オイル美容が合う肌質と使い方
オイル美容が近年ブーム。天然の良質なオイルを用いたスキンケアや美容法を指すオイル美容。使い方や肌質別におすすめのオイル、ご自身のオイル美容の取り入れ方など、美LIFEクリエイターの長谷川エレナ朋美さんに、詳しく綴っていただきました。
こんにちは、美LIFEクリエイター長谷川エレナ朋美です。
オイル美容という言葉が数年前から浸透していますが、果たしてオイル美容はどんな肌タイプに向いているのか? 本当にいいのか? と疑問に思っている方も多いかと思います。
ここでは、私が考えるオイル美容についてお伝えします。
■そもそも、オイル美容とは?
オイル美容とは、天然の良質なオイルを用いたスキンケアや美容法の総称です。
肌に良質なオイルをつけることにより、肌を柔らかくしたり、表皮からの水分の蒸発を防ぐため、乾燥肌対策やアンチエイジングに効果が期待できると言われています。
■オイル美容は乾燥肌に本当にいいの?
この点は、私もずっと疑問でした。
実際オイルをつけると表面は潤うのですが、時間が経つと中が乾燥する感覚がありました。そのときに上から保湿スプレーなどをしても、油分のコーティングがあるために、浸透しにくいという現象が起こりがちです。
そもそもオイルは、肌表面からの水分の蒸発を防ぐ効果がありますが、まったく蒸発させないというわけではなく、蒸発するスピードを遅らせるだけなので、時間が経つうちに肌の内部は乾燥してきます。
また、オイルをつけていることで安心して保湿を怠ってしまうと、乾燥肌になりかねません。
■オイル美容が合う肌質
オイル美容は基本的に、使い方やオイルの選び方次第で、どんな肌質にも使えるもの。
乾燥肌 スクワランオイル、ココナッツオイル
エイジング肌 アルガンオイル
オイリー肌 ホホバオイル
以上、大まかな目安となりますが、やっぱり一番は自分で試してみて、自分なりに良いと感じたものを使い続けるのがいいと思います。
■美容オイルの使い方
オイルの種類だけでなく、さまざまな使い方ができるのも、オイル美容の面白いところ。
・化粧水の後に美容液やクリーム代わりにオイルを塗る
・化粧水の前に肌を柔らかくして水分の浸透を良くするために塗る
・化粧水に混ぜて塗る
・洗顔の前にクレンジング代わりに
・洗顔後のマッサージオイルとして
私自身は、ココナッツオイルとモリンガオイルを混ぜたものを、お風呂上がりの水分がまだ少し残っている体全身に塗ります。
ココナッツオイルは肌馴染みがいいので、スッと肌に吸収され、モリンガオイルはオレイン酸が豊富で人間の皮脂に近い成分のため、どんな肌質にも合います。
■オイル美容の注意点
オイル美容を実践する上で一番気をつけたいのは、どんな種類のオイルを使ってもいいのですが、酸化したオイルだけは絶対に使用しないこと。酸化したオイルを塗ると肌に負担がかかり逆効果です。
中には炎症を起こしたり、そのまま日光を浴びると、さらにオイルが酸化してシミを作ってしまうことに。保存状態を確認し、使用期限をきちんと守りましょう。
グレープシードオイルやローズヒップオイルは酸化しやすいタイプのオイル。一方、ココナッツオイルやホホバオイルなど涼しいところで固まるようなオイルは酸化しにくいです。
オイルを使っていて少しでも酸化した匂いがしたらすぐに使用中止しましょう。
さて、オイル美容についてたくさん綴らせていただきましたが、実際にオイルを買うときは、お店の方に使い方や効果・注意点などを聞いて、正しい使い方をしましょう。
いろいろ試行錯誤して、自分がしっくりくるオイルや使い方を見つけてみてくださいね!
2017年8月24日公開
2019年7月16日更新