二重あごの原因は姿勢と習慣。年齢のせいじゃなかった……!
二重あごになる原因のひとつは「姿勢」。加齢→二重あご、ではないんです。小顔を目指すなら、二重あごは解消したいもの。「小顔」を作るセルフケアをご紹介する本連載、まずは姿勢や生活習慣など、二重あごになってしまう原因をいくつか紐解いていきます。
すっきりしたフェイスライン、シャープな顎の「小顔」に憧れる女性は多いのでは。近年、小顔を専門とするサロンも増えています。私のサロンもそのひとつ。
これから小顔にまつわる美容法をお伝えするミニ連載をスタートします。まずは小顔を遠ざけてしまう、二重あごについて。その原因は身近な習慣にありました。
■二重あごの原因は、脂肪が付いたからじゃない
昔はすっきりしていたはずのフェイスライン。体重が増えたわけでもないのに、いつの間にかラインがぼやけて、二重あごになっていた……なんて悩んでいる方はいませんか?
これは脂肪が顔についたわけではなく、顔の筋肉の衰えや慢性的なむくみが原因です。放っておくと顔の大きさ、しわやたるみなど、さまざまな悩みが増えていきます。
皆さんは普段、スマホの操作やパソコンの作業を、1日のうち何時間くらいしていますか?
デスクワークやスマホを見るときにしがちな前傾姿勢では、重たい頭を支えるために首や肩に負担をかけることになります。それが原因で、リンパの巡りが滞り、フェイスラインのむくみや、顔や首のたるみによる二重あごに悩むことに。
大人の女性だけでなく、最近は高校生や大学生など、二重あごに悩みを抱える年齢が早まっていると感じます。「自分はまだ大丈夫」と思っている方でも、この習慣が続くと気づいたときには二重あごになっていた……なんてことになるかもしれません。
■姿勢だけじゃない。二重あごの原因には「筋肉の衰え」も
顔のたるみの原因は、顔の表情筋が衰えることにあります。無表情の状態が続き、一定の筋肉しか使わない顔は、筋肉が衰え、口周り・あご周りのたるみにつながります。
また、柔らかいものばかり摂取して、咀嚼回数が少ない方も、筋肉が衰えやすくなるといえます。体と同じで顔の筋肉も使わないと、衰えていく一方です。
衰えた筋肉は凝り固まり、老廃物やリンパの流れを滞らせ、むくみやくすみ、肌荒れなど、さまざまなトラブルへとつながります。
筋肉の衰えは顔の老化に現れます。顔を引き上げる力が弱くなってしまうため、固まった筋肉をほぐし、重力に負けないよう、筋肉を意識して鍛えることが大切です。