脚がむくみやすい人の傾向と対策 2/2
■脚がむくみやすい人の5つの傾向
脚がいつも冷えている
むくみと冷えは、切っても切れない関係です。
冷えると血流が悪くなり、リンパの流れも滞りやすく、結果的にむくみが生じやすくなります。まずは、冷えを断ち切ることが、むくみ対策の第一歩。
筋肉量が少ない方は、たんぱく質をしっかり摂取し、ストレッチをしましょう。
脚のどの部位が冷えやすいか、自覚するのも必要です。足指にかかと、足首、ふくらはぎ、ひざ周り……脚といってもいろいろなパーツがあるので、常にどこが冷えやすいかで自分のクセがつかめます。
冷えやすい部位を冷やさないように気をつけ、寝る前にマッサージをして温めてあげましょう。
水分量のコントロールができていない
むくみとは、体の循環が滞っている状態です。
体の水分量はの成人女性で約55%。体の半分以上は水分でできているんです。当然、この水分が不足すると、体の巡りが悪くなります。
特に就寝中は、水分が奪われているので、朝起き抜けにはコップ1〜2杯の水を摂りましょう。
理想の摂取量は1.2〜1.5リットルといわれています。食事内容によって変わってきますが、パン食が多かったり、汁ものをあまりとらなかったりする場合は、水を多めにとるように心がけましょう。
喉が渇いたタイミングにだけ摂取してる場合は、大抵足りていません。日頃から水を持ち歩くのを習慣化すると安心ですね。
コーヒーや緑茶、アルコールで水分を摂っている
先ほどの項目で、水分を多めにとることの重要性をお伝えしました。ただし、カフェインやアルコールは、そこに足さないでください。
そのふたつは、循環をさせる力よりは、留めおく働きのほうが大きいので、むくみの改善とは相性が悪い飲み物になります。
もちろん嗜好品なので、やめてくださいとは言いませんが、もしも、むくみを解消したいのであれば、1日に飲むコーヒー3杯のうち2杯を、ハーブティやフルーツティなどのノンカフェインドリンクに変えてみるなど、少しでもできることから、工夫してみてはいかがでしょうか? 最近は「たんぽぽコーヒー」というノンカフェインのコーヒーも出ています。
アルコールも楽しみのひとつですから、極端に我慢するのはストレスとなり逆効果です。飲んだ日はいつもよりも多めに水を飲むなどして、早めに体の外に出すようにしましょう。
体を動かす時間が少ない
脚は重力の関係で、体の中で最もむくみやすいパーツです。
本来は動いて、ふくらはぎの筋ポンプを動かすことで、血液やリンパの循環を促すのですが、座りっぱなしやじっと立っている状態が長く続くことで、老廃物が溜まり、むくみになります。
デスクワークであれば、1時間に1回は、立ち上がったり、可能であれば膝をまっすぐに伸ばして、ふくらはぎを下から上へマッサージしてあげましょう。
立ち仕事であれば、ときどきかかとを上げ下げすることで、ふくらはぎの筋ポンプを動かせます。
とにかく、動かないと循環はしないので、できる範囲で工夫してみてくださいね。
脚を触る時間がない
足裏リフレクソロジーや、フットマッサージのように、プロにお願いして、足裏やふくらはぎを流してもらうのもおすすめですが、毎日通うというわけにはいきませんよね。
それでも老廃物は日々蓄積されていきます。それらを流すにはセルフケアが有効です。
ふくらはぎのむくみは「足指」のマッサージで改善する、ふくらはぎのむくみは「足の甲」「かかと」のマッサージで改善するでお伝えした、足のセルフケアもおすすめですし、あまり時間がないときは、お風呂タイムにふくらはぎを揉んだり、足指をぐるぐる回したりするだけでも、翌朝のすっきり感が違います。
その日のむくみは、その日のうちに取り除いてください。毎日触っていると、不思議と自分の脚が好きになってくる感覚もありますよ。