プロ直伝! 永遠に使える”家計管理力”を身につけよう

プロ直伝! 永遠に使える”家計管理力”を身につけよう

食費などを管理するために、「家計簿をつけないといけない」と思い込んでいませんか? お金の相談を受けていても「私、家計簿つけてなくって……」と家計簿懺悔が始まることもしばしばです。でも、家計簿はつけなくても大丈夫。家計簿なしの家計管理術をご紹介します。


家計簿の目的は記録することではなく、家計の現状分析をしてムダ遣いや弱点を見つけて、効率的にお金を貯める手助けをすることです。

ダラダラと家計簿をつけていても、あまり意味はありません。効果の薄い家計簿をつけ続けるくらいなら、いっそ家計簿に頼らない節約スタイルはいかがでしょうか?

今回はFPとして働く著者が、家計簿なしでお金が貯まる、“ざっくり家計管理”をご紹介します。

■ざっくり家計管理とは

STEP1. 毎月の食費や日用品の予算を決めて

まずは、毎月の食費などの予算を決めましょう。

細かな管理が苦手な人は、食費と日用品を合算した金額でOK。

※STEP3で予算を4等分にするので4で割りきれる数字がおすすめです

ここでの例では、毎月の予算は食費と日用品を合算して4万円とします。

STEP2. 決めた予算は、給料日にATMから引き出す

予算を決めたら、一括で引き出しましょう。

こまめに引き出すと、ATMに立ち寄るのが億劫になって続きません。

STEP3. 1カ月の予算を4等分して、袋分けする

STEP1で決めた予算を4等分にします。
給料日から次の給料日の前日までを4分割するイメージです。

今回の例は、月の予算が4万円。
4万円を4等分にすると1万円になります。この1万円をそれぞれ透明の袋や封筒などに入れ、目に見えるところで管理します。

冷蔵庫に扉に貼る、日用品が置いている棚に……など目に見えるところで保管し、家族にも興味を持ってもらいましょう。

「これ何のお金?」と聞かれたらこちらのもの。

「食費などは予算を決めて管理しているの」と回答すると、家族も自然と協力してくれる体制に。

家族とスーパーに行っても、値段を見ずに商品を買い物かごに入れてくる、なんてこともなくなるでしょう。

STEP4. 予算分けした1回分を8日間の食費として生活する

この例では食費・日用品を含めて8日間を1万円で過ごすことになります。

8日間1万円生活を3クール過ごすと、最後の4クールは6日間か7日間で過ごすことになります(カレンダーの日数によって異なりますが)。

3クールをがんばったご褒美として、第4クールは日数が短くなる分、予算がUPする仕組みになっています。第4クールにちょっとした贅沢をできるようにがんばりましょう!

■あとは繰り返すだけで一生モノの管理スキル

予算が足りなくなれば、次のクールから前借りをする形をとりましょう。予算オーバーすると次の週に自分を追い詰めることになります。

「なんとか工夫しようかな」という気持ちになりますよ。

また、予算が余ったときは最終週に使いましょう。最終週は、余った予算でちょっと高めの入浴剤を買ったり、良質な調味料を買ったりして楽しんでくださいね。

予算管理は堅苦しいことのように感じるかもしれませんが、始めてみると“予算を管理する”というより“予算の中で工夫する”という視点も生まれてきます。

忙しい人こそ、予算管理をしてほしいと思います。

家計簿をつける時間の節約もでき、「いくら使っているかわからない」、「忙しくてついついデパ地下に寄ってなんとなく買ってしまう……」などの罪悪感からも解放されます。

予算の範囲であれば、いくら使っても問題はありません。8日間で帳尻を合わせればいいのです。

■ざっくり家計管理:応用編

ざっくり家計管理はあらゆるジャンルに応用することができます。

例えば、家族の娯楽費や、旅行の食費代など。自分で上限を決めないと天井知らずになる項目は、はじめに予算を決めましょう。

予算を決めると、「この範囲なら使っていいんだ!」といった安心感が生まれます。

逆に、予算を決めずにたくさんお金を使っているときは興奮状況にあって楽しいですが、いざ現実に戻りカードの請求書を見ると後悔してしまうことも……。こんな罪悪感を持たないために予算管理を活用してください。

■ざっくり家計管理は、我慢の始まりではなく、工夫の始まり

3カ月続けると、無理せず家計管理ができるようになっています。

家計管理ができれば、使途不明金も少なくなり、お金が貯まりやすい体質に近づきますよ。

この記事のライター

ファイナンシャルプランナー。神戸大学経済学研究科修士課程修了。 メガバンクに勤務時は、富裕層や会社オーナーを対象とした投資相談業務に従事。同年代の友達と話していると自分の知識や経験は、普通の働く女性に貢献すべきだと実感、独立...

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