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【MBA的恋愛学#2】セクシー女優が「気持ちいい」を連呼する理由

「MBA的恋愛講座」では、知っておくとちょっとモテる、経営学仕込みの恋愛テクニックを披露します。今回ご紹介するvol.2は男性との仲を深める初期段階で使える「メラビアンの法則」、そしてさらに上を行くセクシー女優のテクニックです。

【MBA的恋愛学#2】セクシー女優が「気持ちいい」を連呼する理由

こんにちは。穂高あんずです。

私は大学院でMBA(経営学修士)を取得しました。

そして、経営学を学ぶうちに
「これって……恋愛でも同じことが言えるのでは?」
「むしろ経営学の理論を使えば、恋愛のストレスや日常でのうまくいかないことが解消できるかも」
と気づき、MBA的な恋愛学を考えてみることにしました。

今回ご紹介するのは、経営学でいう「メラビアンの法則」を、男性との仲を深める初期段階におけるコミュニケーションに生かしたものになります。気になる男性と友達以上になれても、それ以上にまでなかなか進展できない、という方がいれば、ぜひこちらを参考にしてみてくださいね。

■こんな経験はありませんか?

憧れていた男性とようやくスケジュールが合って、ふたりきりで飲みに行くことになった。できればここで好印象を与えて、お付き合いできるよう前進できたら良いんだけど……。

コミュニケーションの「さしすせそ」っていうし「さすが!」「知らなかった!」「すごい!」など、言葉選びを意識して。かわいくて、一緒にいると心地よいって思われたらいいな。

そして当日。あまりの緊張と「今日ここでかわいいって思われないと」のプレッシャーで顔はこわばる。だけどがんばって話は聞き役に徹したし、途中で「すごいですね!」とうまく相槌もできた。黒のワンピースで着やせ効果も狙ったし、大丈夫かな?

……しかしその後、男性との距離は縮まるばかりか、疎遠になっている気がする……どうして?

■男性側の「ニーズ」とは

さて、健気な対応を心がけた彼女に対して、お相手の男性はどう思ったのでしょうか?

どんなに男ウケの良い言葉遣いに気をつけていても、彼女の顔はこわばってばかり。

「もしかして俺と一緒にいても楽しくないのでは?」
「楽しくないのに、無理しているのかも……」

と思われてしまったのかもしれません。

また、なにを喋るべきか考えるあまり、知らず知らずのうちにそっけない態度をとっているように見えていたかもしれません。こうした状況下において、男性が彼女に対し求めていたのは、「見た目や表情の豊かさ」だったのではないでしょうか。

■人は見た目が9割……ではなく55%

さて、そんな経験をしたことがある方に紹介したいのが、「メラビアンの法則」というもの。

【メラビアンの法則】

人の印象は「見た目、表情、しぐさ」などの視覚が55%、「声の質、口調」などの聴覚が38%の影響を及ぼし、「言語」の内容そのものはたった7%しか影響を与えていないという法則。

冒頭でご紹介した彼女は、話す内容に気を配りすぎるあまり、表情や口調にまで気がまわっていませんでした。さらに、人の印象にかなりの影響力のある服の色のことも頭に入っていなかった様子。

そのため、男性は

「俺と一緒にいても楽しくないのかもしれないな」

と思ってしまった可能性が高いです。とくに色が持つイメージは想像以上に影響力が大きく、彼女が着やせ効果を期待して着た黒い色は

「格調高さ、厳粛、フォーマル」

な印象を相手に与えます。もし「一緒にいて落ち着く女性だと思われたい」「彼女にしたいと思ってほしい」ということであれば、

「幸福感、和み、優しさ」

な印象を与えるピンク色をさりげなくファッションに取り入れるべきだったのかもしれません。

ほかにも

青……「知的、冷静、クール」

オレンジ……「チャレンジ精神、躍動感」

茶色……「安定感、実直さ」

黄色……「フレンドリー」

など、色によって相手に与える印象はさまざま。恋愛の場のみならず、商談やプレゼンの場でも効果を発揮することも。

もちろん、すべての状況で影響力があるわけではなく、あくまで信頼関係を構築する前の段階での印象付けに大きな影響を及ぼすということです。

■セクシー女優はなぜ「気持ちいい」というのか

さて、メラビアンの法則を使いこなせるようになったという方、あるいは、「色が相手に与える効果はもう知ってるよ」という方には、もう1歩先のテクニックもご紹介。

視覚、聴覚にも気を配ったうえで信頼関係を構築できたならば、「言語」そのものにもテクニックを使用するのです。

ここで突然ですが、セクシー女優はなぜあんなに「気持ちいい!」と連呼するのでしょう?

状況的に
「すでに信頼関係は構築できている」
「服の色でなにかをアピールするということはない」
「表情や口調は十分に表現できている」
……それでも繊細で不安な男性を安心させるためのダメ押しとして、「言語」を使用しているのだと思います。

実践編~恥ずかしがらずあなたの気持ちを言葉にすれば、男性は一生あなたから離れない?~

たしかに気持ちいいと思って、表情や声でそれを表現していても、彼から「気持ちいいなら気持ちいいって言って!」と言われたこと……ありませんか?

「なんでわざわざそんなこと言うのだろう……」

と疑問に思った方も多少はいるはず。

先述のメラビアンの法則で視覚が55%+聴覚38%=93%そうだと思えていても、それでも自信が持てないのが複雑で単純な男性心理。なので、付き合ったあとや結婚したあとなども、信頼関係を構築したあとの男性に対しては意識的に言語を使用して

「好きだよ」
「気持ちいいよ」
「ここはこうしてほしいな」

のように相手にとって嬉しい言葉を恥ずかしがらず伝えると、安心感や信頼感を維持できるのではないでしょうか。

■服装や言葉遣いは、あなたの人生をきっと理想に近づける

この法則は、あなた自身にも影響を及ぼします。

いつもは優しくかわいい彼女でいられるのに、なぜか仕事帰りのスーツ姿でデートしたときはつい、きつい言葉を言ってしまったり、休みの日に雨だからと濃い青の服を身に着けていたらあまりくつろげなかったり。

さらには「私にはこんな大きな仕事、無理に決まっている」と口に出していると、本当に無理だなと途中で諦めモードになってしまったり。

服の色や発言は、少なからずあなた自身の精神状態に関係しています。だからこそ、仕事やプライベートでも「こう働きたい」「今日はゆっくりおうちでくつろぎたい」など、自分の想いに向かって服装や言葉遣いを意図的に変えていけば、その実現に一歩近づけるのです。

信頼関係を構築していないときにはメラビアンの法則、お付き合いや結婚後の関係にお困りの方は「言語」そのもの。そして、自分自身の望んだ未来を手に入れるためには両方を使いこなす。

少しずつでよいので、ぜひ取り入れてみてください。

これまでの「MBA的恋愛学」はこちら

穂高 あんず

不倫研究家、恋愛実務家。
何故か既婚者に口説かれる事が多い。恋愛は経営学を活用しこなすことでストレスが減ると思っています。

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