クローゼットをシンプル化して、美しく暮らす3つの方法

クローゼットをシンプル化して、美しく暮らす3つの方法

服でいっぱいのクローゼット、開けると気が滅入りませんか? 理想はシンプルな、お気に入り服しか入っていない、美しいクローゼットではないでしょうか。『少ない予算で、毎日、心地よく美しく暮らす36の知恵』から、クローゼットをシンプルにして、美しく暮らす方法を3つご紹介します。


クローゼットはそのときどきの自分の状態を反映するスペースの1つ。収められた服の質が上下したり、急にプチプラ服が増えたり、柄物が占拠するようになったり……。クローゼットを見れば、自分自身の心身の変化が映し出されるように思います。

では、現時点のクローゼットに満足していますか? 服がたくさんあるのに着たいものが見当たらない、コーデを考えられないなどとお悩みの方は、自分のクローゼットを見つめ直し、シンプルに整理するときがきているのかもしれません。

そのヒントとなるのが、シンプルな生活を通じて美しく暮らすアイデアを、衣食住に関する36項目としてまとめた『少ない予算で、毎日、心地よく美しく暮らす36の知恵』。本書の「衣(ファッション)」の項目から、私たちがすぐにでも試せそうなものを、いくつか選りすぐってご紹介します。

1.ワンピースを使いこなす

「シンプルな衣装といえば、ワンピースです。それも、できるだけシンプルなデザイン。なかでももっともミニマムなのは、襟も袖もないもの」と、著者の加藤ゑみ子さんは言います。ノースリーブ・ノーカラーのワンピースはたしかに万能。

ジャケットを羽織れば仕事着に、カーディガンを合わせれば普段使いに、首元にファーを持ってきたり、おおぶりのネックレスを着けたりすればパーティー仕様に……と、合わせるアウターや小物次第で印象を変えられるからです。

では、デザインや丈はどんなものを選ぶのがおすすめ? 加藤さんはデザイン(スカート部分がタイトかAラインかなど)は目的に応じて決め、丈はミモレ丈でもミニ丈でもない、どんなシーンでも使えるベーシックな膝丈を勧めています。

シンプルで質のいいワンピースを1枚持っておくだけで、ワードローブを最小限にできて、クローゼットもすっきりしたシンプルな状態に保つことができそうです。

2.「MY定番服」を決める

ファッション誌やコーデ本に載っている「定番服」をすべて揃えると、毎日違うコーデができて、おしゃれな人に見られるかもしれません。でも、そこまでして、金銭的コストや時間的コスト、空間的コストをかける必要ははたしてあるでしょうか。

加藤さんは「一般的な『定番』ではなく、自分自身の『定番』を決めることが必要でしょう」と綴った上で、多くの人に似合う定番アイテム・コーデに「ブラウス+スカート(パンツ)」をあげています。

季節や気温に応じてジャケットやカーディガンなどのアウターを組み合わせると、見た目に変化をつけられます。さらに、素材や合わせる小物を変えるだけで、カジュアルにもエレガントにも見せられます。

もう1つ「色を定番にする方法」も紹介されています。ただし、重要なのは本当に似合う色味を正しく知ること。パーソナルカラー診断を受けて、自分を最も魅力的に見せる色を知るのも効率的でしょう。似合う色をを中心にコーデを組み立てていくと、統一感や洗練性が出るはず。

3.「いつも着たくなる服」だけを買う

断捨離が流行って久しいですが、本来買ったものを手放す、捨てるという行為はもったいないこと。買い物をした時間も、お金も、手放すかどうか悩む時間も、さらには収納しておいた空間すら、ムダだったことになるからです。

そう考えると、ショッピングをしているときから、私たちは常に「この服は本当に買うべきかどうか?」「毎日着たいと思うくらい、本当に好きな服なのか?」など、真剣に考えて選択する必要があるのでしょう。

「最高に似合って、いつも着たくなるもの、どこへ着ていっても褒められるようなものを持てば、汚さないような振る舞いをし、丁寧にお手入れしたくなるものです」「限られた予算の中では、安物を次々に買ってため込むより経済的です」と加藤さん。

理想形はクローゼットの中に、本当にお気に入りの服だけがコンパクトに収められた、極めてシンプルな状態ではないでしょうか。そこには、ただただ眺めていても、袖を通しても、心地よく、気分のあがる服ばかりがあるわけですから。

シンプルなクローゼットと向き合い、日々「愛おしい服」「心身が喜ぶ服」だけをまとう、美しい暮らしを実践したい人に、手にとってほしい1冊です。

加藤ゑみ子著『少ない予算で、毎日、心地よく美しく暮らす36の知恵』書籍情報

少ない予算で、毎日、心地よく美しく暮らす36の知恵
著 者:加藤ゑみ子
発 行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
単行本(ソフトカバー): 192ページ
発売日:2017/2/24
価 格:1400円+税

[公式サイト]
http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799320402

著者 加藤ゑみ子さんプロフィール

インテリアアーキテクト。(株)空間構造代表取締役。桑沢デザイン研究所インテリア住宅専攻科卒。加藤ゑみ子インテリアサロン、オープンハウスの設立を経 て、1988年、(株)空間構造を設立。住宅・インテリア設計、住宅関連商品におけるデザインを専門とし、生活研究、テーブルセッティングなどにも造詣が深い。
『お嬢さまことば速修講座』『淑女のルール』など、ディスカヴァー・トゥエンティワン社から刊行のライフスタイル書籍は、累計82万部を超え、なかでも『気品のルール』は、イタリア、スペイン、中国、台湾、韓国など7ヵ国で出版されている。

この記事のライター

DRESS編集長。楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは人間の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。趣味のひとつはプロレス観戦。DRESSプロレス部 部長補佐を務める。著書に『はたらく人の結...

