聞き上手な人が自然としている5つのこと 2/2
3.同じ言葉を言い換えてイエスを返す
相手に安心して話ができる条件のひとつに、こちらの真意をきちんと理解してもらえているということがあります。
「この人は、私が言いたいことをちゃんとわかってくれているんだ」という安心感は、話をしている側としてはとても嬉しいことだし、気分のいいことですよね。
では、その安心感がどこから生まれているのかというと、聞き上手な人は「同じ言葉を違う表現で言い換えて」相手の話にイエスを返していて、それによって話している側は安心感が高まるのです。
例えば、「すごく嬉しかったの!」と言うと「確かにそれは気分あがるよね!」とか、「もう本当にびっくりしたの!」と言うと「それは心臓バクバクだね!」とか、相手の言っていることを同じ意味の違う言葉で言い換えて返してくれます。
特に、嬉しいとか驚いたとか、残念とか悲しいとか、感情についての話できちんと返してもらえると、「ちゃんとわかってもらえている」と強く感じるものです。
もちろん、きちんと目を見てくれるとか、頷いてくれるとか、話している相手に安心感を感じる要素はほかにもたくさんあります。でも、それらに加えて、聞き上手な人は上手な言い換えも使ってこちらにイエスを返してくれているんですね。
何気なくでも、きちんとイエスを返してくれる。
4.相手の気分を盛り上げる
そして何より、聞き上手の人は話している相手の気分をとても上手に盛り上げてくれます。それは下心とかテクニックよりも、その人に気分よく話してほしいと強く思っているからです。
人間にとって、自分が伝えたいことを伝える、話したいことを話すというのはとても重要かつ強い欲求のひとつです。私はこう思った、私はこう考えた、私はこう感じた、私はこうしたいんだ、そういうたくさんの伝えたいことを、遮られることなく、しかも自然に「そうだよね」と同調してもらいながら話せたら、どれほど気分がいいことでしょうか。
聞き上手な人は、自分が話す喜びをちゃんとわかっていて、話している人にその喜びを存分に味わってほしいと思っているから、相手の気分が盛り上がるように、相手が話していて気持ちよるように、うまく盛り上げてくれるのです。
ついつい話しちゃう。
5.目の前の相手を大切に思う
結局のところ、聞き上手の人は相手のことをとても大切に思っています。目の前の人を大切に思うからこそ、その人に喜んでもらいたい、その人に気分良くなってもらいたいと思うんですね。
それには自分のことをあれこれ話す必要なんてないし、まずは話を聞いて、自分の意見を言うのはそれからでも全然構わない。むしろ、別に自分のことを話さなくても、相手が気分良くなって話してもらえたなら、それでもう十分。もちろん聞いた話も大切に胸にしまって、他言するなんて思いもしない。
それくらいの考えだから、聞き上手な人はどんどん周囲から信頼されるし、逆に話したいときにもきちんと聞いてもらえるのです。
あなたの言いたいこと、わかるわ!
■誰でも聞き上手な人になれる
練習すれば、誰でもいまより聞き上手な人になることはできます。もしあなたも聞き上手になりたいと思うなら、上記の意識を持って相手とコミュニケーションをとってみてくださいね。
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