【カチッサー理論】
心理学の用語で、とある事象が起きると人間は深く考えずに「カチッ」とスイッチが入ったように「サー」っとついつい動いてしまう現象。具体的には以下の4つが挙げられます。
「返報性」……何かをしてもらったらお返しをしないといけない気がしてしまうこと
「権威」……専門家の意見は絶対正しい気がしてしまうこと
「希少性」……入手困難なものほど欲しくなること
「コミットメントと一貫性」……自分の発言と一貫した行動をとろうとしてしまうこと
【MBA的恋愛学#5】彼にとって唯一無二の女性になる!
「MBA的恋愛講座」では、知っておくとちょっとモテる、経営学仕込みの恋愛テクニックを披露します。今回ご紹介するvol.5は「カチッサー理論」で彼が無意識のうちにあなたを唯一無二の素敵な女性だと感じてしまう方法をご紹介します。セックスレスの解消にもつながる可能性があります!
こんにちは。穂高あんずです。
私は大学院でMBA(経営学修士)を取得しました。
そして、経営学を学ぶうちに
「これって……恋愛でも同じことが言えるのでは?」
「むしろ経営学の理論を使えば、恋愛のストレスや日常でのうまくいかないことが解消できるかも」
と気づき、MBA的な恋愛学を考えてみることにしました。
今回ご紹介するのは、経営学でいう「カチッサー理論」です。
「カチッサー理論」は心理学の用語。主にビジネスシーンで活用されますが、なんと詐欺においてもこの理論が用いられることがあるとか。
■こんな経験はありませんか?
朝から同棲している彼に私は苛立っていた。
「……ねぇ、たまにはあなたも洗い物くらいしてよ」
「ごめん、今やろうと思ってたんだけど……」
「そういえば最近全然デートに連れて行ってくれないよね。冷めてきたの?」
「……」
最近セックスレス気味なのも悩み。やっぱり男って3年も経つと、付き合っている女性に飽きてくるのかな?
■自分の人生がコントロールできないと知ると人は無気力に
男女関係なく、パートナーに対して、自分が優位に立とうとするような発言を繰り返していると、
「彼女に指図ばかりされる自分は頼りなく、男としても失格なのではないか」
「自分は彼女から家事を押し付けられてばかりで、大切にされていないのではないか」
「自分の考えや意見が彼女には聞いてもらえないのではないか」
そんな風に感じてしまい、自分の行動や人生が自分の力でコントロールできないと知ると人は無気力になるといいます。
そんな彼との関係に対し、彼女はこれからどうすればよいのでしょうか。
■「カチッサー」理論を使って、彼との関係をマネジメント
さて、そんな経験をしたことがある方に紹介したいのが、「カチッサー理論」というもの。
これらは用語は聞いたことがなくても、現象自体には身に覚えがある方も多いのでは? これらは、上手に使いこなせば詐欺にすら使えてしまう高度なテクニックです!
彼との関係がうまく構築できていない、という方はこちらを応用してみると、想像以上の成果が得られるかもしれません。
彼の前では出し惜しみを……? カチッサー理論の使い方
返報性:何かをしてもらったらお返しをしないといけない気がしてしまうこと
まずは相手に見返りを求めず「プチサプライズ」を仕掛けていきましょう。ご飯を作っておいてあげる、手紙を置いておく、など。彼も自然とあなたに何かしてあげたい、と思うようになりますよ。
権威:専門家の意見は絶対正しい気がしてしまうこと
「TVで見たんだけど、耳たぶの大きい男性は仕事がデキるって、科学的に証明されてるんだって!」といったような伝聞なポジティブ情報を伝えてあげると、彼は少しずつ自信がついてポジティブな気持ちになります。あなたと一緒にいるとなんだかいつもポジティブで元気になれる! と思ってもらえるはずです。
希少性:入手困難なものほど欲しくなること
彼の前では出し惜しみをしましょう。
谷間を見せる、下着姿でウロウロする……のではなく露出を出し惜しみすることで希少性が増します。セックスレスにも効果があるかも。
コミットメントと一貫性:自分の発言と一貫した行動をとろうとしてしまうこと
「大好きだよ」「あなたのこんなところが好きだよ」とこまめに伝えることで、彼も少しずつですが、きっと口にしてくれるようになります(返報性)。
そして彼自身も「僕は彼女のことが大好きだ」と口にすることで、その言葉を守ろうと行動するようになってくれます。
■彼との関係を上手にマネジメントしよう
自分の考えやしてほしいことをはっきりと伝えるのが大切なシーンもあります。一方で、こういった理論を上手に使用して、彼との関係性をポジティブにマネジメントしてみると、一緒にいることが楽しく、自然とお互いを必要とし合う関係を構築できるのではないでしょうか。
不倫研究家、恋愛実務家。
何故か既婚者に口説かれる事が多い。恋愛は経営学を活用しこなすことでストレスが減ると思っています。