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家事をもっと楽しく効率良く! 少しの工夫でラクになる3つの家事テク(水回り掃除編)

今年も残り2ヵ月。日が暮れるのが早くなり、なんとなく気ぜわしく感じられる季節です。特に年末が近づくにつれて気になりだすのが「掃除」。気がつけば、昨年末の大掃除から一度も手入れをしていない箇所がある方も多いのではないでしょうか。

家事をもっと楽しく効率良く! 少しの工夫でラクになる3つの家事テク(水回り掃除編)

掃除の中でも、多くの方が面倒だと思うのが「水回り」。

放っておくと、悪臭の原因やカビの温床になりかねません。そこで今回は、水回りをラクにキレイにできる掃除のコツをご紹介します。

■シンク周りの掃除

シンク掃除

食器や食材を洗ったり、野菜やフルーツを切ったり、ゆで汁を捨てたりと、実にさまざまな水分が飛び散るキッチンのシンク周り。

いつも清潔にしているつもりでも、いつしかヌルヌル、ベタベタした部分が発生しがちです。

なので、私は前回のコラム「家事をもっと楽しく効率良く! 少しの工夫でラクになる3つの家事テク(掃除編)」でお話しした室内の掃除の場合と同じように、キッチン周りには特に物を置かないようにしています。

おたまやフライ返し、調味料やボウルなど、頻繁に使う物も常に必ず棚の中に入れます。

ただ先日、これから家を建てようとしている友人がこう話していたのです。

「キッチンは扉や引き出しの少ない、できるだけオープンなものにしようと思っているの。よく使うものは、すぐ取り出せるように。だって、汚れた手やぬれた手で棚を開けたり引き出しを開けたりしたら、確実にキッチンが汚れるじゃない?」

なるほど、確かにそういう考えもあるなぁと思いました。

おたま

仮に、フライパンやおたまなどの調理器具を壁にかけ、調味料類も表に並べたとしましょう。

そのときは、すべてがすぐ手に届く範囲にある、おしゃれな欧米風キッチンになっているかもしれません。

でも、実際にそれらを調理に使おうと手に取ったとき、うっすらほこりが積もっていたら……?

いちいち洗ったり拭いたりする手間が発生してしまいます。少々のほこりは気にならないという方ならともかく、そうでない方はモノを表に置かない方が良いと思います。

そして私は、調理前に必要なモノを大体取り出しておきます。ですから、汚れた手で扉を開け閉めすることはあまりありません。もし手が汚れた状態で物を取り出さなければならなくなったら、一旦手を洗うか、キッチンペーパー等で指先を拭います。

そうすれば、キッチンが汚れることはさほどありません。

話を元に戻しましょう。私は調理や洗い物が終わったら、とにかく汚れや水分を全部拭き取ります。汚れ具合にもよりますが、とにかく使用した箇所はとりあえずすべて拭きます。シンク周りはもちろん、電子レンジの内部やガス台周りの壁もすべて、です。

以前、マッサージ師の先生に言われたことがあります。筋肉のコリは、キッチンの汚れに似ていると。

放っておけば放っておくほど、のちのち対処が大変になると。

そのとき出た汚れはそのとき落としておく。それがガンコな汚れを発生させない、一番の近道なのです。

■お風呂掃除

お風呂

質は違いますが、お風呂の汚れを落とすのもかなりの重労働です。

水アカを始め、石けんカスによる汚れ、湿気が多いことで発生するカビ、排水溝から生じる下水臭……。人間が清潔を保つための後始末って、なんと大変なことでしょう。

浴槽は、最後に入浴した方が排水しながら掃除するのが一番簡単。浴槽のお湯を交換する頻度はご家庭によって異なるでしょうから、掃除する頻度も異なりますが。

そして、浴槽以外の部分。入浴の最後に浴室全体をシャワーでお湯をシャーっとかけても、実はあまりきれいになっていないことが多いのです。

結局、濡れていることによって菌が繁殖するわけなので、浴室内を清潔に保つには、水分をすべて拭ってしまうことが一番の近道。最後に入浴した方が、体を拭いた後にバスタオル(それに抵抗があるなら、ほかのタオル)で浴室内全体を拭いてあがれば良いのです。

「せっかくお風呂でリラックスしたのに……面倒くさい……」

わかります。しかし、その都度拭き取ってしまえば、汚れや水アカを洗剤でゴシゴシ落とす必要がなくなります。そのため我が家では、洗剤はほとんど使いません。

大邸宅でない限り、浴室の広さは数帖分でしょう。数帖分の水分を拭うのは、数分で済むはず。日々のちょっとした手間を惜しまなければ、後で苦労することはありません。

■トイレ掃除

トイレ掃除

使わない日はない「トイレ」。

男女によって、体調によって、その汚れ方は異なると思いますが、トイレも使うたびに掃除することをおすすめします。

掃除せよといっても、逐一洗剤をつけて便器内をブラシでゴシゴシこする必要はありません。

今はさまざまなトイレ用の洗剤が出回っています。防汚コートしてくれる洗浄剤やスタンプクリーナーなどを活用しつつ、便座裏や便座脇の飛び散りだけは使用する都度、拭き取るのです。

トイレマットは汚れの温床になるから、使わない方が良いと言う人がいます。確かに、飛び散りをトイレマットが吸収することによって、トイレマットは汚れる一方です。

ただ、ここからは個人の好みの問題です。掃除をしやすいように、トイレマットや便座カバー、トイレスリッパ、ペーパーホルダーなどを一切使わないのも手ですし、一方、トイレといえどおしゃれな空間を演出したいなら、トイレグッズをまめに洗えば良いでしょう。

ちなみに私は、後者派。女子2名、男子1名の3人家族ですから、トイレマットなどは週に一度洗えば十分。お気に入りのトイレグッズと小さな観葉植物に囲まれて、わが家のトイレはいつも居心地の良い空間。使うたびにふき掃除をしているので、黄ばみやにおいで困ることはありません。

日々のちょっとした手間を惜しまなければ、後で大変なことになりません。最初は面倒に感じると思いますが、習慣化してしまえば面倒ではなくなります。

面倒だと思わなくなれば、毎日ラクにキレイな生活ができます。

あなたにも、きっとできるはずですよ!

百田 カンナ

ライター兼ソーシャルワーカー。都内で二人の子と黒猫と暮らす。 取材で遠征したり、一日中パソコンに向かったり、高齢者に体操を教えたり、小学生に読み聞かせをしたりと、常にじっとしていない40代。酒と肉が好きで、発言は直球、笑い...

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