お金も幸せも貯めたいなら「大切な人を大切にするため」にお金を使う
お金が日々出ていくばかりで、幸せを感じられない……。そんな悩みを抱えている方は、お金を使うときに「大切な人を大切にすること」を意識すれば、満ち足りた気持ちになるはずです。心底満足するお金の使い方を目指しましょう。
「お金が出ていってしまうばかり……」と、日々感じる方も多いかもしれません。お金はどんどん出ていくのに、なぜだか幸せを感じられない。
そんなお悩みがある人は、もしかしたら「大切な人を大切にするため」にお金を使う意識を持つと、状況が大きく変わるかもしれません。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』著者の西山美紀さんが、その意識の持ち方についてご紹介します。
■そのお金は、誰を幸せにしているお金?
「お金はどんどん出ていくのに、幸せを感じられない」という方は、自分が普段使っているお金について、少し意識を向けてみましょう。
たとえば、あまり親しくない人、とくに親しくなりたいと思っていない人とのお付き合いに、お金をたくさん使っていないでしょうか。
目的もない飲み会、結局使わずに捨ててしまうもの、飽きられて引き出しやクローゼットの奥に追いやられてしまうもの、自分を不健康にしてしまうものに、お金を費やしていないでしょうか。
このようなお金の使い方を続けていると、お金を使った印象が残らず、お金はどんどん消えていきます。自分も大切な人も、幸せにはなれないのです。
■八方美人はお金も幸せも貯められない
では、自分自身のため、そして家族や親友など、本当に大切にしたい人にどれだけお金を使っているかを考えてみましょう。
「幸せになりたい」と思ったら、自分自身はもちろんのこと、家族や親友など、身近な人も幸せになってほしいと願うもの。そんな人々のために使ったお金なら、記憶に刻まれて、充実感を覚えます。幸せにつながっていくのです。
自分を中心とした人間関係を、円を描くように想像してみてください。「親しい人、大切にしたい人」から、「あまり仲良くはない人」「知らない人」まで円状に存在していると思います。円の外側に行けばいくほど、人数も増えていきます。
「お金が貯まらない」「お金を使っているのに幸せを感じない」という方は、その円の外の方に多くのお金を使っていないでしょうか。
「みんなからいい人に思われたい」「人にたくさん出会いたい」と思うと、確かにそうなるかもしれません。親しくない人からも素敵に見られたいと思うと、あれこれとお金を余分に使ってしまうでしょう。
でも、それによって身近な人を大切にするのが疎かになると、気持ちも不安定になっていきます。ストレスがたまり、お金を必要以上に使ってしまうことにつながります。やみくもに八方美人でいると、お金は貯まりませんし、幸せは感じられないのです。
■身近な人を大切にすると、幸せが深まっていく
同じ1万円を使うということを考えてみましょう。人間関係の円の外の方にお金を使っていたら、1万円がいくらあっても足りません。
では、家族や親友にお金を使ってみるとどうなるでしょうか。同じ1万円を使うことでも、自分も自分の大切な人も、きっと大きな幸せを味わえると思います。
「実家に同居していてあたりまえだと思っていたけど、両親を美味しいレストランに連れて行ってあげようかな」「忙しくてご無沙汰してしまっていたけれど、親友にプレゼントを贈ろうかな」「一緒に住んでいて空気のような存在だけど、パートナーが喜ぶようなことはできないかな」などと考えてみるのです。いつも一緒にいてあたりまえの人、身近な人こそ、大切にすべき存在です。
身近な人を大切にすると、心が満たされて安心感が生まれます。ストレスも減り、イライラしている気持ちと引き換えに、お金を使って発散させることもなくなるはずです。
自分と自分の大切な人が、心から満足のいくお金を使えるように、ときどき意識してみる。その心がけ次第で、同じお金を使っていても、より大きな幸せを感じられるようになるはずです。
自分の価値を高めるための学び、していますか? 時代は移り変わり、求められる能力やスキルは刻々と変わっています。気づくと自分がアップデートされず、古くなっていた……となると、お金に困ることも。お金が貯まらない、お金がないという悩みを解消すべく、「自分の価値を高める学び」に賢く投資しましょう。
DRESSマネー部に入部しませんか?
お金を上手に貯める・増やす・使うことを、一緒に考えてみませんか?
入部はこちら↓