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「お金が増える仕組み」は簡単に作れる

お金が増える仕組みを作っている人は、自然と貯金がうまくいき、お金が貯まっていきます。貯金ができない、お金がなかなか増えていかない。そんなことにお悩みの人は、お金が貯まる仕組みを知らないだけかもしれません。今回はお金を増やすさまざまな仕掛けと要素を上手に使って、お金が増える仕組みを作る方法をご紹介します。

「お金が増える仕組み」は簡単に作れる

■お金が増える仕組みとは?

貯金ができずに悩んでいる方は「お金が増える仕組み」を作れていないのではないでしょうか。自然とお金が増える仕組みさえ作ってしまえば、貯金は意外と簡単にできるものです。

そこで今回は、お金が増える仕組みについてご紹介します。

■自動積立でお金が増える仕組みを作る

たとえば、給与口座から自動的に引き落とされる自動積立預金口座を開設するのも、自然とお金が増える仕組みを作っているといえます。

自動で積み立てができるので、手間も時間もかかりませんし、何より無意識のうちに貯金ができているという気持ちよさがあります。

給料日になったら自分で給与口座から貯金口座に移す、という方法でも構いませんが、忘れっぽい人にはおすすめできません。

移すのを忘れていて、本来貯金するはずの金額が残らなかった……なんてことになるのが目に見えています。自動積立ならそんな心配もありませんよね。

自分が気をつけないと続かないような貯金スタイルは、すぐに破綻してしまう可能性があります。まったくストレスなく、無理なく、自動で積立ができるよう、仕組み化してみてください。

■マイルール貯金で自然とお金が増える仕組みを

今すぐにでも始められるのが、マイルール貯金。自分の行動や決まり事にしたがって貯金する習慣をつけることを、本コラムでは「マイルール貯金」と呼びます。

たとえば、奇数の日は500円貯金する、間食をしてしまったら1回300円を貯金箱に入れる、といったように自分なりに続けやすいマイルールを立てて貯金に取り組みます。

もしダイエット中の人ならば、「夜のジョギングをサボったら1000円貯金箱に入れる」「おやつを食べたらそのカロリー分貯金箱に入れる」などと、ダイエットの努力ができなかった場合の罰として貯金をするというのもいいですよね。

貯金ができなければダイエットは成功しているのでしょうし、逆にダイエットがうまくいかなかったら貯金はうまくいっていることでしょう。

逆に、「ジョギングした日は500円貯金箱へ」とか「間食したい気持ちをブタさん貯金箱にお金を入れることで解消」なんてマイルールを作ればダイエットも貯金もきっとうまくいきますよね。マイルールは自分にとって都合のいいように作ればいいのです。

ただし、甘えは禁物。貯金も、そのほかの目標もうまくいくようなマイルールを作ってくださいね。

■収入と支出の関係を見直して改善を

シンプルに考えると、お金が増える理屈というのは、「収入>支出」ということです。

それは誰もがわかっていることですよね。しかし、すぐに収入を増やすのは難しい……。逆に、支出を減らすのも簡単なことではありません。

けれど、実際にここを見直し改善しないことには、お金が増える仕組みを作ることができませんよね。

逆に言えば、ここさえしっかり見直せばお金が増える仕組みが見えてくるのです。支出はできるだけ無駄のないようにおさえて。支出が収入を下回ればいいだけです。

もしどうしてもそれが難しいのであれば、不相応の生活をしているということになります。今の生活レベルをやや落とす必要があるかもしれません。

明らかに無駄な出費がある場合には、それをちょっと我慢するだけで、生活に余裕が出る場合もあります。

■利息は複利、時間を味方につけて

貯金を効率よく殖やすためには、預金口座は複利、預入期間は長期が望ましいでしょう。

複利というのは、元本だけに利子を付けるのではなく、利息も元本に組み入れて利子を付けてくれる計算方法のことをいいます。雪だるま式に利子がついていきます。

当然、いつまで経っても100万円にしか利子が付かない預金口座よりも、100万円の1%の利息も組み入れた101万円に利子がつく預金口座のほうがおトク。

そして、これは預け入れた金額が大きくなればなるほど、期間が長くなればなるほど恩恵を受けられる仕組みです。

預金は利息と時間を味方につけてお金を殖やす方法です。

利息計算は複利、そして時間は短期でなく長期。できるだけ長い期間お金を預け入れることで利子も割高になりますし、利息計算したときのトクする割合がまったく違ってきます。

ただし、長期間の預け入れの場合にはお金の質をよく見極めてから預け入れましょう。途中解約してしまうと意味がなくなってしまいます。

■保険を使ってお金が増える仕組みを作る

預金口座だけでなく、保険を使ってお金が増える仕組みを作ることもできます。保険であれば、病気やケガに備えながらお金を貯められて一石二鳥ですよね。

保険でお金を貯めようと思っている人は「返戻率」を調べてみてください。

これは満期保険金とあなたが保険料として払った金額のバランスを示す割合のことです。払い込み保険料と戻ってくるお金がまったく同じ場合には返戻率は100%となります。

この場合、返戻率はできるだけ高いほうがいいですよね。

ただし、返戻率の高さばかりに気を取られてもいけません。もしケガや病気で保険を使ってしまったら返戻率は100%を割り込むことも当然ありますし、普通に預金口座に預け入れておいたほうがよかった、ということにもなります。

保険はあくまで保険なので、ケガや病気に備えながら、もしケガや病気がなく健康に満期を迎えられたらお金がちょっと殖えて戻ってくる、というくらいの認識でいることが大事です。

■お金が増える仕組みでうまく貯金を!

お金が増える仕組みは世の中にたくさんあります。多くの人がそれをきちんと実行に移せていないだけで、自分で計画的に取り組めばお金は自然と増えていきます。

皆さんも、お金が増える仕組みを自分なりに作ってみて、きちんと実行に移すことで貯金上手になるはずですよ。

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大塚 ちえ

都内で働く金融系20代OL。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、キャリアやお金、結婚・恋愛のことなどいろんな女性の悩みに向き合う。現代日本に生きる働きすぎな女性にエールを送る記事をお送りします。

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