関連する投稿


ネット世界の脆さと温かさが同居する1冊【積読を崩す夜 #3】

ネット世界の脆さと温かさが同居する1冊【積読を崩す夜 #3】

連載【積読を崩す夜】3回目は、2017年本屋大賞ノミネート作『桜風堂ものがたり』(著:村山早紀)をご紹介します。月原は百貨店内の銀河堂書店に勤める物静かで人付き合いが苦手な青年。隠れた名作を見出す才能を持っていたが、ある事件から書店を追われることに。傷心の月原は桜風堂という書店を訪れたが、そこには奇跡の出会いが……。


ピアノ講師の本棚は音楽とつながる箱【本棚百景#3】

ピアノ講師の本棚は音楽とつながる箱【本棚百景#3】

本棚の中身は、持ち主の脳内や心の中を映し出していることがあります。他人の本棚や読書スタイルというものは、意外に知らないものですが、読む本の変遷は時にその人の生き方さえもあらわしています。連載【本棚百景】3回目は、神奈川在住チナミさん(仮名)の本棚をご紹介します。


兄妹の子ども部屋インテリア。それぞれの空間の保ち方

兄妹の子ども部屋インテリア。それぞれの空間の保ち方

とかく狭い日本の住宅事情。子ども部屋といっても、兄弟や姉妹で一つの部屋を共有させているお宅も少なくないでしょう。特に兄と妹、または姉と弟が部屋を共有する場合、それぞれのプライバシーを保つのは難しいものです。そこで今回は、中学1年のお兄ちゃんと小学4年の妹が一緒に暮らしている拙宅の子ども部屋をご紹介します。


スカーフで“着せ替え”るおしゃれなバッグ

スカーフで“着せ替え”るおしゃれなバッグ

スカーフでバッグを着せ替え・折り畳みもできる「本革メッシュバッグ」から新色「ホワイト」が登場。


あの日あの時間に戻れるなら、誰に会いたい?【積読を崩す夜#2】

あの日あの時間に戻れるなら、誰に会いたい?【積読を崩す夜#2】

連載【積読を崩す夜】2回目は『コーヒーが冷めないうちに』(著:川口俊和)をご紹介します。過去に戻れるという不思議な噂がある喫茶店フニクリフニクラ。心温まる4つの女性のストーリーが展開される。もし、あの日あのときに戻れるとしたら、あなたは誰に会いに行きますか?


最新の投稿


『はらぺこあおむし』に会いに行こう! -「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」

『はらぺこあおむし』に会いに行こう! -「エリック・カール展 The Art of Eric Carle」

『はらぺこあおむし』や『パパ、お月さまとって!』でおなじみの絵本作家、エリック・カールさんの世界を堪能できる「エリック・カール展」の情報をお届けします。


バストの下垂、原因は加齢だけじゃなかった!

バストの下垂、原因は加齢だけじゃなかった!

バストの下垂は歳を重ねると自然と起きてしまうこと、避けられないこと、と諦めないで。バストの下垂は日々の細かい努力で防ぐことができます。バストの下垂を予防し、何歳になっても美しいバストを保つ習慣をご紹介します。


頭皮のたるみは顔のたるみに……今日からやりたい美容師に聞く「頭皮ケア」

頭皮のたるみは顔のたるみに……今日からやりたい美容師に聞く「頭皮ケア」

加齢による頭皮の変化のひとつに「たるみ」があります。頭皮も顔と同じようにたるみ対策をすることでエイジングケアに効果が期待できます。毎日手軽にできる頭皮ケアをご紹介します。


5月発売のコスメをチェック!【今月の「推しコス暦」】

5月発売のコスメをチェック!【今月の「推しコス暦」】

パンピューリからは天然素材のフットマスクが登場。サンセット クルーズ アイ パレットはメイクをランクアップさせてくれそう。紫外線ケアはヘアもお忘れなく! アヴェダのスカルプラインをチェックして。ジュリークのローズミストが数量限定で発売。エスティ ローダーのリップスティックの刻印サービスは使ってみたい!


不倫は「一番大切なもの」を奪っていく【いい女.bot 連載】

不倫は「一番大切なもの」を奪っていく【いい女.bot 連載】

不倫をすると私たちにとって「一番大切なもの」がなくなってしまいます。それはなぜなのか、なくすとどうなるのか。いい女.botさんが寄稿します。