不倫がバレるきっかけは? 社会生活が終わりを迎える瞬間
不倫がバレることによって社会的な立場を失うケースをよく目にするようになりました。芸能人であれば週刊誌などメディアの役割が大きいとは思いますが、一般の場合こうした不倫はどのようにして相手のパートナーや周囲にバレるのでしょうか。今回は不倫がバレるきっかけや原因についてお話します。絶対にバレない不倫は存在するのでしょうか?
■不倫はいずれバレる?
不倫をしている人の一番の悩みとは、「既婚男性のパートナーや周りにバレないか」に尽きます。
女性は独身であっても、既婚者の男性の方は不倫がバレると受けるダメージも大きく、離婚まで発展する可能性もあると考えると、絶対に隠しておきたいと思う人は多いでしょう。
不倫経験者に話を聞くと、関係を隠すためにふたりで「ルール」を作っているケースも珍しくありません。
「夜20時以降はスマホに電話しない。LINEだけ」
「毎週木曜日の19時に○○で待ち合わせる」
「週末は女性からは連絡しない」
「スマホに登録する名前は本名以外のものにする」
など、いかに「毎日の生活に不自然でなく関係を溶け込ませるか」に心を砕いているかがわかります。
不倫は、ひとりではできません。バレないためには必ず相手の協力が必要であり、この「共犯者」のような感覚がまた、不倫を刺激的なものにしています。
■「絶対にバレない不倫」は難しい
過去に不倫をしていた女性に、「どんなことに気をつけていたか」を聞きました。
30代の社会人である彼女は、仕事の関係で知り合った社外の既婚男性と関係を持っていました。相手のパートナーは専業主婦で、「家事はすべて任せている」というのを聞いて、彼女は徹底して「自分の痕跡を残さないようにした」といいます。
・シャツやスーツに匂いが付かないように、ホテルで脱ぐまでは絶対に触らない
・口紅やファンデーションが服に付くのを避ける
・下着や靴下など身に着けるものは贈らない
・パートナーも使っている車には乗らない。移動は自分の車を使う
・スマホに自分の名前を登録してもらうときは男性の名前で
など、「夫には外に女性がいる?」と疑われることのないように気をつけていました。
「同じ女だから、怪しいときはすぐピンとくるはず」と常に考え、待ち合わせの場所なども既婚の彼が帰宅するルートからずっと外れたところにしていたそうです。
そんな彼女の不倫が終わったのは、「家でも浮かれっぱなしだった既婚男性を怪しんだパートナーの方が、こっそり男性のスマホをチェックして消し忘れていたLINEを見た」という、男性側の落ち度が原因。
どんなに気をつけていても、どちらかに気の緩みがあると関係は一瞬で破たんします。幸い、「消し忘れていたLINE」には決定的な言葉がなかったため、怪しまれただけで終わりましたが、それから妻のチェックが厳しくなり、帰宅時間や休日の行き先まですべて男性に「報告」が義務付けられてしまいました。
会っていても妻の愚痴ばかりこぼすようになった男性への恋心は次第に冷めていき、彼女は「また彼のせいで決定的な証拠をつかまれる前に」関係を終わらせます。
「完全にバレなかったとはいえ、あのまま続けていれば、いずれ最悪の結果を迎えたかもね」と彼女は当時を振り返って言いました。
人間と人間の関係である以上、人の道から外れたことを続けていれば、このようにどこかでほころびが生まれます。「絶対にバレない不倫」は難しいというのが現実です。