彼氏・夫(旦那)に浮気された経験者たちに聞く、オトナ女性の考え方 2/2
1年付き合った彼との結婚を半年後に控えていたCさん。ところが彼の寝ぼけたときの一言で浮気疑惑が……。
「起きがけに別の女性の名前を言われたんです。ショックすぎて頭が真っ白になりました。彼の言い分は『別に特定の人がいるわけじゃない、ただの寝言だよ』というものでした。そのときは彼の言葉を信じようと思いました。ただ、その数日後に、今度はどう考えても私宛じゃないLINEが彼からきて。そこでもう一切信用できなくなり、別れようと決めました」
式場も決まったタイミングでの婚約破棄でしたが、一切悔いはないとCさんは言います。
「最初に寝ぼけて別の女性の名前を言ったとき、正直に告白してくれていたらまだ違ったと思います。一度信じようと思ったのに、すぐに裏切られて……そのときに、この人と一緒にいると、またこんな思いをすることになるだろうと考えたら……それがすごく嫌だった。だったら、婚約破棄の方がまだいいな、と思いました」
その件がトラウマになって、しばらくは男性不信だったCさんですが、今は気持ちが少し落ち着いて、一番つらかった当時、相談に乗ってくれた男友達と、いい感じになっているとのこと。
「私が傷ついているときに一緒に泣いてくれるくらい、親身になってくれた人です。この人なら浮気しないな、て思いました。私、あんな思いをするのは二度と嫌なんです。誠実な人と一緒になりたい」
結婚相手に求めるものは人それぞれ。自分が相手に求めるのは誠実さだとわかったことが、Cさんにとっては不幸中の幸いだったそうです。
■彼に「もう浮気しない」と誓ってもらった
こそこそとスマートフォンをいじるようになった、付き合い始めて2年目の彼を「怪しい」と感じたDさん。
彼がお風呂に行っている隙に見つけたのは、出会い系アプリの通知。彼を問い詰めたところ、「興味本位で使って、何人かとは会った」と告白され、Dさんは大号泣。しばらく彼とは会わない、そう決めてその日から彼と距離を置いたのだそう。
「ただその後の彼の態度がとても誠実で。毎日電話をくれて、本当に後悔している、傷つけて申し訳ない、もう二度としない、と繰り返し言ってくれて。そんな彼の言葉は信じられるって思いました」
浮気騒動をきっかけに、お互いの大切さがよくわかったというふたりは、来春ゴールインするそう。決め手は彼の誠実な態度で、今はすっかり信用しているとのことです。
■パートナーの「浮気」が発覚したら
パートナーの浮気が発覚したら、どうするか。今回お話を聞いた4名の女性の決断は人それぞれ。
ただ共通するのは、「自分はどうしたいのか」を全員が徹底的に考えたこと。そして今は当時下した決断に後悔がないことです。
一時の感情、世間体やプライドに振り回されず、自分が納得がいく決断をするのがポイントのようです。
できれば一生、縁がない方がいい「パートナーに浮気される」という悲しい経験。ただ万一、そんなことが起きたときは、上記を参考にしていただきたいと思います。