小さい子供を育てながら上手にお金を貯める方法とは
お金を貯めるのって、ひとり暮らしでも夫婦ふたりだけの生活でもなかなか難しいのに、小さな子供を育てながらとなると余計に難しいですよね。でも、子供が小さい今がお金の貯めどきです。今回は小さい子供を育てながらお金を貯める方法についてご紹介します。
ひとり暮らしでもお金を貯めるのって難しい、夫婦で暮らしていてもお金なんてなかなかたまらない。それなのに小さい子供を育てながら、将来かかる教育費用を貯めていかなければならないなんて、どうしたらいいの? と悩むことはありませんか。
小さな子供がいる家庭では、子育てと家事と仕事と……人によって抱えているタスクは違いますが、誰もがきっと生活していくだけでも大変だと感じることでしょう。
今回は、小さな子供を育てながらの大変な生活の中で、お金を貯めるヒントをご紹介します。
■児童手当は貯金にまわす
0歳から中学生までの子供を育てていると、国から「児童手当」が支給されますよね。所得制限があるものの、月額5000円~1万5000円支給されるのが一般的なようです。
金額にするとそれほど大きな金額ではありませんが、女性は妊娠・出産が絡むと少なからず仕事ができない期間がありますし、職場復帰したとしても子供の体調不良や保育園のお迎えなどで思うように働けず収入が安定しない可能性もありますよね。そのことを考えると定期的に、安定的に入ってくる収入は非常に重要。
児童手当は大きな金額ではない分、かえって使わないと明日を生きていくのもしんどい、というお金になりにくいですよね。
もし万一、使わないと食べるものがないという状況であれば児童手当を今の生活費に充てるべきですし、ほかに家計改善が必要かと思いますが、ほとんどの家庭は「使わなくても生きていける」という状況だと思います。
そのため、児童手当は将来のことを考えて、貯蓄用の口座へ貯めていきましょう。貯蓄用口座があるなら振込先口座をその貯蓄用口座に指定すると手っ取り早く確実です。貯蓄用口座がまだない、という人はこれを機に検討してみてはいかがでしょうか。
■お年玉やお祝いは少しでも貯金に
子供が小さいうちは何かとお祝いをもらう機会が多いですよね。出産祝いにはじまり、入学祝いや七五三などの節目のお祝いなど、お祝い金を親戚や友人にもらう機会が多くなると思います。
それらの臨時収入に関しては、手を付けることなく貯蓄用口座へ入金することがおすすめです。
臨時収入も、先ほどの児童手当と同じで、よほどのことがない限り「ないと生活できない」お金ではないですよね。手に入ったこと自体がラッキーなお金ですから、そのままなかったこととして貯蓄に回してしまうほうが賢明でしょう。
臨時収入に頼る生活は安定しませんし、一度少しでも上がってしまった生活水準を元に戻したり、贅沢を引き締めたりすることは大変です。そしてほとんどの場合、うまくいかず身の丈に合わない生活になってしまうので、お祝い金に関しては貯蓄用の口座に入れておきましょう。
また、子供のお年玉は子供の名義で作った銀行口座に入金して、将来の教育資金に充てるのがベスト。子供のお年玉ですから、子供の名義の銀行口座に入金しておくと将来的にトラブルになりにくいです。
子供がお金の価値を理解し、本当に自分のためになるお金の使い方ができるようになるまで、お年玉は子供の口座に入金して貯めておくことをおすすめします。
■夫と子供を仲良くさせるとお金が貯まる?
今度はちょっと別の切り口から見てみましょう。子供と夫との関係性についてです。子供と夫の仲がよければよいほど、お金を貯めやすい環境ができていきます。
たとえば、夫の昇給・昇格を子供と一緒に盛大にお祝いすれば、夫も喜んでくれますし家族のために一層がんばろうと奮起してくれます。逆に愛情が持てない家族のために、一生懸命働く気になれない人もいます。
また、子供のことを夫婦ふたりでしっかり考えてお金を貯めることが大事ですが、仕事から疲れて帰ってきた夫を捕まえて、子供のお金の話をするのは意外と難しいことです。
きちんと話し合いができないまま、うやむやになって時間だけが過ぎてしまった……なんてことにならないよう、夫にも子供の将来と、子供にかかるお金と向き合ってもらわなければなりません。
そう考えると、子供と夫には仲良くしてもらい、夫が子供へ愛情をたくさん感じられる関係の方が話がスムーズだと思いませんか。
■子育て中、息抜きは必要。メリハリをつけて!
さて、小さな子供を育てていると、家事に育児に疲れて、「もう今日は何もしたくない」「ご飯作りたくないから外に食べに行きたい」なんて思うときもあるでしょう。もちろんそれはあたりまえのことですし、いつもがんばっている分、たまにはそういった息抜きも必要です。
しかし、一度息抜きをしてしまうとそのあともダラダラとちょっとした贅沢が続いたり、何かにつけてお金で解決しようとしてしまったりすることがあります。
そうなると無駄遣いが増えてしまうことは明らかですよね。子供が小さいときほどお金がかからず、大きくなっていくと手がかからなくなる分、お金がかかります。
そう考えると、小さいときは子育てが大変だけれどお金を貯めるには一番適した時期です。そんな時期に無駄遣いして、貯金に回せるお金を減らすわけにはいきません。
メリハリをつけた支出を心がけましょう。息抜きは1日だけと決める、とか、無駄遣いと思える買い物は月〇〇円まで、と決めるとか、何か自分なりの基準をもっていくことがメリハリのある支出につながりますよ。
■子供が小さいときにしっかり貯めること!
先述した通り、子供が小さいときほどお金は貯めやすいです。そして、お金を貯めるうえで看過できない「時間の価値」(たとえば、預金機関が長いほど利子収入が増えるなど)を活用するためにも、やはり子供が小さいときにお金をしっかり貯め始めたほうがいいでしょう。
子供たちの将来のために、今からお金を貯めていきましょう。
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