資産運用の種類はいろいろ。どう選ぶと失敗しない?
資産運用と一口に言っても種類はいろいろ。「資産運用を始めてみたいけれど、何に投資していいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。多くの種類がある投資先の中から自分に合った投資先の選び方と資産運用の種類を解説します。
■資産運用にはいろいろな種類がある。始める前に確認したい3つのこと
資産運用にまつわる相談で「何に投資すれば、儲かりますか?」と聞かれることがあります。私がそんな質問を受けたとき、相談者の方と確認することが3つあります。
それは「資産運用の目的は何か」「運用期間はどのくらいか」「増やすことをメインにしているか、それとも金利などの受けとれる金額が決まっているものを好んでいるか」です。
3つの答えを明確化することで、投資先を選ぶ基準ができると「なんだかよくわからないま始めてしまって、損をしてしまいました……」ということもなくなります。
次のステップでは、自分に合った資産運用の投資先を見つけるために、投資先を4つの要素に分解して考えます。
■投資先を決めるために4つの要素に分解して考える
自分に合った投資先を見つけるために考えるべき4つの要素とは「流動性・収益性・安全性・知識が必要か」です。
残念なことですが、全ての要素が100点満点の投資先はありません。重視することは何かを確認しておくことが大切です。
では、詳しく見ていきましょう。
・流動性とは
必要なときにすぐに現金化できるかです。投資先によっては、現金化する期間が制限されているものもあります。
・収益性とは
期待できる増え幅が大きいかです。投資の醍醐味はお金を大きく増やすこともありますが、収益性ばかりに注目すると、ギャンブル要素の強い投資になりやすいです。
・安全性とは
元本や利子の支払いが確実かです。安全な投資先かどうかです。
・知識が必要かどうか
投資そのものを難しく感じてしまい、「すぐに儲かるものを知りたい、勉強せずに始めたい」という気持ちになるのも、わからなくもありません。しかし、知識がないまま投資をするのはギャンブルと同じです。少しずつ知識を習得していくと楽しめるようになりますよ。
■資産運用の種類を整理してみました
先ほどの特徴をもとに、投資先の種類を比較します。たとえば「安全性は低くても収益性を重視したい! という方は株式投資」というように考えてくださいね。
・株式投資(流動性○・収益性◎・安全性△・知識必要◎)
大きな収益が期待できるのが株式投資の魅力。個別の会社に投資し、株式の価格の値上がりによって「値上がり益」を得ることができます。また、配当金や株主優待を受け取ることもできます。
・債券投資・国内債券(流動性△・収益性○・安全性○・知識必要○)
安全性が高くて、預金よりも収益性が高いのが債券投資の魅力。「債券」とは国や会社が出している借用証書のようなもの。最終的に受け取れる金額や利子が決まっています。国や地方公共団体や会社が投資先の債券の他に、外国の債券や仕組みがついた債券などもあり、難易度は異なります。
・投資信託(流動性○・収益性◎・安全性△・知識必要◎)
株式・債券・不動産などをセットにしたもの。複数の人から集めたお金を専門家がまとめて投資します。その成果として、利益が受け取れる仕組みです。専門家にお願いするため手数料がかかります。たくさんの種類があり、安全性や収益性もさまざまです。
・外貨投資(流動性○・収益性◎・安全性△・知識必要○)
外貨投資の基本は、外貨預金です。外国の通貨に両替する投資で、両替した国の金利や為替の差益が魅力。難易度が上がると外貨MMF、外国債券、外国株、FXなどの外国通貨を利用した投資があります。
■資産運用で成功するためには
資産運用を始めるときは、始めに「目的」「期間」「増やすことを重視するか、受け取り重視するか」を考えてみてください。
次にその基準を元にして、いろいろな種類の投資先がありますが、自分に合ったものを選び出してください。
そうやって自分に合った投資先と出会うことが、資産運用の成功への第一歩です。
DRESSマネー部に入部しませんか?
お金を上手に貯める・増やす・使うことを、一緒に考えてみませんか?
入部はこちら↓