ハミ肉をすっきりさせてバストへ戻すトリートメント
ハミ肉がブラジャーの周りからぷにっと出現……。後ろから見ると、ブラジャーが食い込んで、縛りあげられたハムみたいに見える、タイトな服を着る自信がない。そんな風にお悩みなら、ハミ肉を解消するエクササイズとトリートメントを実践してみませんか。シルエット美人になれる、ハミ肉解消法をお伝えします。
どんなにバストをケアしても、ボコボコと段差のある背中、ムチムチの二の腕、ブラからはみ出たもうひとつのバスト……こうしたハミ肉は中年太りに見え、ゆるんだ印象の体に見せてしまいます。
Tシャツを着たときの後ろ姿やノースリーブから出る脇肉など、夏は特に体のラインが目立ってしまう時期。そこで今回は、ハミ肉を解消して、シルエット美人になる方法をお伝えします。
■ハミ肉が出る大きな原因
【ハミ肉を作るもの1】下着による体の締め付け
体に合わない下着を身に着けていると、体の締め付けが原因で、血行やリンパの巡りが滞り、代謝が落ちてしまいます。
老廃物が溜まってむくみやすくなったり、筋肉の緊張から体のコリを誘発し、背中に脂肪がつきやすくなったり……。
さらに、締め付けた場所にコリが溜まり、体のラインにボコボコとした段差ができて、もたついた印象になってしまうことも。
【ハミ肉を作るもの2】姿勢の悪さ
悪い姿勢は筋力の低下につながり、骨格を歪ませたり、体の巡りを滞らせたり、筋肉のコリを慢性化させたりと、体の不調にもつながります。
一方、正しい姿勢を意識すると、筋肉が鍛えられ、余分な脂肪が落ち、すらりとしたきれいなシルエットを維持できるようになります。
■ハミ肉をチェック! ブラジャーから出ていませんか?
女性の脂肪は柔らかくて動きやすいものですが、はみ出た脂肪を触ってみると、少し固くコリのようになっている方がほとんどです。
大きな鏡の前で下着をとって、裸の状態で見たときに、体のシルエットがボコボコとしていたり、ご自身で触ってみて脂肪の溜まっている場所が硬くゴリゴリしていたりする場合は、ハミ肉が定着しコリとなって蓄積している可能性が考えられます。
背中や脇に余分な脂肪があると、バストの下垂や離れ乳、二の腕の太さや肩こり・首こりの原因にもなります。体の不調のみならず、「老け見え」している恐れも。
女性は少しふっくらしている方が健康的に見えますが、プニッとした余計なハミ肉は体がもたついて見えがちです。
悪姿勢からくる筋肉の収縮・緊張や下着の締め付けから起きる体の滞り――これらが原因となってできたハミ肉を解消するためのエクササイズとトリートメントをご紹介します。
■頑固なハミ肉は、伸ばして・流して・整える
簡単タオルストレッチ
脇の下は、体の前後にある大きな筋肉がつながった、筋肉の緊張が起こりやすい部分でもあります。脇の下の筋肉を伸ばすことにより、筋肉の緊張が解放され、巡りが良くなるので、この後のトリートメントの効果を高めてくれます。簡単なタオルストレッチで、筋肉をしっかり伸ばしましょう。
1.フェイスタオルの両端を左右に持ち、手を上に上げ、バンザイの姿勢になる
2.両方を引っ張り合いながら、上体をゆっくりと右に倒す。
3.一呼吸して今度は左に上体を倒す。
これを左右合わせて3回行います。
黄色の線の部分が伸びていることが感じられたらOK!
つまんでほぐしてハミ肉撃退トリートメント
脇の下や二の腕など、気になる部分の肉をつかんで、痛みやコリを感じる箇所をグリグリとほぐします。このとき、浅く皮膚をつかむだけでは肌を傷つけ、アザができてしまう可能性があるので、コリの深部までしっかりつかむようにほぐすことが重要です。
コリがほぐれて肉質が柔らかくなったら、最後はしっかり脇の下のリンパ節に流しましょう。入浴中やお風呂上りに行うのも、体が温まり巡りが良くなるので効果的ですよ。
また、コリの溜まりやすい場所をこまめにほぐしながら、ブラジャーのハミ肉をカップに収めることで、ハミ肉のコリの定着を軽減することができます。
■ハミ肉は集めてバストへ戻したい
大人の女性におすすめしたいのは、全身鏡で毎日、自分の体をチェックすること。
ブラ周りからプニッとはみ出た脂肪は、本来はバストの脂肪です。ボコボコと段差のある背中やブラからはみ出た脂肪が気になる方は、今回ご紹介したエクササイズとトリートメントでしっかりケアして、柔らかく流れやすい脂肪へ整えましょう。
最後にバストへ導くことで、ボリューム感のある美しい形のバストときれいなボディラインを手に入れることができますよ。
2017年7月27日公開
2019年6月27日更新