成です。ぜひ試してみてくださいね!