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生きるのが楽になる8つの考え方 「嘘をついてもいい、でも……」

生きるのが楽になる考え方を知って、毎日を心地よく過ごしてみませんか? 人生は考え方次第で自由に変えることができます。今、なんとなく生きていてしんどい、人との関わりが面倒だな、などと感じているなら、考え方を変えてみてはいかがでしょう。生きるのが楽になる考え方を8つ、前後編に分けてご紹介していきます。

生きるのが楽になる8つの考え方 「嘘をついてもいい、でも……」

1.失敗してもいい

楽になる生き方、考え方

人生なんて、考え方次第。

ニュースを見ればとかく失敗やミスが取り上げられ、身近な噂話も誰が何をしでかしたとか、なにかと落ち着かない日々。もし、明日は我が身かもと少しでも不安を感じているのなら、それは取り越し苦労です

大丈夫、失敗してもいいんです。真面目で一生懸命な「いい人」に多く見られる「失敗してはいけない」という考え方は、自ら苦労を買うようなもの。そもそも失敗なんて誰でもするものだし、単純にプロセスのひとつでしかありません。

また、あなたは「失敗しちゃった!」と思うかもしれませんが、長い目でみればそれがプラスに転じることなんて山ほどあるし、他の人から言わせれば「それってそんなに気にすること?」というくらいに些細なことかもしれません。

「失敗=いけないこと、よくないこと」という前提があればそれは大変なことになりますが、「失敗=自然なこと、普通に起きること」という前提に立てば、失敗なんて何でもないただの出来事です。むしろ、失敗がなければ成長も革新もあり得ません。

もちろん、だからといって真剣にやらないとか、なんでもいい加減にしてしまうというのは話が違いますが、「失敗してはいけないんだ」という思いグセは、もう終わりにしてもいい考え方です。試しに、困ったなあと思うことがあっても「ま、いっか」で済ませてみましょう。意外にも、本当にそれで済んでしまうことはたくさんありますよ

2.人に頼ってもいい

人に頼るべき

こうやればいいんだよ! 教えてあげる!

幼稚園生の頃から大人になるまで、私たちの多くは「ちゃんと」「自分ひとりで」できなくちゃいけないとしつけられてきました。そして「できない自分」のままではいけない、ひとり暮らしなんだからぜんぶ自分でやらないと、こんなことくらい自分でできなきゃ、と心を煩わせてしまう日々。でも、できないことはできないと一旦あきらめて、人に頼ってもいいんです

「私は計算が苦手で……」
→計算や数字が得意で大好きな人に頼みましょう!

「私は洗い物が苦手で……」
→家事代行サービスに頼みましょう!

「人前でうまくしゃべれなくて……」
→おしゃべり上手な人、人前に出るのが得意な人に頼みましょう!

「ついつい忘れ物が多くて……」
→持っている人に借りましょう!

そもそもこの社会は、「誰かのできないを、できる誰かが助ける」ことで成り立っています。あなたができないことは、そのまま、それができる誰かの仕事になっているのです。

あなたも、あなたが大好きで得意なことを、それが苦手な人から頼まれたら、ふたつ返事で引き受けていませんか? 自分ができないことや自分が苦手なことを誰かに頼むのは、決してダメなことではありません。むしろ、それが得意な人に活躍の場や本領発揮の場を提供しているようなものです。

あなたが「こんなこと、人に頼んでもいいのかしら?」と思っているそれを、ぜひ誰かに頼んでみてください。意外なほどにあっけなくOKしてもらえて、拍子抜けするかもしれません。

3.無理しなくていい

つい無理してがんばってしまう

私の本音、私の気持ちは、どう?

仕事でも家庭でも、わかっていても、わかっていなくても、ついつい無理をしてがんばってしまった経験はありませんか? もしくは、今まさに無理しながらがんばっていませんか?

でも、これからは無理はしなくてもいい。

無理をして何かを一生懸命やったとしても、それで得られるのは心から望んでいる結果でしょうか。かけがえのない“今”というこの瞬間を犠牲にして、それで得られるものに本当の喜びや達成感はあるのでしょうか

仕事や家庭、そのどちらでも、どうしても無理をしてでもがんばらなければならないときはあります。ただ、そのときに自分の本音や、本当はこうしたいという気持ちを無視しているとすれば、それが問題なのです。

自分の心に嘘をついて、自分の本音と違うことをやらなければならないとき、そこには必ず不要なストレスがかかります。そのストレスも、積もり積もれば心身ともに悪影響を及ぼすことも、本当はわかっていますよね。

それに、そもそも「小さな無理」でもそれが常態化しているという時点で、それは不自然なことです。不自然なことには、いつか必ずほころびができ、破綻します。そんなことにならないためにも、小さなことからでもいいので「無理をしない!」と決めて、それを続けてみてください

今までと多少違った展開や周りからの反応があったとしても、そうやって自分のことを大事にできるようになると、次第に「今までいったい何だったの?」というくらいに周りが変わってきます。そして、周りの人ってこんなに優しかったんだ……と気づくこともできるでしょう。

4.嘘をついてもいい、でも自分にだけは嘘をつかない

嘘をつくのは不誠実なのか

お誘いはお断り。ゆっくりしたかったから。

「嘘をつくことは不誠実だ、いつだって正直者であるべきだ」

これはあたりまえのことでしょうか。実はこの「嘘をつく」ということも、きちんとわかっていないと不要な気苦労の原因になります。自分以外の誰かに対して嘘をつくのは悪いことではありません(騙したり、嘘をついて相手に被害を与えたりする、というような悪質な嘘は別)。それよりも、自分に対して嘘をつくことが最もよくないことなのです。

人間関係の一番の根本は、自分の本音・本心との付き合い方です。普段の行動を振り返ってみて、いつも本心の通りに行動できている、本音で生きられている、と思うなら、自分以外の人との人間関係も良好でしょう。でも、自分の本音を言えていない、自分の本心とは違うことをやってしまいがちなら、あなたの心も人間関係も良好とは言えないはず。

自分の本音を言えない、本心と違うことをしてしまうのは、他人には合わせるけれど自分には嘘をついているということ。その状態では、心からの安心感や、気持ちの安らぎを得ることは難しいでしょう。

仕事上がりに食事に誘われても、帰ってひとりで自分の時間を過ごしたいから「ごめん、今日は先約があって」と言って断ることは、決して悪いことでもなんでもないのです。誰かに嘘をついてでも、決して自分に嘘はつかない。とても大切なことです。

身近でできることから、ぜひ実践してみてくださいね。

後編につづく
この記事は2017年3月30日に公開されたものです

安 憲二郎

20年で22回の転職、40の職種を経験。現在は【ことばライフデザイナー】として「人生誰でも右肩上がり」になるアドバイスをAmebloをメインに提供している。また、クリエイティブな才能を活かし、ボーカリスト、映像作家、コミュニ...

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