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家事をもっと楽しく効率良く! 少しの工夫でラクになる3つの家事テク(掃除編)

家族形態やライフスタイルによって内容や量に多少の差はあるものの、少しでも減らしたい家事。室内の掃除、洗濯、料理から始まり、庭木の手入れ、玄関周りの掃き掃除、ペットの世話、電球の交換、風呂掃除、シーツの交換など、挙げればキリがないですね。そこで家事をラクにするテクをご紹介。今回は掃除編です。

家事をもっと楽しく効率良く! 少しの工夫でラクになる3つの家事テク(掃除編)

家電の普及のおかげで、手間暇は多少軽減されたものの、忙しい現代人の多くにとって家事は、ため息の出る作業ではないでしょうか。

そこで今回、すべての方が共通してできる家事の工夫についてご提案します。

まずは、掃除編です。

■目覚めたら最初に床を拭く

フローリング

この見出しを読んで「えーっ!」と思った方が大半だと思います。

「いやなことを最初にやれとでも?」……いえいえ、そうではありません。

ご存じの通り、今私たちがいる周囲にもほこりが舞っています。

家庭内で発生するほこりは、ふとんやカーテン、カーペットや衣服などが擦れて発生する繊維質のほこりがほとんど。どんなに静かに暮らしていても、カーテンを開閉したり衣服を着脱したりする限り、ほこりは発生し宙を舞うのです。

室内で浮遊しているほこりが床に落下するまでの時間は、高さ3mでだいたい5時間とのこと(注)。

そうです、私たちが眠っている間に、ほこりたちは静かに床に溜まっているのです。

特にフローリングはほこりが舞い上がりやすく、眠っている間に堆積したほこりを拭きとってしまえば、再びほこりが舞い上がるのを防ぐことができ、室内をクリーンな状態に保つことができるのです。

しかし、起き抜けにぞうきんがけをするのは、なかなかキツいのも事実。

そこで活用したいのが、フローリングワイパー。掃除機のように大きな音が立たず軽量なので、早朝でも寝起きでも手軽に安心して使えます。

すでに使っていらっしゃる方も多いと思いますが、フローリングワイパーを朝一番にかけた場合と、就寝前にかけた場合のシートの汚れ具合を比較してみてください。

取れるほこりの量が全然違います。

■物を置くなら最低限に

部屋の掃除

「汚い部屋を想像してください」──そう言われて思いつくのは、だいたい物が散らかっていて、その上にほこりが溜まっている様子ではないでしょうか。

急な来客のため、慌てて押し入れに物を突っ込みまくったために押し入れの扉が崩壊寸前になっているマンガのシーンも、見たことがありますよね。

きれいな部屋で暮らしたくて「お掃除ロボット」を買ったのに、床が散らかり放題のため、無用の長物と化してしまった……という話もよく聞きます。

そうです、きれいに掃除をするためにはまず「物を片付けること」

空中を舞うほこりは、床だけでなく家具や物の上にも容赦なく降り注ぎます。ほこりをかぶる面積を最小限に抑えることが大切です。

物を置きっぱなしにしないということだけでなく、余計な物を飾らないことも大切。「すてきだな」と思って買った絵画や調度品なども、ほこりをかぶればがらくた同然。物を飾るときは、きちんと手入れができるかどうか考えましょう。

ちなみに観葉植物も、特に葉の上にほこりが溜まります。

葉にほこりが溜まると、呼吸がしづらくなり元気がなくなってしまうので、定期的にほこりを拭ってあげましょう。

■着古した綿のシャツや下着は掃除用に取っておく

窓をふく

着古した綿のシャツや下着は、拭き掃除用にとっておきましょう──これはすでに多くの方が実践していると思いますが、あえて紹介させてください。

まず、もったいないから最後にぞうきんとして使って捨てましょう、というよりも「綿」そのものが吸水性に富み、肌触りがやさしいことから、家具などを傷めない素材であるという点に注目していただきたいのです。

たっぷり水を含んだ後に硬く絞れば、立派な拭き掃除道具です。

ただし、使い古したタオルや素材によっては繊維カスが残る場合があるので、その際は乾いた古着などで仕上げ拭きをしてください。

細かく切ってウエス(掃除用の小さな布)にする方もいらっしゃると思いますが、ずぼらな私は切らずにそのまま掃除に使ってしまいます。

使う場所は、トイレ、窓のサッシ、排水溝、浴室のゴムパッキンなど、汚れやぬめりが著しい箇所におすすめ。

拭いては折り返し、拭いては折り返し……を繰り返すうちに、その箇所はピカピカ、古布は再起不能なレベルで汚れていることでしょう。

また、ストッキングやフリースなどの化学繊維は、着ているときはほこりの吸着に悩まされますが、掃除に活用すれば家具のすき間や冷蔵庫の下にたまったほこりを取るのに最適。

使ったらそのままごみ箱にポイでき、後始末が不要なところも嬉しいですね!

というわけで、筆者は上記の3点を実践することで、不意な来客も怖くない状態を保っています。掃除機をかけるのも、だいたい週に2回程度。それでも、突然どこかの国のエラい人が来ることになっても大丈夫です(そんなシチュエーションはあり得ませんが)。

とはいえ、子どもたちが脱ぎ散らかしたパジャマや黒猫のチョコから発生した毛玉はご愛嬌。完ぺきを求めるあまり神経質になっては、元も子もありませんからね!

(注)林修の今でしょ講座(テレビ朝日2015年6月23日放送)より

百田 カンナ

ライター兼ソーシャルワーカー。都内で二人の子と黒猫と暮らす。 取材で遠征したり、一日中パソコンに向かったり、高齢者に体操を教えたり、小学生に読み聞かせをしたりと、常にじっとしていない40代。酒と肉が好きで、発言は直球、笑い...

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