SNS疲れなんてもったいない。自分の世界を広げるSNSの使い方
数年前から聞くようになった「SNS疲れ」。うまく使うと、人とつながれて、チャンスも舞い込むSNS、せっかくならストレスなく使いたいものですよね。ブログを含むTwitterやFacebookなどのSNSを心地よく、ストレスなく使う方法をご紹介します。
こんにちは、内科医でライターやコンサルティングもしている岡本彩です。
わたしは大学生のときにブログとmixiを始めました。
FacebookやLINE、ブログといったSNSが普及してわたしたちの生活は大きく変化しました。10年以上ブログを続けているわたしの、SNSとの付き合い方についてご紹介します。
■自分の名前で仕事をするならSNSは必須
昔と違い、会社のホームページには社長の顔写真やプロフィールが掲載されるのが当たり前になりました。
個人でサービスを提供する個人事業主も、お客様に知ってもらうためにSNSを活用することが多いと思います。わたしが主催するセミナーでも、お客様の多くはブログを経由してお申し込みしてくださった方です。
そこまでしない人でも、自分のブログがあれば広告を貼ったり、おすすめの商品を紹介したりして収入を得ることができます(アフィリエイトやGoogleアドセンス、Amazonアソシエイトなど)。
■妬みや批判をどうスルーするか
よく質問されるのが、「批判コメントがきたらどうしてますか?」というもの。
でもこれ、よく考えると悲しむことではないんです。誰も読んでくれないブログには批判すら来ないわけですから。無数にあるネットの情報の中から、それだけあなたが誰かの気になる存在になれた、影響力を持てたということです。
とはいえ、はじめのころはわたしも戸惑いました。今も読んだ瞬間はムッとします。
ですが、批判コメントをよく読んでみると、「その人が自分の現状に不満を持っていて、匿名性を利用して不満を吐き出している」ということもよくあります。
会ったこともない人に対し、わざわざ批判的なコメントをするのは、あなたのことが羨ましい暇な人。気にする必要はまったくありません。
さらにコメントを分析してみると、「この人はパートナーに不満があるんだな」「外見にコンプレックスがあるんだな」など、その人の思いが見えてきます。人間観察の機会、ととらえるとそう腹は立ちません。
どうしても悩んだら、あなた以上にSNSで影響力のある人に相談するといいですよ。作家のはあちゅうさんの著作『半径5メートルの野望』もおすすめです。
■ときにはSNSから距離をとってもいい
わたしもそうですが、SNSにはネガティブなことをあまり書かない人は多いです。するとFacebookの友達は、みんな人生が順調そのもので、キラキラして見えるかもしれません。もしそれが辛ければ、SNSからしばらく離れてみてはいかがでしょうか。
わたしは不妊に悩んでいた28から30歳のころ、周囲が出産ラッシュでした。Facebookを開くたびに「妊娠しました!」「出産しました!」という報告が目に入るのが辛くて、途中から見ないようにしていました。心の平安を保つためにそれもよかったなと思います。
ネットの情報は自分で取捨選択できるので、私はわざわざ暗い気持ちになるものを見るくらいなら、読書するか寝てしまうようにしています。
■SNSで広がる人間関係
デメリットもありますが、やはりSNSをやっていて良かったと思うことは多いです。ブログを読んでファンになった人に会いに行き友達になる、憧れの有名人とTwitterでやりとりする……といったことは現代だから叶うこと。
わたしは東京に住んでいることもあって、SNSを通じて「会いたい!」と思う人にはなるべく会いに行くようにしています。
「ブログをやっていて良かったな」と感じるのは、パーティーなどで初めてお会いした方とお話しするとき。相手がブログを読んでくださっていると、わたしの価値観や考えを知ってくださっているので、旧知の友人のように仲良くなれるんです。
自分なりに心地よくSNSを活用してください。
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。