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ワーママがベンチャー企業に転職(就職)したいと思ったら参考にしてほしい3つのこと

2017年11月、1歳の子どもを持つワーキングマザー&管理職として、スタートアップ企業に転職しました。その経験を踏まえて、小さな子どもを持つワーキングマザーが転職(就職)する上で留意したほうが良いと感じたポイントをお伝えします。

ワーママがベンチャー企業に転職(就職)したいと思ったら参考にしてほしい3つのこと

「はじめまして」と言ったほうがいいくらい、長らくご無沙汰してしまっていますが、なんとか楽しく過ごしています。ショップジャパン広報部時代に、コラムを書かせていただいた板野可奈子と申します。

昨秋、設立3年のスタートアップ企業「インアゴーラ」に転職しました。インアゴーラは、現在、日本の商品を中国を始めとする海外のお客様にインターネットを通じて販売する越境ECを主力に事業展開をしています。私は、社長室広報ディレクターとしてお仕事しています。

小さな子どもを抱えてのスタートアップ企業への転職に、まったく躊躇がなかったというと嘘になります。「やってみたい!」とは思ったものの、スタートアップでリソースが少ない環境で、本当に自分が戦力として機能できるか、結局は会社や家族に迷惑をかけてしまうことになるのではないかと不安でした。

転職して半年が経過し、一層めまぐるしい毎日を過ごしていますし、会社にも家族にも確かに迷惑はかけているのですが、自分軸で考えるとやっぱりあのときの「やりたい」意欲にブレーキをかけなくて良かったと思っています。

会社と自分の成長をダイレクトに重ね合わせることができる、やりがいのある日々を過ごしています。

小さな子どもを抱えるワーキングマザーが、転職に躊躇する気持ちは理解できます。

でも、子どもを理由に躊躇してしまうのは精神衛生上、自分にも家族にもあまり良いことではありません。遠慮しないでやりたいことに挑戦してみてください。

今回の経験を踏まえて、小さな子どもを持つワーキングマザーが転職(就職)する上で留意すると良いのでは、と私なりに思うポイントをお伝えします。参考にできるところがあれば、取り入れていただけると嬉しいです。

1.時短勤務などの希望は最初に明確に伝える

勤務時間に制限が生じることを企業側に不安に思われて面接に通らないかもしれない、と心配になるかもしれません。でも、入社後、それが理由でうまく機能しないとしたらそのほうが全員にとって不幸です。

小さな子どもがいる、勤務時間に制限がかかる、でもこの点は調整できる(したい)など、家族ともしっかり調整した上で面談にのぞみ、明確に述べてください。

2.転職後、重要案件には極力参加する

「ここは参加することが望ましい」という案件が大抵の企業に存在します。役職が上であればあるほどそうだと思います。

新しい企業文化に早く慣れ、企業風土に馴染むためにも、極力家族と調整して参加したほうが良いものがあると認識(覚悟?)したほうが良いでしょう。

どうしても参加が難しい場合は、例えば電話越しでの参加や、会議などを録画してもらいキャッチアップするなどの工夫を自分で編み出しましょう。

そういう意味で転職には家族の協力や自分の取捨選択能力や調整力が不可欠です。産後、私は仕事もプライベートも、何事にでもプライオリティをつける習慣がつきました。

3.違和感をおぼえたときは、魔法の言葉「ダイバーシティ」を思い浮かべる

どんなに努力してもやっぱり気持ちがめげそうになるときはあります。

娘の笑顔と周りの協力、そして魔法の言葉「ダイバーシティ」(*)に何度助けられたことか! 心を解放する魔法の言葉を見つけて呪文のように唱えることで精神衛生を保てるといいですね。

*については以下のコラムの後半で、詳しくご紹介しています。

【体験談】育休後の職場復帰。ワーママが気をつけたい3つのこと

https://p-dress.jp/articles/3572

産休・育休後に職場復帰をするワーママや時間に制約がある働き方をしている社員の方にぜひ知っていただきたい、働く上でとにかく気をつけた方がいいポイントを3つ、実体験を交えてご紹介します。

忙しくても家事が雑でも、やっぱり家族の笑顔は心身の健康があってこそのもの!

我が家の家事のサポーターや両親、姑、ベビーシッターさん、そして社内のメンバー、それから夫と娘、丈夫な自分の身体。周りの人に感謝をしながら日々過ごしています。

小学生の頃、母に「“ありがとう”を何回言えるかであなたの人生の価値が決まる」と言われたことを今、時折思い出すのですが、今の私、その意味では上等な日々を過ごしています。

板野 可奈子

インアゴーラ株式会社 社長室 広報部部長。 新卒にて外資系広告代理店に勤務した後、外資系ラグジュアリーブランド、オンライン通販会社などの広報部に所属。2017年秋より現職に。 プライベートでは結婚15年を経て、2016年...

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