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「自分のキャリアと向き合う」ために考えたい4つのこと

いつも忙しく働かれている女性のみなさん。一度、自分自身のキャリアや仕事をこれからどうしていきたいか、内に抱えた欲求と向き合ってみませんか。

「自分のキャリアと向き合う」ために考えたい4つのこと

結婚してからも働き続けたい、結婚して専業主婦になることは考えていない、という女性もだいぶ増えてきたかと思います。

それはたとえ、「仕事が好き」というポジティブな理由だけでなく、「パートナーの給料だけではちょっと将来が心配」という理由でそう考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし理由がどうであれ、結婚してからも仕事を続ける、もしくは結婚する気はあまりなく仕事をバリバリ続けたい、という人なら一度は「自分のキャリア」と向き合うきっかけが必要です。そこで今回は、「自分のキャリア」と向き合うために考えたいポイントについてご紹介します。

■「結婚」と「妊娠・出産」のタイミングは?

いずれは結婚したいと思っている人は、一度自分の人生を俯瞰してみて「いつ結婚するのがベストなのか」ということを一度考えてみてください。また、「いますぐ結婚したい」と思っている人も「今のタイミングで結婚することがベストなのか」ということを考えてみましょう。

ただ、結婚するだけなら仕事に与える影響は少ないかもしれません。
しかし、結婚したらセットで考えなければならないのが「妊娠・出産」のこと。子どもは持たない、と自分たちで選択したならお互いのペースで働き、お互いのペースで日々の生活を過ごすことができます。

しかし、「いずれ子どもがほしい」と思っている夫婦の場合、「結婚」と「妊娠・出産」は密接に関係することとなります。

子どもを産むと決めると、夫婦ふたり以外の家族からアレコレと口を出されたり、周りの友達の影響を受けたりして、もともとの予定が狂うことも十分ありえます。そうなったときに、今の職場で「妊娠・出産」という人生の節目を迎えることができるのか、そしてその後の生活を送るうえで今の職場はどうなのか。

そういったことを考えていく必要があります。


もし今の職場で「妊娠・出産」という大きなライフイベントを乗り越えられないと思ったら、退職するか転職するかの二択を迫られることとなります。

「転職」するなら、転職してすぐに妊娠というのも気が引けるかもしれませ。
「退職」するなら育児をしながら働くママをサポートしてくれる会社だとより良いでしょう。しかし、そんな会社が都合よく見つかる保障はありません。

いずれにせよ多くの不安を抱える可能性があります。
そうなったとき、今の職場にいつまで在籍するのか、転職するならいつがいいのか、その2点についてはご自身の人生を見つめなおして、きちんと考えてみてくださいね。

■「お金」が大きく動くライフイベントを整理しよう

自身のキャリアと向き合ううえで、お金が大きく動くライフイベントをどう迎えるか、どの職場で迎えるかということと照らし合わせながら考えていく必要があります。

たとえば、前述した「妊娠・出産」もそうですし、「マイホームの購入」や「子どもの進学」、「親の介護」や「車の購入」など、考えだしたらキリがありません。

一度、自分の人生で起こりそうなことを紙に書き出してみるといいでしょう。
独身でいるつもりの人も、一度やってみる価値はあります。老後を安心して過ごせるように若いうちに家を買っておきたいとか、親の介護をしなければならないかもしれないとか、いろんなことを考えて自分の年齢と起こりそうなイベントを照らし合わせていきましょう。

そこに、その年の自分の”目標年収”と”目標貯金額”も書き加えてみてください。

そうすると、今の会社でいつまでにどのくらい昇進しておかなければならないか、どのくらい稼がなくてはならないかが見えてきますよね。もしかしたら、今の職場では目標年収に到達しなさそうだという判断もあるかもしれません。

■自分は何を「バリュー(価値)」にして働くか

自分自身が今後、キャリアを築く上でもっとも大事なのはあなただけのバリュー」です。

あなたがどんなバリューを武器にして今後のキャリアを構築していくかによって、あなたの市場価値が変わってきますし、会社があなたへ与えたいと思う報酬も変わってきます。

あなたはどんなことができてどのように会社に貢献できそうか、どんなことを職場にもたらすことができそうか、どれだけの利益を上げることができるかということを、会社もしくは転職先は見ています。転職するときの面接では、そういうことをわかりやすく提示することが重要です。

あなたは今後どのような仕事をしていきたいのか、5年後、10年後にはどんな仕事をしていたいのか、どれだけの収入を稼いていたいのか。

もしも、考える余裕があれば、こういったことをぼんやりとでも良いので、思い描いてみてくださいね。

■「スキル」の棚卸をしよう

いま自分が持っているスキルを、いったんこの機会に棚卸してみましょう。

どんなスキルをもっていて、それはどんな場面で・どんな業界で・どんな仕事で活かすことができるのでしょうか。

たとえば行きたい会社があったとしても、その会社が求めていそうなスキルを自分がもっていなければその会社で働くことがあなたにとってミスマッチとなる可能性が出てきます。


スキルの棚卸は非常に重要で、自分の成長度合いを測る機会になりますし、今後やらなければならないことが明確化します。持っているスキル、持ちたいスキル、持っているべきスキルを紙に書き出してみてくださいね。

■自分の欲求と向き合ってみてください

今は、女性が社会に進出することが当たり前の時代。

だからこそ、あなたがやりたい仕事・築いていきたいキャリアを明確にして、そこに向かって歩みを進めることができます。ただ、多くの人が自身のそういった欲求と向き合う余裕がないように思えます。

今回の記事が、みなさんがこれからのキャリアと向き合うためのきっかけになれば幸いです。

大塚 ちえ

都内で働く金融系20代OL。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、キャリアやお金、結婚・恋愛のことなどいろんな女性の悩みに向き合う。現代日本に生きる働きすぎな女性にエールを送る記事をお送りします。

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